《引きこもりLv.999の國づくり! ―最強ステータスで世界統一します―》魔王のガキんちょがこんなに可いとは聞いてないんですがそれは
「な……」
この出來事に一番驚いたのはアルスだった。
ーー防がれた。
勇者アルスの必殺技、ユグドラシル・デュアル。
修行に修行を重ねた、渾の一撃。
そこらへんのザコなら、一振りだけで何十も殺せるほどの大技のはずだ。
なのに。
突然現れた男は、二つの指で剣の切っ先を完全に抑えこんだ。怪我を負っているようすもまったくない。
やがて、しゅううというけない音を鳴らしながら、緑の輝きが薄れていった。魔の効果が切れたのだ。
「ば……馬鹿な……」
信じられなかった。これほどの者がいようとは。
だからアルスは、ごくごく自然に、男の正が気になった。
「おまえ……何者だ」
「いや、ただの村人だけど」
「「なわけあるか!」」
アルスとロニンが同時にんだ。
勇者の大技をけてビクともしない者が、まさか村人であるはずがないと。
「強き者よ。せめて名前だけは教えてくれないか」
「めんどくせーな。シュン。シュンだよ」
シュン……
アルスはその名を頭のなかで何度も反芻した。
「おらよっと」
謎の村人ーーシュンは勇者の剣を押しのけた。アルスは悲鳴をあげて後退するも、なんとか勢を立て直す。
ーーありえない。まさかこの俺がいいように遊ばれるなんて。
いまだ事実をけれられないアルスだが、しかし、いつまでも現実逃避しているほど彼も馬鹿ではない。
「……この際、おまえのデタラメな強さは放っておこう」
悔しさを無理やり抑えつけ、アルスは話題を変えた。
「だが、自稱村人よ。いったいどういうことだ。なぜ俺の攻撃を邪魔した」
ユグドラシル・デュアルが命中すれば、確実に魔王の娘を殺すことができた。
シュンさえ邪魔しなければ、世界に平和が取り戻せたのに。
いったいなぜ。
なぜこんな蠻行を。
そんなアルスの疑問に、シュンは右拳を突き出しながら答えた。
「決まってんだろ。あんたをぶっ飛ばすためだ」
「……は?」
「魔王の子、ロニン。あんたは俺の村を襲うだけでは飽きたらず、こんな小さい子をいたぶるクズ野郎だ。俺がぶっ飛ばしてやる」
真剣きわまる表で、シュンは高らかに宣言する。
ーーいや、どゆこと?
アルスはたっぷり數秒間、目をぱちくりさせた。
魔王の娘、ロニンをぶっ飛ばす。この部分はおおいに同意できる。というより、アルス自が、これからそうしようとしていた。
なのに。
あろうことか、シュンはアルスに対して、敵愾心てきがいしんを剝き出しにしている。
そこまで考えて、アルスはひとつの結論に至った。
「イヤイヤイヤ! ちげーよ! ロニンはそこの! 俺は《勇者》だよ!」
「っへ?」
今度はシュンが目をぱちくりさせる。
「でもこの子、の子じゃん。魔王の子どもとかナイナイ」
「だからなんなんだよ! そいつのをよく見てみろ! 尾があるだろ!」
「……あ、たしかに」
ここで初めて、シュンは自分の勘違いに気づいた。
そう。
尾があるのは、モンスターの証。
つまり、この可いの子はモンスター……そして、魔王の子だ。
「……マジかよ」
シュンは小さく呟いた。
僕はまた、あの鈴の音を聞く
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