《神の加護を持つ死神》第1回キラリとの同室を決めよう大會
「私がいってやるのじゃ!」
「エル行くの〜!」
「我がいこう」
「儂が行ってやるのだ!」
「私が行きますよ。キラリ様もそのほうが良いですよね?」
ズルい。
そんな可い顔で上目遣いされたら斷るものも斷れないじゃないか。
ってそれは置いといて、ということで俺達は豪華客船の旅の途中に船に來ています。
とりあえずそこまでの話をしましょう。
アルベルト行きの豪華客船はとれたものの出発までは3日間あるということなので、その間に俺達はやるべきことをしておいた。
新しい食料の調達。
これは無限収納アイテムボックスがあるのでどれぐらいでもあって良いだろうということで。
練に使える寶石類や魔石類の調達。
これはみんなには緒だがしたいことがあるので結構な量を。
そのためにこの都全てのそいう系統の店を回ることとなったがまあ良いだろう。
ロタンへの武。
ロタンは一応元神で、水竜のもののステータス値は全て余り高くない様なので。
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大エル以上、流奈のステータス未満ぐらいの強さだというのでまあまあ強いとは思うがこのパーティーで戦うのにはチョィと厳しそう。
エルも付いていけないだろって?
そんな訳ないだろう。エルは魔法がズバ抜けているので戦えているぞ。
もし無理だったら非戦闘要員、もとい俺専用癒し係(妹版)に任命するのでエルは全然大丈夫なのである。
……話が逸れたが、俺はロタンを手っ取り早く強くするために結構強めの武をプレゼントした。
武は威力重視ということで変化型マシンガン&スレッジハンマーをあげた。
この変化型マシンガン&スレッジハンマーの説明をしよう。
これは二つという意味ではない。
ひとつのからこのふたつになるのだ。
まずはマシンガンタイプの方から。
こっちは一応元のモデルがあり、ベルギーで作られていたものだ。
M249SPW、通稱ミニミと呼ばれていた。
これの細かい説明は後だ。
……たぶん、後でやるから(確定ではないよ)。
スレッジハンマーの説明。
こっちはモデル無し。
完全に俺のオリジナル作だ。
は黒(マシンガンも黒なので変えることは不可)。
細かな説明を省くとして結構デカイ。
ロタン2.5人分。
そして見た目通り重い。
普通の人では持てないだろう。
というかロタンでさえ持てないだろう。
それは俺も分かっている。
なので渡す時に膂力を付與しておいた。
なのでロタンは変化型(ry を軽々と振り回している。
端から見れば凄い絵だろう。
黒髪のの子ババアが自分よりも大きな変化型(ry を振り回しているのだから。
で、その使った想を聞かせてもらい、俺はその部分を直したり改造しながら3日間を過ごした。
そのおで良い武ができたと思う。
そんなことをして豪華客船に乗る日が來たので俺達は船に乗った。
アルベルトに行く人は今回は多かったため予定よりも大きな船だった。
ただでさえ豪華客船なのでデカイのにそれよりもデカイので俺は結構驚いていた。
乗る場所の近くにいた乗組員にこの船のことを聞いてみるとんな報が聞けた。
この船は全長10キロメートルあるそうで小さな島や國よりもデカイそうだ。
そして作ったのは、ライ・スランダスという人らしい。
なんでもこの人は20歳の時に〝不老〟のスキルを手にれ、400年生きてきたと。
その400年間でを作るという技を學び世界一の大工へとなったのらしい。
どれぐらいと聞いてみると、「噂でしか知らりませんが、この船のようにここまでデカイ船は世界にも片手で數えれるぐらいしかありませんが、その船を全部作ったそうです。それも一人で」というのが返ってきた。
それを聞いてなのだが、俺の職業、練師の下位互換をそのライ・スランダスという奴は持っていたのだと思っている。
下位互換という言葉が合っているのかは知らないが……ていうか今はこれはどうでも良いか。
そう思った理由は練師とかの類たぐいの職業でなければこんな船を一人で作ることなんて無理だからだ。
まあ予想なので外れているかもしれないが。
「早く乗ろうなのじゃ!」
「乗りたいのです〜!」
「もう言っても良いのか主人?」
「カカッ、皆元気なのだな」
「ふふふ。そうですね」
お前ら、しぐらい待つことが出來ないのか。
話していたと言っても経ったの1時間ぐらいだろうが。
「「「「「長い!!!」」」」」
……今、考えると普通に長いなぁ。
船の前なのに1時間の放置プレイ。
キツイだろうなぁ。
ていうか俺が話し込むの珍しいな。
実に1年ぶりとかだろうか。
いや、もしかしたらそれ以上あるかもしれないし、それ以下もありそうだな。
「じゃあ乗るか」
「やったのじゃ〜! 一番乗りじゃ!」
「エルが一番乗りになるの〜!」
「もう誰かが乗っているだろうから一番乗りは無いだろうがな」
「……そいうのは言わないほうが良いのだ。ヘーニル」
「まあ良いではないですか」
ってじでアルとエルは走って船に乗って行き、その後を歩きながらだが追うようにしてヘーニルとロタンとソラが船に乗って行った。
殘された俺。
さみしぃ。
「ありがとうございました。參考になりました」
「いえいえ。それよりもお連れ様の後を早く追っていたあげてください」
「はい。では」
「良い旅を」
スッゲェ、良い人だったな。
世の中にはあんな人もいるのだな。
関心、関心。
ってそれよりも早く追いかけようか。
あいつらどこいったか探さねぇとな。
……えぇ、結果は直ぐに見つかりました。
まさかまさかの船の中で待っていてくれてました。
あの人達がですよ。
あの元気っ子×2に知的×3がいるようなパーティーの方々がですよ。
知的は全然ましなのだが、元気っ子×2がまさか待っているとは。
いつも危なっかしく超き回る娘を見守る親の様な気分になってしまうのに、いまは関心から一周回って不安でしかない。
何か危険なでも食べてしまったのだろうか……。
もし、そうでないなら……
奇跡だ。
まさに奇跡だ。
「酷い良い草じゃなぁ!」
「そうなのですぅ〜プンプン!」
「すまんすまん。本當の事だったから」
「むぅ〜!! じゃな!!」
「そうなのです〜むぅ〜!」
頬を膨らませて怒っている姿、超可い!
