《引きこもりLv.999の國づくり! ―最強ステータスで世界統一します―》意外な一面
ふらふらと王都を歩いていると、ふいに目に止まる施設があった。
ーー孤児院。
周囲の家屋とは違い、木造による建だ。ところどころ古びており、木の黒ずんでいるところが見けられる。
ーーこんなところに、孤児院……?
不思議に思ったシュンは、特になんの理由もなく、古ぼけた扉を叩いた。
「はーい」
そうして扉を開けた人を見たとき、シュンは激しくせき込んだ。
「おまえは!」
「あなたは!」
相手も同じく目を見開く。
「セレスティア!」
「シュンさん!」
★
「なんだ、試験にいねぇと思ったら、こんなとこにいたのか」
薦められるままにリビングの椅子に座りながら、シュンは言った。
「まあ、ね」
とセレスティアは自も椅子に座りながら言った。
「私の適正なんて調べるまでもないからね。試験なんかより、ここにいたほうがよっぽど有意義」 
「……ただのボンボンじゃなかったってことか」
いわく、この孤児院そのものも、セレスティアみずからが建設するように命じたらしい。予算の関係でそこまでの資金を投じることはできなかったようだが。
そして王都周辺を馬車でまわり、地道に孤児を探しまわっていたのだという。
見れば、キッチンのシンクには子ども用の小さな皿が所狹しと並んでいる。壁には似顔絵と思わしき絵が並んでいた。
ーーやっぱり見間違いじゃない。ここは疑いようもなく孤児院だ。 
「なによ。意外な一面を見たって顔ね」
セレスティアがむすっとしたように言う。
「まあ、さっきはただの高飛車なにしか見えなかったからな」 
「高飛車……さっきといい、私に向かって、ずいぶんな口ね」
そのときだった。 
お姉ちゃーん! と。
ひとりの児がセレスティアに駆け込んできた。
ーーあのね、あのね、ミチルくんが意地悪ばっかりするの。
ーーあら、大変ね。あとでしっかり言っておくから、安心して遊んできなさい。
ーーうん、ありがとう、お姉ちゃん!
- 連載中78 章
沒落令嬢、貧乏騎士のメイドになります
アニエス・レーヴェルジュは美しく、気位の高い伯爵令嬢である。 社交界の麗しの薔薇と呼ばれた彼女は、高嶺の花であった。 一方で、騎士である貧乏貴族のベルナールは、夜會の晩に生まれや育ちを嘲笑うような蔑んだ目でアニエスに見られたことを根に持っていた。 ――最悪の出會いから五年後、アニエスの家は突然沒落する。父親の不祥事が原因だった。 周囲の人々は冷ややかで、何もかも失ったアニエスに手を差し伸べたのは、ベルナールだけだった。 彼は使用人として働くならば、衣食住を保証すると言った。 提案を受け入れるアニエスを見ながら、ベルナールは一人、ほくそ笑む。 「――ざまあみろ、お嬢様、うちでこき使ってやる!!」 しかしながら、一緒に暮らし始めて、アニエスの本當の姿が判明する。彼女はベルナールが思っていたような娘ではなかったのだ。 仕返しのつもりで家に招いたのに、予想の斜め上の展開となる。そんな元令嬢と不器用な騎士の、ほのぼの戀愛物語 表紙畫像:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)
8 188 - 連載中193 章
スキルゲ
暗闇で正體不明のモンスターに襲われた主人公(王越賢志)は謎の少年 滝川晴人に助けられる。 彼の話では一度でもモンスターに襲われた者は一生、モンスターに襲われ続けるという。 モンスターに対抗するには、モンスターを倒し、レベルを上げ、スキルと呼ばれる特殊技能を手に入れる事。 ゲームの世界に迷い込んだような錯覚に陥りながらも賢志は、生きるためにモンスターと戦う事を決意する。 新作?続編?番外編? ともかく、そういうものを書き始めました。 ↓ スキルゲ!! http://ncode.syosetu.com/n9959ch/
8 196 - 連載中185 章
3人の勇者と俺の物語
ある世界で倒されかけた魔神、勇者の最後の一撃が次元を砕き別世界への扉を開いてしまう。 魔神が逃げ込んだ別世界へ勇者も追うが時空の狹間でピンチが訪れてしまう。 それを救うのが一ノ瀬(イチノセ) 渉(ワタル)、3人の少女と出會い、仲間を得て、 魔神を倒す旅へ出る。 2作目の投稿となります。よろしくお願いします!
8 71 - 連載中75 章
異世界はチートなカードで乗り切ろう!?
中學3年の夏休み、部活帰りの途中に不慮の事故で亡くなってしまった主人公、対馬(つしま) 空(そら)は神にミスだったと謝罪される。お詫びとして異世界に転生させてもらえることになった。(ついでにチートスキルも貰った) そして、のんびりと異世界ライフを堪能……できない?! 不定期更新です。一月以上更新しないこともあるけどその時は許してね☆(なるべくそうならないように努力します)
8 103 - 連載中525 章
コミュ障だけど転生したし、なんだかいけそうな気がします!!
ある日から不登校になってしまって家でゲームばかりしていた少女にゲームの運営からあるプレゼントが屆く。 「プレイ時間が一定數以上のプレイヤーの中で抽選してあなたが當選しました」 中には可愛いスキンとかわいい裝備しかも能力はどれも飛び抜けていた。 ついでに頼まれた変な質問が多いアンケートに答えていざログイン! ゲームのバグかそれとも………ってやっぱり私転生しちゃったの!? 私、何年も人と會話すらしてない、というかそもそもコミュ障だから人に話しかけられないんだけど!! 神様からもらったかわいい見た目と飛び抜けた能力の裝備があるから平気?ほんと? 確かに、せっかくつまらない現実じゃなくなったんだし!今までいなかった友達も欲しい!勇気、出してみようかな。そう思うとなんだかいけそうな気がしてきた!! 時には癒し?時にはピンチ!?いきなり異世界にとばされた少女がコミュ障ながらも色んな出會いをして沢山の人と仲良くなっていくお話です。 小説家になろうでも書いてます。
8 81 - 連載中326 章
魔法が使えないけど古代魔術で這い上がる
地元で働いていた黒川涼はある日異世界の貴族の次男へと転生する。 しかし魔法適正はなく、おまけに生まれた貴族は強さを求められる家系であった。 恥さらしとバカにされる彼は古代魔術と出會いその人生を変えていく。 強者の集まる地で育ち、最強に鍛えられ、前世の後輩を助け出したりと慌ただしい日々を経て、バカにしていた周りを見返して余りある力を手に入れていく。 そしてその先で、師の悲願を果たそうと少年は災厄へと立ち向かう。 いきなり最強ではないけど、だんだんと強くなる話です。暇つぶしになれば幸いです。 第一部、第二部完結。三部目遅筆… 色々落ち著いたら一気に完結までいくつもりです! また、まとめて置いているサイトです。暇潰しになれば幸いです。良ければどうぞ。 https://www.new.midoriinovel.com
8 113