《異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした》冒険者組合と割れた水晶

しかし……さっきは災難だったな

まぁ別に大した問題ではないだろう

俺は一応『気配察知サーチ』と『世界地図マップ』を使い尾行がいないか確認する

良かった

どうやら尾行はいない様だ

誰かに付けられてるなんて面倒な事この上ないしな

「ユート!目の前のあの大きな建が『冒険者組合ギルド』ですよ!」

アルカは指を指し飛び跳ねる

……さっきまでビビりまくってたやつとは思えない程元気だな

まぁ別に特に気にする事もなく

「ほへー、隨分とデカイ建だな、あそこにある王城に引けを取らないんじゃないか?」

と俺は冒険者組合ギルドの建の向こうにある王城を指さす

「いえいえ王城程の建なんてそうそう作れませんよー何てったってあの四賢者の1人のシオン様が作ったのですから」

王城はもっとでかいのか…

王城は凄くデカかった

東京ドーム何個分だあれ?

と冗談めいた事を考えていると冒険者組合ギルドの建に著いた

そして俺は冒険者組合ギルドの扉を開く

すると中はデカイ酒場の様で人で賑わっていた

「ユート、私はあちらのカウンターで依頼達クエストクリアの報酬を貰ってくるのでユートはあっちの冒険者登録のカウンターに行っていてください」

「ん、手短に済ませてくるよ」

そう言うとやっとアルカは手を離してくれた

正直手がし痺れている

そして俺は冒険者登録の為のカウンターに行き付嬢に聲をかける

「すみません、冒険者登録をしたいのですが…」

「ようこそ!冒険者登録ですね?では先に登録手數料として銀貨十枚になります」

ここでこの世界の通貨の説明をしておこう

白金貨=10000000円(一千萬円)

金貨=100000円(十萬円)

銀貨=1000円(千円)

銅貨=100円(百円)

となっている

つまり冒険者登録に必要な手數料は一萬円と言うことになる

……し高いと思うだろうがこれくらいどうと言うことはないのだ

冒険者は命の危険がある仕事だ

つまりし高めに設定しないと雑魚がホイホイ登録して冒険者組合ギルドの評判を落とさない様にしている

「これで足りるか?」

と俺は事前にアルカから貰っていた銀貨十枚を付嬢に渡す

……後でちゃんと返さないとな

「はい!十分です!次に『冒険者の証ギルドカード』を作するのでこちらの水晶に自分の魔力を注いでください……あっ!魔法は使えますか?使えない場合は他にも木で作られた人形に攻撃をしてもらう方式をとりますが」

「いや大丈夫だ、問題ない」

俺はここで人形を毆る方式をとっていればまだ間に合ったのかもしれない……

「はい!それではどうぞ!遠慮なく注いでください」

付嬢は萬遍の営業スマイルで勧める

そして俺は水晶を見つめ魔力を注ぎ込む

……だが俺は自分の異常なステータスの事をど忘れしており気づいた時には遅かった

パリーン!

俺が魔力を注ぎ込んで直ぐ水晶は割れてしまった

跡形もなく々になる勢いで……

「……やっちまった」

俺は後悔したが遅かった

そして付嬢の方へ視線を戻すと

そこには顔が引きつっていた付嬢がいた

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