《銀狼転生記~助けたと異世界放浪~》013 ~俺、狼になります~
『それで、おにーさん? 進化はしないの?』
『そうだな。何故進化しないのだ? ミコト殿?』
突然、なんの脈絡もなく切り出す、上機嫌なサハラといまだ正座中のエルビス。
そうなのだ。
実は試練クリアと同時に、大量の経験値がってた。
しかも、2段階も進化が可能な量だった
いや、だってお前らいるのに進化なんてしたら、眠っちゃうじゃん。
ぜってーなんかするだろ? 特にサハラ。
『ん~? 眠る? ああ! 〈強制スリープ〉のこと? それなら大丈夫。力的に進化の不可に耐えられない場合の救済措置だからね。それ』
そーなのか? それなら安心か。
じゃあ、2段階分まとめて進化しちゃうか
『お~ やっちゃえやっちゃえ!』
『魔獣の進化シーンはレアだからな。楽しみだ。』
エルビスってレアって言葉に弱いじか?
まあ、いいや。
それじゃあ進化お願いしまーす。
”究極進化!!” 何つって。
《選択を確認。進化を開始 《【神々の系譜】の発を確認。進化先を創造中……創造完了》します》
え……!?
ちょっ!! まっ!?
なんか割り込んできたんだけど!?
なんか怖え!! 進化中止プリーズ!!
◆◆◆◆
《進化が完了しました。個名 ハウンド(幻獣種)が幻狼ファントム・ウルフ(神格種)になりました。》
『わ~~。スッゴいや!! エルビス!! 見てよ!! おにーさん、ホントにオオカミさんになっちゃった』
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『え、ええ。確かにすごいですが……。〈神獣〉でもないのに狼の姿を得るとは……。 これはいったい?』
興気味なサハラ(今日、お前、表現かすぎね?)と俺の進化先に疑問を抱いているエルビス。
いや〈神格種〉ってあったし。
そういうことなんだろ。 たぶん。
サハラ達がフライング気味に言っちゃったけど、うん。
なっちゃいました。
念願(?)のオオカミさんに。
大きさはドーベルマンよりちょっと大きいぐらい。
人が一人乗れる。
はやはり目の冴えるようなシルバーカラー。
そして、犬よりらかな頭骨、オオカミ特有のネコ目(食目)、スラリと長い尾。
どっからどうみても、
狼である。
ステータスの確認をしよう。
*****************************
名前 ロウ(ミコト)
種族 幻狼(神格種)new  危険度:A- new
裝備 幸福のイヤリング
LV:51/100 up 
HP:9560/9560 up
MP:700/700up
攻撃力:3100(1000)up
防力:2500 up
抵抗力:2250 up
俊敏:5360 up
魔法力:680 up
運 :0 up
:ユニークスキル:
【空間魔法★】up【武創造★】up【神々の系譜Ⅱ】up
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【次元魔法Ⅱ】new【スキル創造】new【魂の咆哮】new
【銀零ギンレイ】【眷屬作】new
:パッシブスキル:
【翻訳】【隠蔽】【神汚染無効】【邪神の籠】【攻撃力up小】【防力up小】【ゴブリンキラー】【氷結無効】new【寒さ無効】new【暑さ無効】new【嗅覚上昇大】new【聴覚上昇大】new
:ノーマルスキル:
【魔力知】【突撃】【鑑定Ⅲ】【逃げる】【投擲Ⅷ】up【捕食Ⅱ】【ハウリングⅡ】up【三角飛びⅢ】up【短剣技Ⅱ】⇨【刺突】⇨【速】【遠吠え】new【影分】new【影爪エイソウ】new【念話】new【覚醒】new【危険察知】new
:稱號:
〖転移者〗〖転生者〗〖寂しがり屋〗〖捕食者〗
〖短剣使い〗〖殺戮者〗〖ゴブリンの天敵〗
〖探索者〗〖幻獣〗new〖神獣〗new〖絶対零度の支配者〗new〖金狼の加護〗new〖試練を越えし者〗new〖魔を極めし者〗new〖創を極めし者〗new〖邪神の籠をけし者〗
*****************************
おうふ。
やっぱ〈神獣〉になってたか。(幻獣も)
こんな簡単になれるもんなのか?
