《神の加護を持つ死神》初めての依頼
「あー、腹たつー」
「マジでなのじゃ。何が嬉しくて薬草の採集で森で彷徨わなければならないのじゃ」
「いやいや。主人あるじとアルが詳細地図マップを使わずに初の依頼をけたいとか言ったからだろうが」
「そうなのですぅ〜」
「ぐっ!!  エルに責められた……!」
エルに責められた影響で俺、倒れる。
「あわわわ。キラリお兄ちゃん……!!」
「……あれは放っておいた方が良いのだ?」
「はい、そうですね。完全にキラリ様の茶番なので」
おい、茶番とはなんだ、茶番とは。
これは歴とした悲しさを表す方法だぞ。
…………。
流石にもう止めよう。
そう思い立ち上がった俺は、またソラのさり気なく傷付ける言葉を浴びせられる事となったが……まぁ良い。
それよりも、今の狀況だ。
しっかりと後日に々として見事、冒険者として認められた俺たちは、依頼をけていた。
初依頼なのだ、初依頼。
まぁ、その容は簡単なのだが。
無理を言って、俺たちはSランクなのだが初めの依頼でもあるEランクの依頼をけさせてもらえる事となったからである。
Sランクからの依頼でも良かったのだが、やっぱりここはな?
しっかりと初めの依頼をけたいだろ。
実力があるからと言って、ゲームで初めの依頼をけずに高ランクの依頼をけるなんてことはしないだろ。
そういうのは俺の中のマナーを違反しているのも同然だ。
というか、違反している。
という事で、俺たちは初めの依頼はEランクの初歩的な依頼をけることにしたのだ。
……そう言った時に「えっ、マジで?」という不安がられる目を向けられたが。
俺もそういう事はしっかりと守るんだからな!
「はいはい。キラリは偉いのじゃ」
「子供扱いすんな」
そう言って、俺の頭をでているアルの手を追い払おうとした。
ーーしかしだ。
ーーしかしだ。
凄い力を加えられていて、全くかない。
加護のおで分かるが、こいつ、力の他にも魔法で空間的に手を固定したり、重力を自分に掛けてきにくくしたりと、反則技を使ってやがる。
昨日覚えたエルのオリジナル魔法【消えよディサピアー】を使っているのだが、魔法は消える気配がない。
……なに? マジで。エルが使ったら消えたよね?
俺の場合のコレどうして消えないのかな?
怖いんだけど……。
「ふふふふ……!!」
「いや、マジで怖ぇえよ!!」
そう言っているのだが、どんどんアルの笑みは増えていく。
……あー、これ分かったわ。
手を退けさせようとするな、っていう警告なのね。
俺はすんなりと頭をでられることをけれろっていう。
「はぁー……もうなんもしないわ」
そんな溜息と諦めを言い、俺は素直にそれをけれた。
アルの笑みは怖ったらしいのから、どんどんと優しい笑顔に変わっていく。
……多分、アルが初めやろうと思っていたのは揶揄いの頭でだろうか、途中から普通に趣旨が変わったと思う。
揶揄いでこんな笑顔になるわけないしね。
……まぁ、ちょっと可いから良いけど。
「……さっさと依頼を終えたいのだが」
「そうなのだ。そんで帰ってソラのご飯を食べたいのだ」
「ふふふ。ありがとうございます、ロタン様」
本當にさっさと帰りたそうな雰囲気を出しているヘーニルとロタン。
もう、「何でついて來たんだ」とか聞きたいが、それもこれも全て俺が悪い訳なので言えない。
初依頼はやっぱり全員でだろ、なんて言ったんだしな、俺が。
というか最近、ロタンがソラの作るご飯にハマって來ている。
ソラの作るご飯は他とは比べにならない程味しいく、ハマってしまうのも分かるのだが、ロタンのはその域を越している。
溺とでも言うのだろうか?
それを食べなければ死んでしまうとかまで言いそうなぐらいにソラの作るご飯にハマってしまっているのだ。
まぁ、ソラもそれがし嬉しそうだし、放ってはおいているのだが。
……やっぱり、作った料理が褒められるのは嬉しいことなのだろう。
俺も今度してみおう。
「はい。楽しみにしております」
……聞こえていたようだ。
というか、心を読んでなのだろうがな。
「まっ、いっか。それよりもさっさと依頼クリアするか」
そう呟き、俺は依頼クリアの為に、薬草を探し始めた。
もとい、どうにか迷子からけ出すことにした。
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