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名前　ロウ(ミコト）

種族　プチハウンド(幻獣種)

LV:0/5

HP:10/10

MP:5/5

攻撃力：10(100）

防力：8

抵抗力：46

俊敏：50

魔法力：2

運　：―10

：ユニークスキル：

【空間魔法】【武創造】【神々の系譜】

：パッシブスキル：

【翻訳】【隠蔽】【神汚染無効】【邪神の籠】

：ノーマルスキル：

【吠える】【突撃】【鑑定アナライズ】【逃げる】

：稱號：

〖転移者〗〖転生者〗〖寂しがり屋〗

〖邪神の籠をけし者〗

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うーん、ひとまず言いたいことがあるんだが。

まず名前が”ロウ”になってるのはまだいい。

だが、種族：プチハウンド(幻獣種)ってなんだよ!?

てか狼じゃねえよ！　思いっきり犬じゃん！

くっそ～。

あの噓吐き邪神め！！

進化したら狼になるのか？

ちっ、出會ったときの文句がまた一つ増えたわ。

さて、そろそろステの考察を始めるか。

このLVとか攻撃力って項目は、ゲームでいうところのパラメーターか？

(100)ってのが気になるが、置いておこう。

だとすると、抵抗力と俊敏以外ゴミ數値だな。

完全に逃走モンスターじゃん。

某ゲームに出てくる経験値大量モンスター。

メ⚫ルなあいつを思い出すな。

スキルに【逃げる】ってあるし。

次の項目だが、ユニークスキルってのは俺だけのスキルってことか？

そんで、パッシブスキルが常時発型、ノーマルスキルはそのまんまの意味だろうか。

稱號は、まあ條件達でついてくじのあれだよな。

これ、スキル詳細見れねえのか？

気になるのがいくつかあるんだが。

と、そのときタブレット端末の項目がスキル詳細という文字と共に変化する。

「きゃん！」

（うおっ！びっくりした！)

急に変わるから変な聲?がでちまった。

まあ、これで気になるスキルの効果がわかるぞ。

えっと……なになに？

【空間魔法】：MP0消費　無機を異空間にしまうことが出來る。練度があがると、収納數が増える。

【武創造】：MP1消費　好きな形狀、効果の武を作可能。ただし、制限として自分が今まで使用したことのないもの、自の重より重いものは作不可。屬付與は不可。制限は練度上昇により解除可能。＊作した武を裝備しているときに限り、攻撃力にプラス補正。武スキルや技能系スキルの練度にプラス補正。

【神々の系譜】：使用者に＃＆こ＆#＊＆?：?＆を與える。

ユニークスキルはこんなじかな。パラメーターの(100)は【武創造】の補正がかかってたわけか

なるほどな～

てか全的に使えなくね？

【空間魔法】は荷持たなくていいから便利だけど攻撃力皆無だし、【武創造】は制限多いからほとんどなんも創れねえだろうし、【神々の系譜】に至っては、なんかバグっちゃってるし、ほんと笑えるな～～。

……笑えねーよ!!

ユニークスキルなのに全くユニークじゃねえよ!

こちとら命懸かかってんだよ!!

け狙いなんかいらねぇぇぇ!!

はあ、ちょっと落ち著くか……。

次にパッシブスキルを調べる。

【翻訳】:あらゆる言語を理解でき、読み書きも可能になる。

【隠蔽】：自のステータスを他者の鑑定系能力から隠すことが出來る。隠せるスキルは任意。

【神汚染無効】：狀態異常〈神汚染〉を無効化する。抵抗力にプラス補正。

【邪神の籠】：邪神サハラのの証、神々とのパスが開きやすくなる、神々からの洗脳を無効化する。経験値に30%の補正。

おお、こっちはなかなか優秀だな!

【翻訳】や【隠蔽】は他の生にエンカウントしたときに役立つだろうし、【神汚染無効】は抵抗力(神力か?)に補正がかかる！

若干、【邪神の籠】が引っかかるが、洗脳無効と経験値補正は素直にうれしい。

ノーマルスキルはいいか。

だいたいわかるしな

またの機會にしよう　今は稱號が気になる。

稱號は～っと……。

〖転移者〗：特典　運にプラス補正【翻訳】異世界から転移してきた者の証

〖転生者〗：特典　運にプラス補正【鑑定】他の生に転生した者の証

〖寂しがり屋〗：特典【神汚染無効】一人じゃないよ。元気を出して。

〖邪神の籠をけしもの〗：特典　運にマイナス補正　無償の　邪神サハラにされたものの証。あなたは幸せ者です。

……やっぱりお前か～～～～～～！！！

そうだろうと思ったよ！

おかしいなと思ってたよ

運にプラス補正かかってんのになんでマイナスなんだろう？　って、俺どんだけ運悪いんだよ。　ってお前のせいかよサハラー！

なんだよ運にマイナス補正って!?

下がりすぎだろ！

運プラス補正2つもあんのになんでプラマイ0どころかマイナスいっちゃってんのさ！

お前の籠けた奴どんだけ悲慘なことになんだよ！！

これっぽっちも幸せになんねーよ！

まあ、とりあえず稱號は特典で様々な効果とスキルがもらえるものと、獲得したスキルから與えられるものの二種類あることがわかったな。

よし、今日は疲れたしダンジョンの探索は明日にまわすか(ほとんどサハラのせいだな)。

俺は腹ばいに寢そべって、前足を組み、そこに顎をのせるスタイルで床につく。

そして、ゆっくりと意識を沈ませていった───────。