俺が規格外なだけかもしれんが。
そして、ステータスのびがエグい。
制限付きエルビスならワンパン出來るかもしれん。
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武裝備時の解放値と合わせたら4100じゃん。
因みに進化したばっかなのにLVが51なのは、試練クリア時の経験値が余った分。
2段階進化してなお、余るとか、試練やべぇ
危険度A-てのも馬鹿に出來ん。
一気に上がりすぎだろ。
まあ〈神獣〉だから仕方ないのか。
さて、お待ちかねのスキル詳細だな。
まずは試練の最中で手にしたスキルから見ていく。
【空間魔法★】:効果範囲が自を中心に半徑100mに増加。また、お互いに信頼しあう者に限り収納可能。スキルの併用をした場合、そのスキルの効果が増加する。
【武創造★】:消費MP? 重量制限が解放される。1度所持したことのある屬質の屬に限り付與が可能になる。新規創造時の消費MPを大膽に下げる。
【次元魔法Ⅱ】:消費MP? この世界の時空を限定的にねじ曲げる。使用可能な〈転移〉〈門ゲート〉。練度があがるごとに使用可能なが解放される。〈転移〉:任意場所へ瞬時に移。消費MPは距離に依存。〈門〉:1度訪れた場所へ移可能な門を作。消費MPは距離関係なく100。
【スキル創造】:消費MP1000 この世に存在しないスキルを創造可能。なお、対象は他個も該當。創造スキルは一人3つまで。練度上昇により、消費MPが下がる。
【魂の咆哮】:消費MP100 自のが昂ぶった際に自発。自の基礎能力値にプラス補正がかかる。また、咆哮を聞いたものの神汚染を解除する。
【覚醒】:消費MP100 【怒る】が変質したスキル。使用時の代償がなくなる変わりに、全能力値を2倍にする。ただし、3分の時間制限付き。クールタイムは30分
こんなじだ。
軒並み素晴らしいスキルだな
【空間魔法★】は、パスを開けれる場所がかなり広くなったことで、様々なことに応用可能になった。
例を挙げるなら、エルビスとの戦闘時、奴が一直線に突っ込んできた際に、突如奴の足元が発したあれだ。
実は、エルビスの進路上の地面の地中へ破屬を付與した短剣を取り出していた(半徑100mは地中にも適応されるって訳だ)。
そうすれば後は奴が地面にひょっこり顔をだした短剣の切っ先に躓つまずいてドカーン。
要は地雷で自したってことだ。
次に【武創造★】重量制限の解放と消費MPの緩和で、作れる武の幅が広がった。
また、現在付與可能な屬は、〈破〉〈退魔〉〈麻痺〉の3つ。
これは、ダンジョンで手にれた、〈茸〉〈邪石〉〈痺れ茸〉を所持していたので使用可能になった。(痺れ茸は道中で拾った)
もし、気まぐれで〈茸〉を収納してなかったら、破屬の付與が出來ずに、エルビスとの戦いで死んでた可能が高かった。
あの時の俺、グッジョブ。
そして、【次元魔法Ⅱ】だが、俺がエルビスに追い詰められた際に使用した〈転移〉と、練度がⅡになったことで使用可能になった〈門〉の二種類が使用可能。
説明を見るに、〈転移〉は戦闘時の離や奇襲に、〈門〉は長距離の移や集団での移に最適なだとわかる。
……この〈門〉って、まんまゲームで同じみのあれじゃん。
”ル●ラー”とか”空を●ぶ”とか。
俺のゲーマー心が疼くぜ。
コホン。 次に行こう。
【スキル創造】は消費MPが高すぎて使えねー。
説明や名前から察するに新しいスキルを作れるってことだろう。
なんか條件がアバウトすぎてよくわからんが。
MPが1000越えたら使ってみるか。
【魂の咆哮】と【覚醒】はそれぞれ【吠える】と【怒る】が変質したスキルだ。
似たようなスキルであって、使いどころが全く違う。
【魂の咆哮】は発が自オートで、自へのパフ付與&周りの洗脳解除。
つまり、使いたいときに使えない、ちょっと微妙なスキル。
対して、【覚醒】は防力や抵抗力の代償が無くなった代わりに、上昇値が2倍に固定になり、3分の制限時間と30分のクールタイムが必要になった。
こちらは戦いの最後や、速攻でキメたい時に有用なスキルだ。
どちらのスキルも使いどころを間違えなければ強力なスキルになり得る。
続いて、進化の際に手にったスキルだ。
【銀零】:消費MP10~300 大神命 固有のスキル。【氷結魔法】の特殊上位互換。 自の周囲の気溫を下げ、地形をある程度変化させる。 効果範囲が高く、その効果は最低で絶対零度にもなる。 また練度が上がると、更なる力が解放される。〈氷山生アイスバーグ〉が使用可。
【眷屬作】:消費MP200 死したの魂を使って、自へ絶対服従の眷屬を作可能。眷屬は不死で、何度やられても召喚可能。
【遠吠え】:消費MP0 自が仲間と認めた者に限り、攻撃力と俊敏にプラス補正。効果範囲は1000mに及ぶ。練度により効果は上昇
【影分】:消費MP10 自の分を作する。実はあるが、能力値は本の半分。同時作可能數は現在1匹。練度により増加する。
【影爪】:消費MP20 相手の影に攻撃可能。相手へのダメージは神的なものになる。練度上昇によりダメージ増加。
【念話】:消費MP0 念じたことを相手の脳に送れる。知が低いには無効。
俺専用スキル【銀零】がヤヴァイ。
なんだよ、絶対零度って!!
