《異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした》己の墓と見抜かれた必勝
【第三ゲーム・親ユート/ベットタイム】
殘りチップ
ユート&アルカ→101枚
パサル&ゼロ→1枚
クロウディア&オウミ→0枚
まき→32枚
「さてと…俺は當然100枚を賭けるんだが…」
「まきさんよぉ、まさかこの大勝負にたかだか30枚ぽっちという事は無いよなぁ?」
ユートはそう言ってわざとらしい挑発をして、まきにも更にチップの追加を求めるが…
まきはその程度の挑発には乗らないと斷言し、そのまま安全に30枚を賭けようとするが…
「まぁ良いぜ…お前が負けたいのならご勝手に30枚程度を賭けろよ」
―この男何て言った…負けたいのなら…だって?
「それは一…どういう意味なのですか?」
まきは手を止めてユートに問うが…ユートは不遜な笑を浮かべたまま何も語ろうとはしない
―唯々私の背後を眺めているだけ……ハッ!まさか…
まきはその何かに気付いたのか、顔を上げて答え合わせの様にユートの顔を見ると…言葉では表さないが…確かに言っていた
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―正解だ……と
「どうする? このまま俺がやっているイカサマ行為を公言すれば…立場が悪くなるのはお前なんだぜ?」
ユートのその一言がまきに突き刺さる…だがしかし
だがしかしだ、まきの思考は既にイカサマの誤魔化す事ではなく…何故バレたかを考え始めた
先程自分がクロウディアにやった様に単なるブラフか?
―否だ、だとすればこの男の余裕の笑みの理由が無くなる
油斷して見える様になってしまったか?
―否だ、そこまで油斷する程圧倒的な狀況じゃない
実はゲーム開始前から気付いていたか?
―斷じて否だ、その様な素振りまったくしていない
ゲーム開始から今に至るまでに変化したもの…
「年…齢……でも、若返った所でいったい何が…」
まきは必死に記憶を遡り考えうる全ての可能を仮定したが…どれも見當違いなものばかりであった
「俺は過去に…一度この世界に來ていたんだ」
ユートがそう言うとまきだけではなく…アルカやパサルを含むその場の全員が驚き、ユートを見る
「俺が5歳の頃だ、この世界のどこかに転移して…一年の時を過ごした」
「そして…見知らぬ土地で々な出會いがあった…當然…悲しい別れもな」
ユートは慨深い表で遠くを見つめる…思いにふけた後、ユートはまきを見て言う
「俺は元の世界に帰ってからな…この世界に來た影響かどうかは知らないが…しばらくの間見える様になったんだ」
「神棚にちょこんと座った爺さんとか…道端で貧乏臭い格好をしたおっさんとかな…」
まきは何の関係があるのか分からずにいたが…見え出したとユートが言った者達の共通點を見つけ気付く
「お前がこの年齢にしてくれたおで見える様になったよ…」
「9歳になってたら見えなくなっていたからな…助かったぜ」
ユートはそう呟いてまきの背後を指差しながら言い放った
「さっきまきが『ピンゾロ』を出すのに手を貸したんだろ?」
「そんな事しちゃいけねぇよな? 勝負事の神様が一人に加擔するなんて」
「そうだろ? 『遊戯神テノール』」
ユートがそう言うと…まきの背後に人影が現れ始めた
それは正しくユート達から年齢を撤収した張本人のテノールであった
「お見事です…ですが手を貸した訳ではありませんよ…」
「ただちょこ~っとまきさんの[運ラック]の値に手を加えただけですよ~」
テノールはクスクスと笑いながらまきのステータス畫面を公開する
すると…[運ラック]の項目が計測不要となっていた
ユートでも運ラックの値だけは変えられないからだ、運と言うのは人が生まれ付いて與えられるであるため、劇的に手を加える事は他に比べて本來は不可能に近い項目なのだ
「ですが…ユートさんは…いえ、アナタは言ってたじゃないですか」
「このまま賭けたら私が負けると…その拠は何なのですか!!」
まきは立ち上がりユートに食って掛かる…その目は先程まであった怯えのが消え去り…ただ単純にユートに対する【疑】のが強く表れていた
「俺は運に頼らずに『ピンゾロ』を必ず出す方法を知っている…例えパサルやクロウディアが失格になったとしても…俺とアルカは殘るからな…いつまでも『ピンゾロ』を出せる」
「それに対してお前は【運】という不確定要素に頼って出した『ピンゾロ』…當然いつかは他の目が出るだろうな」
ユートは嘲りを含めた笑みを浮かべまきを見る…ユートの理論は正しい…確かに自分はいつか他の目を出すかもしれない
―だが…この男は自ら墓を掘った!!!
