《転生王子は何をする?》プロローグ
「あ、死んだ…。」
何とも間抜けな聲が自分の口から出た。
大學からの帰り道、地元の最寄り駅に著いて、いつも通りに降りてから陸橋を上り、そして降りようとした時、バナナの皮に足をらせてが宙を浮きかけた。
何でこんな所にバナナの皮が?と極限までびる思考の中考える。すると思い出すのは丁度陸橋の真ん中辺りで電車を眺めていた5歳くらいの男の子とその母親。
‐そういえば、あの男の子、バナナを皮を剝いてある狀態で持ってたな…。‐
そんなどうでもいい事を考えているに、どんどん自分のが空中に投げ出されてゆく。
「って、こんな所で死んでたまるか〜!!」
そうぶがが完全に宙に浮いてしまう。こうなってしまっては、後は彼自にはどうすることも出來ずない。
上にどんどん流れていく景をぼんやりと眺めながら、彼の人生は潰えたのだった。
「こんなアホみたいな理由でで死んでたまるか〜!!」
俺は映像を見ながら・・・・・・・自分の死に様に対して全力でツッコミをれる。どうやら俺は綺麗に空中で三回転半しながら落ち、ちょうど頭を一番下の段の角にぶつけた即死したようだ。
「アハハハハハッ!!もう本當に最高だ!!」
と、金髪碧眼のイケメンな年の姿をした神・から最高に有難いお言葉を頂く。
ん?神は現実に存在する筈がないって?そういう無神論者のお友達からのツッコミに答えよう。どうやら神は存在したようだ。そして、どうやら俺の死に際が面白かったらしく、態々お禮を言うとともにその面白いシーンを俺に見せてくれたのだ。
「はいはい、お褒めに預かり大変に栄ですよ。」
俺は空中に浮いている映像・・・・・・・・・・を忌々しげに見つつも不貞腐れた顔でそう返す。
神に対して不敬ではないかと思うが、もう死んでるんだからいいかなと馴れ馴れしく話している。
「そう拗ねるなよ〜。あ、そうだ。良い話が君にあるんだよ〜。」
「ん?何?実は俺死んでなかったとか?」
「高さ數メートルを頭から落ちて、しかもコンクリートの角に頭をぶつけて生きていられるようには人間は作ってない筈だけど?」
生きている訳が無いと思っていた俺は神の言葉の別の部分に食いつく。
「え?作ってない?お前は創造神とかだったりするのか?」
「神をお前呼ばわりって…。まぁ、新鮮だから良いけどね。…コホン。質問に答えよう。確かに僕が創造神だ。けれど時には破壊神もするし、火だって司ってるし、とにかくごっちゃ混ぜだね。僕の権能は、それこそ地球を作った時には創造のみだったけど、人類が神を信仰し、新たな神話を系する毎に新たな権能が付いたんだ。…取り敢えず難しい話はこれくらいにしとこうか。」
「お、おう。そうだな。結構興味深い事を話してるからついつい夢中になっちまった。」
「よし、じゃあ気を取り直して良い話をしようか?」
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