なんだよ、地形変化って!!
ヤバすぎだろ!!
これダメなやつだ!
俺ダメな奴だ!!
こんなのおいそれと使えねーよ!!
使いどころがわかんねーよ!!
はあ、はあっ
落ち著け、俺。
これに関しては後回しだ。
【眷屬作】は、非人道的なじがプンプンするし、魂ってなんだよ。どうすりゃそんなもんが見えるんだ? お蔵り決定だ。
【遠吠え】はスキルというより、狼の習だな。
なんでも、狩りをする際に群れのリーダーが遠吠えを行うことで群れ全の士気を上げるとかなんとか。
効果もそれっぽい。
まあ、仲間いないし、これもしばらくはお蔵りだ。
【影分】はいい。
これと【覚醒】を組み合わせれば、本スペックの分を作出來る。
使うほど分可能數も増えるっぽいし、積極的に使って行こう。
【影爪】は近距離スキルか、近づいて影に攻撃するのは骨が折れそうだが、俺には【転移】がある。
【転移】で相手の背後に回り込んで【影爪】で影に攻撃。
うん。かっこいい。
【念話】はサハラ達が俺と會話するときに使ってるスキルだ。知のない生(魔獣とかか?)には効かないみたいだ。
パッシブスキルは名稱のまんまの効果だった。
最後に稱號だが、
〖絶対零度の支配者〗:特典【氷結無効】大神命にのみ與えられた稱號。氷系統の魔法の威力が上昇し、耐を得る。また、周りの環境が絶対零度になった時、自の全能力が大膽に上昇する。 自に従うものに限り耐を得る。
〖金狼の加護〗:金狼に認められた者に與えられる稱號。
種族:狼系のスキルにプラス補正。
気になるものを抜粋するこんなじだった。
〖金狼の加護〗は素直に嬉しい。
金狼はエルビスのことだ。こういう気遣いができるとは、サハラとは大違いだな。
効果もメッチャ嬉しい。 ありがとうエルビス
〖絶対零度の支配者〗だが、これ絶対【銀零】使えって言ってるよな。 嫌だからな! 俺にメッチャ有利になるとしても地形かえてまでやるわけねえからな!
……まてよ? この神殿。
エルビスの領域なら大丈夫かも知れねえ。
あんだけ派手に殺りあったのにビクともしなかったんだ。
破壊不可なんだろう。
それにエルビスは【金電】って似たようなスキル持ってたし、何かわかるかも。
早速【念話】の出番だな。
エルビス先生に聞いてみるか
『なあ、エルビス。お前の持ってる【金電】てスキル。どういう効果があるんだ?』
俺が考察していあいだサハラの相手をしてくれていたエルビスに話しかける。
『む、この聲はミコト殿か! 【念話】を取得したということはやはり〈神獣〉になったのか。もうなってしまうとは、いやはや驚きを隠せぬ。それと【金電】の効果か? ミコト殿には特別に教えるが、効果は絶対防、攻撃にも使えんことはないが。因みに【鳴神】などはこれから派生したスキルだ。』
『ちょ!! なんで最初に私じゃなくてエルビスに【念話】するのさ! うぇ~ん!! おに~さんの初めては私が貰いたかったのに~』
馬鹿なことを言い始めた邪神はスルー。
【金電】の効果は絶対防か。
てっきり俺の【銀零】と同じ範囲攻撃系かと思ったんだが。
まあいいか。
『そうか、それでだな。俺の新スキル【銀零】を使用したいんだが、ここでやっても大丈夫か?』
『ほう。聞いたことのないスキルだな。ユニークか。どんなスキルか分からんが、この領域なら大丈夫だぞ』
ほっ。大丈夫みたいだ。
『わかった。じゃあやってみるけど、どんな威力かわからんから。 【金電】でサハラを守ってやってくれ』
『承知した』
『えっ♡ おにーさんが”私を守れ”って言ってくれた!? そ、そんな急にデレられたら困るよ~ 反則だよ~』
スルースキル発
よし、やってみるか。目を閉じる。
『【銀零】!!!』
瞬間──
パキィィィィィィィィィィン!!!
靜かでそれでいて甲高い音が響き、周囲の気溫が下がったのをじ目を開けると。
氷の世界が広がっていた。
床は俺とエルビス達のいるところ以外全てが凍り付き、壁や天井には巨大な氷柱。
殆どの隙間は氷柱で埋め盡くされている。
『空間が──────凍ってる……』
サハラが呟く。
まさに的をた表現だった。
空気が凍りついてる。
まるで冷凍庫の中だ。
うん。
封印決定♪
ノアの弱小PMC—アナログ元少年兵がハイテク都市の最兇生體兵器少女と働いたら
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