「貴方は今公言しましたね? 必ず出すと…ギャンブルにおいてそんな事はイカサマを使わないと有り得ないんですよ!!」
「イカサマがわかった以上、貴方の負けですよ!! 必ずそのイカサマの現場を捉えて…『それは無理だな』」
まきは息を荒らげ、目を朦朧とさせながら言うが…ユートによって言葉を遮られる
「お前さぁ…何か勝手にルールを作ってないか?」
「事前に確認した時にさ…不正発覚は敗北とする…とか言ったか?」
ユートは指を指しまきにそう問い詰める……そんなルール…一切合切確認もしていない
「大さ…そんなルールがあったらお前もう負けだろ?」
まきはその場から崩れ落ちる…墓を掘ったのは自分自だったのだ
「そういう事だ…だが…このまま終わらせるのも味気ないよなぁ?」
ユートのその一言に、まきは顔を上げた
「仮にもこれは優勝を決める為の戦いだ…決著が付きませんでしたなんて國民に言えるわけが無い」
「そこでだ、これからちょこっとだけ俺が考えたルールを変更して…一回勝負にする」
ルールの変更、それはまきにしてみたら完全に不利となる事だが…何も言い返せない
「沈黙は了承と見なしていいんだな? それじゃあルールを教えるぜ…」
【第三ゲーム・親ユート……ゲーム中斷】
ユート&アルカ→101枚 特別対価【10年】
パサル&ゼロ→1枚 特別対価【20年】
クロウディア&オウミ→0枚 特別対価【20年】
まき&テノール→32枚 特別対価【未使用】
【コミカライズ&書籍化(2巻7月発売)】【WEB版】婚約破棄され家を追われた少女の手を取り、天才魔術師は優雅に跪く(コミカライズ版:義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される)
***マンガがうがうコミカライズ原作大賞で銀賞&特別賞を受賞し、コミカライズと書籍化が決定しました! オザイ先生によるコミカライズが、マンガがうがうアプリにて2022年1月20日より配信中、2022年5月10日よりコミック第1巻発売中です。また、雙葉社Mノベルスf様から、1巻目書籍が2022年1月14日より、2巻目書籍が2022年7月8日より発売中です。いずれもイラストはみつなり都先生です!詳細は活動報告にて*** イリスは、生まれた時から落ちこぼれだった。魔術士の家系に生まれれば通常備わるはずの魔法の屬性が、生まれ落ちた時に認められなかったのだ。 王國の5魔術師団のうち1つを束ねていた魔術師団長の長女にもかかわらず、魔法の使えないイリスは、後妻に入った義母から冷たい仕打ちを受けており、その仕打ちは次第にエスカレートして、まるで侍女同然に扱われていた。 そんなイリスに、騎士のケンドールとの婚約話が持ち上がる。騎士団でもぱっとしない一兵に過ぎなかったケンドールからの婚約の申し出に、これ幸いと押し付けるようにイリスを婚約させた義母だったけれど、ケンドールはその後目覚ましい活躍を見せ、異例の速さで副騎士団長まで昇進した。義母の溺愛する、美しい妹のヘレナは、そんなケンドールをイリスから奪おうと彼に近付く。ケンドールは、イリスに向かって冷たく婚約破棄を言い放ち、ヘレナとの婚約を告げるのだった。 家を追われたイリスは、家で身に付けた侍女としてのスキルを活かして、侍女として、とある高名な魔術士の家で働き始める。「魔術士の落ちこぼれの娘として生きるより、普通の侍女として穏やかに生きる方が幸せだわ」そう思って侍女としての生活を満喫し出したイリスだったけれど、その家の主人である超絶美形の天才魔術士に、どうやら気に入られてしまったようで……。 王道のハッピーエンドのラブストーリーです。本編完結済です。後日談を追加しております。 また、恐縮ですが、感想受付を一旦停止させていただいています。 ***2021年6月30日と7月1日の日間総合ランキング/日間異世界戀愛ジャンルランキングで1位に、7月6日の週間総合ランキングで1位に、7月22日–28日の月間異世界戀愛ランキングで3位、7月29日に2位になりました。読んでくださっている皆様、本當にありがとうございます!***
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