あっ、エルだよ。
アルも可いけどアルだしな(笑)
二回も言うけどアルだしな(笑)
「最低じゃ!」
「まぁまぁ」
「何がまぁまぁじゃ!」
まあ本當は……エル並……いや、エル以上に可いなんて口が裂けても言えないわ。
おっと。
こんなことよりも全員が待っていたのは絶対に何か理由があるからなのだろうと思っていたのに聞くの忘れてたわ。
「で、どうして待っていたんだ? 別に先に行っててくれても良かったのに」
「まあ理由は特にないのじゃ」
「ただキラリお兄ちゃんを待っておこう的なノリになった訳なの〜!」
「的なってって。そんな口調で話したら駄目だろうが」
「はいなの〜!」
エルに厳しいって?
そりゃあ、エルにはアルの様なクソみたいな大人になってしくないからな。
もっと純粋で可い子に育ってもらわなければ。
それよりも、てきな、で待たれたのかよ。
……まあ特に理由が無くても待っていてくれたのは嬉しいんだけど。
「じゃあ部屋に行こっか」
「予約では二人部屋を三つだったのじゃったな」
「ああ。俺とは……誰だっけ?」
そう俺が言った瞬間、全員がギロッというように俺の方を向いた。
怖ぇよ。
マジで怖いよ。
達に見られて嬉しいけど顔がぁ。
まあ人は顔が怖くなっても綺麗だがな。
「ど、どうしたんだ? 一斉にこっちを向いて?」
怖くて言葉が震えてしまった。
威圧半端ないんだよ。
「はははは!」
「ふっふっふ!」
「はっはっは!」
「カカッカカカッ!」
「ふふふ。ふふふふふ!」
みんな不気味な笑い方始めたよ。
そして周りの方、殆ど気絶してるよ。
……後で謝っておこう。
それよりも今は自分の心配だな。
正直言って、ヤベェ。
止めなきゃいけない気がするが、止めれそうにもないので今は大人しく見ておこう。
「私がいってやるのじゃ!」
「エル行くの〜!」
「我がいこう」
「儂が行ってやるのだ!」
「私が行きますよ。キラリ様もそのほうが良いですよね?」
それで、今なのだ。
これが今の現狀の元なのだ。
「お、俺は誰でもオッケーだぞ」
「じゃとよ。ヘタレはほっといてどうするのじゃ」
「勝負ですぅ〜!」
「本當に我が主人はヘタレだな」
「カカッ。ご主人様ヘタレだったのだな」
「はぁ〜。キラリ様は変わらないですね」
酷い言われようだ。
まあ実際にそうなのだがな。
神の耐ついているのに何故なのだろう?
……良く分からないな。
このシステムの世界は不思議がいっぱいだ。
「現実逃避しないのじゃ」
まあまあ。
「で、どうやって決めるのじゃ?」
「ここですとんながあるようなので勝負出來るものは多いですよ」
「じゃあ、カジノはどうだ」
「カジノですか」
「ああ、カジノで一番稼いだ奴が俺との同室ってルールだ」
良い案だろう。
そう俺が言うとソラから痛い一言が返ってきた。
「それってキラリ様がただカジノに行きたいだけですよね?」
「うっ!」
神的ダメージを食らって俺は瀕死。
チーン。
「だから現実逃避するなのじゃ!」
「まあ主人はほっとくとしてカジノは良いかもしれないな」
「そうじゃな。カジノでは運が試されるのだからな。儂が勝てるのだ」
「うん? ロタンが勝てるわけないじゃろうが!」
喧嘩発。
俺はどうやら一番やってはいけない案を出してしまったようだ。
俺の運命はどうなることやら。
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