《進化上等~最強になってクラスの奴らを見返してやります!~》第三十五話 お説教です!
メリルとの會合の次の日、俺たちは朝食を軽く済ませ、ギルドの方へ赴いた。
今日は依頼の為に早めに依頼主の元へ行く予定だ。
「あ、ヒカルさん。お待ちしていましたよ」
「ああ、何かあったのか?」
「いえ、何かあったのかと言えばそうなのですが…………実は今回ヒカルさんが一緒に護衛するパーティーがまた問題を起こしてしまって」
なるほど。先ほどからギルドが殺気立っているのはそのせいか。
「で? 俺は何かした方がいいのか?」
「別に大したことはお願いするつもりはないのですが、できればあのパーティーの言は無視しておいてほしいんです」
「無視だと?」
「はい。彼らはどういうわけかほかの冒険者たちをやけに煽っています。挑発に乗った冒険者が先に手を出したせいで責任追及されるのは子ども達の方ではなく冒険者たちの方になってしまいます」
確かにいくらうざったいガキだとは言え、見た目は子供だ。子供に手を出したら追及されるのは大人の方に決まっているからな。なかなか考えたモノである。
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まあ、俺から言わせてもらえばそんなことはどうでもいいのだが。
「つまり無視しておけばいいんだろう?」
「そうですね。無視しておいた方が面倒なことは起こらないでしょう」
ま、相手の出方次第だがな。
「わかった。忠告謝する」
「はい。それと依頼主は東門のところで待機しているとのことですので、遅れずに向かってくださいね」
俺はその報に謝の意を述べ、ギルドを後にした。
その際、どこからか視線をじたが、特に気にすることもなくその場から去ることにした。
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ギルドを出てから飯を食い、必需品となるものを最低限集めてから、依頼主がいる東門へと向かう。
遠めでもわかるとおり、大きめの馬車と二頭の馬。依頼主と思わせる男と複數の年が見けられる。
…………あれが問題児パーティーか。
ぱっと見、それなりに良い裝備をに著けているし、子供にしてはバランスのいいパーティーだろう。
問題があるとすれば、自分たちの力を信じて疑わない傲慢さがにじみ出ているところか。
まあ所詮は子供なので俺たちの相手に等ならないのだが。
とりあえずここにいても仕方がないので依頼主であろう男に話しかける。
「すまない。皇都まで護衛依頼を出したのはあんたで間違いないか?」
「はい、そうですけど、あなたは?」
「俺もこの護衛の依頼を引きけた冒険者だ。名前はヒカル。こっちはリーナだ」
そうやって指さした先にいるリーナ嬢はさきほど屋臺で購した焼き鳥を頬張って満足げな顔をしていらっしゃる。てかお嬢それでもう五本目だぞ。流石に喰い過ぎじゃないか?
「冒険者ランク自は低いが、腕には自がある。よかったら引きけさせてもらえないだろうか」
ギルドの依頼の大半は、ギルドで依頼をけた後依頼主から依頼をけていいかどうか判斷してもらう必要がある。
討伐依頼なら基本的にだれでもOKな空気がじだが、護衛や採取系の依頼になるとどうしても本人のえり好みがある場合が多い。
「構いませんよ。守ってくれる人たちが多ければ多いほど安心が違いますからね」
そういってニコリと笑う依頼主。隨分とイケメンじゃないか。ぜればいいのに。
そんな俺の思いを知らず、々と話を進めていく依頼主。
リーナはいまだに焼き鳥を頬張っているので、仕方なく俺一人で話を進める。
「オイてめぇ。いきなり表れたと思ったら俺たちを放置するとはどういった了見だ? あぁ?」
後ろから聲をかけられるが、無視する。依頼主も無視する方向で俺と話を合わせてくる。
俺が無視するのを気にらないのか、々と俺にちょっかいを出してくる。
だが、すべて無視する。俺にこういった嫌がらせは無意味だ。
いい加減キレてきたのか、言ってはいけないことまで言ってしまった。
「おいそこのクソ野郎! いい加減にしねぇとそこにいるてめぇの犯すぞ!」
周りにいた取り巻きたちもニヤニヤと笑っているだけで止めようとしない。唯一パーティーの花とも呼べるべきの子はどうするべきかおろおろしているが……………。
クソガキ……てめぇ今なんつった?
俺は気づけば全力でガキの毆っていた。
「ゲボハァァ!?」
俺のステータスに任せた全力のグーパンに反応しきれず橋の壁まで吹っ飛んだ。―――――全力と言っても無意識に力は抑えられているので、そこまで大した怪我は負わないだろうがな。
そんなことは知らない取り巻きたちと依頼主も呆然としている。
しかし、そんなことはどうでもいい。重要なことじゃない。
重要なのは…………
「お前達がリーナに手を出そうとしたことだ」
確かに付嬢には無視するようにと言われていたが、俺だけでなく、あまつさえリーナにまで手を出そうとするのだけは、何が何でも許せない。
「自分がどれほどの愚かなのか、俺自ら貴様に叩き込んでやる」
俺はそう言って雪雫を構える。
その時―――――。
「ヒカル。やりすぎ」
リーナに手を引かれて止められてしまう。
俺はリーナの顔を見てしだけ冷靜になる。
……ちょっとやり過ぎたか。
男の子は既に俺の殺気に當てられて気絶してるし、取り巻きの子もガタガタと震えている。
「お、驚きました。隨分とお強いんですね」
驚きから立ち直ったのか、依頼主がそう俺に投げかけてくる。
「意外か?」
「ええ。このパーティーは最年のパーティーでCランクとそれなりに強いと聞いていたので」
確かにつきや立ち方からみても素人じゃないし、それなりに強いのはわかるんだよな。
ま、俺の相手にはならなかったがな。
「まあそんなことは置いておくとして、そろそろ出発しないか?」
「そうですね。そろそろ出発しましょうか」
俺は壁に寄りかかって気を失っている子供を抱え上げて馬車の中に放り込む。
それを見ていたほかの取り巻き達も急いで出発の準備を始める。
流石Cランクというだけあって準備スピードもかなり速いものだった。
「よし、では出発します!」
さて、戦爭する前に到著したいものだが、どうなるかね?
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