《引きこもりLv.999の國づくり! ―最強ステータスで世界統一します―》謎の村人
ーー逃げねェか。
シュンは心のなかで悪態をついた。
レベル999の魔法攻撃力。
それを発してみせれば、モンスターたちはいっせいに逃げ出すと思っていた。
彼我ひがの実力差は、奴らとてよくわかっているはずだから。
実際にもゴブリンたちは尾を巻いて逃げ出した。
ゴブリンの一が「てったーい!」とんだのを皮切りに、土煙をあげながら退散していったのである。
まあそれが正しい判斷といえよう。
ゴブリンの場合、シュンの攻撃の余波すら耐えられない可能がある。だから逃げるのが正解だ。
なのに。
彼らの上司たるディストは逃げる素振りさえ見せない。
むしろさっきより闘志が上がったようにさえ思える。
シュンは思わず乾いた笑みを浮かべた。
この危機的狀況にあって、逆に志気を高めるとは。よほどロニンが好きなのだと思われる。
ただっ広い草原に、シュンとディストだけが向かい合っていた。
気づけば、さっきまで高い位置にあった太が、オレンジとなって沈み始めている。
どこからか冷たい風が吹いてきて、シュンは思わずを震わせた。
「村人よ。さっきの言葉は噓だな?」
ふいにディストが尋ねてきた。
「……さあ、なんのことかね」
「その目つき。魔法を扱えない者の気迫ではあるまい。わざと噓をついたのだな」
「…………」
シュンは答えない。
「なぜだ。なぜそんなみっともない噓までついて、我々を逃がそうとしたのだ」
「あーあ、うっせえなぁ」
シュンはぼりぼりと後頭部を掻いた。
「くだらねェこと聞いてねえで、さっさとかかってこいよ。俺が憎いんだろ?」
「…………」
今度はディストが押し黙る番だった。
わからなかったのだ。
このシュンという謎の村人が。
ロニンを拐しておいて、この中途半端な優しさはなんなのだーーと。
いや。正確には信じたくなかった。
シュンという謎の男は、極悪かつ怪奇な格で、だからこそロニンを連れ去ったのだと。
あってはならない。この拐犯が、戦闘面でも神面でも、この俺より上回るなどということが。
次の瞬間、ディストはんでいた。
そうしながら、シュンに向けて駆けだした。
そのまま剣を抜き、全力の一撃をーー
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