《異世界に転生したので楽しく過ごすようです》第20話 約束を果たすようです

式典のことは聞けて、予想外の結婚が決まった事で王城に用はなくなった。

というか式典のことを聞いた時點で用は無かったんだけどな。結婚は巻き込まれ質のせいだと思いたい。

しかしだ、支援特化の仲間が増えたのは嬉しいことだ。ただ、そいつが結婚相手じゃなかったらなおのことよかったけどな。

王城の門を出ると、ゼロがひとりで待っていた。

「おかえりー」

「ただいま。それで、レンとミルはどこにいるんだ?」

「うえー」

そう言って指を上に向けるゼロ。つられて上を見る俺。

そこで目にしたのはレンをサーフボードのようにあつかい、空をるミルが。

なんて楽しそうなんだ。俺もやりたい。

そんなことを考えてたら、ふいにジュリから聲をかけられる。

「あなたってロリコンなの?」

「違います。斷じて違います」

「でもあなたのパーティメンバー全員ロリっ子じゃん」

「違うんです。確かにそうですけど違うんです。信じてください」

「マスターってロリコンだったの?」

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「グハッ!」

これ以上は俺のライフが振り切ってマイナスになってしまう。なんとかして話題を変えなければ!

すると上から俺に気づいたレンが念話を飛ばしてきた。

『主様!助けてください!お願いします!』

レンの悲痛なび。全くレンはいい子なんだからいじめるんじゃないよ。

『おーい!ミルー!レンー!おりてこーい!』

『ん。わかった』

『主様ありがとうございます!』

レンは泣きながらお禮を言ってきたぞ。お前らちょっとは遠慮してやれよまったく。……後で俺も頼んでみよう。

「おかえり」

「おかえりなさい」

「おう、ただいま」

「その人がジュリ?」

「そうだ。ジュリは明日からパーティにれることにする」

「え?なんで?」

「そりゃもう宿に行ってゆっくりしたいからに決まってるだろ」

「えー!」

「全部お前のせいだろ!なにがえー!だ!結婚することになった俺の方がえー!だわ!」

あ、俺今自分の首しめたわ。ゼロとレンの方を見れない。

「マスター?結婚するってどういうこと?」

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「私も気になりますね。説明していただけますか?」

怖い怖い!2人とも目が據わってる!

「あ、それは私から説明するわ」

ジュリは自分から説明をした。なにか変なこと言うんじゃないかと思ったが案外まともだった。意外だ。

「なーんだ。それならいっかー」

「そうですね。それはしょうがないです」

「2人ともありがとう!」

ほんとに2人とも分かってくれたようで良かったよ。

「でも結婚するってことは結婚式も挙げるんでしょ?」

「ん?まぁそうだな。明後日挙げることになったな」

「それならキスとかもするんじゃないの?」

ファッ!?ミルが弾を投下してきたぜ!

「マスターほんとなの?」

「どうなんですか?主様?」

あぁ、またしてもこうなってしまうのか。

「………本當だ…」

さすがに目の據わってる2人に噓は付けませんでした。

「さぁて!宿を取りに行こうかな!」

俺は全力で話題を逸らした。……追求が怖かったから逃げてるわけじゃないぞ。

「マスター!」「主様!」

「えーっと!宿はどこかなー!早くいこうぜー!」

ここは引いたら負けだからな!無視をするしかない!

俺の強気が幸をそうしたようで、2人は折れた。ふぅ危なかったぜ。

その後、宿を見つけた俺達は、1部屋取って休むことになった。

を整理していると、エルシャさんからもらったプレゼントを開けていないことに気づいた。

そのプレゼントを開けてみると中にはイヤリングがひとつとメッセージカードがっていた。

~このイヤリングは運気を上げてくれるマジックアイテムだ。君に幸せになってしくて選んだんだ。だから付けていてくれるとうれしい。エルシャ~

なんていい人なのだろうか。

俺はイヤリングをつけた。もうちょっと早くに付けていれば結婚なんてしないでよかったかもしれなかったな。

するとゼロが俺に近づいてきた。

「マスター?約束は?」

「約束?」

「ふにふにしてくれるっていった」

おぅ……。完全に忘れてたわ。まぁしょうがない。眠いけど約束したもんな。

《狀態異常耐を獲得しました》

あ。はい。これはふにふにしろってことですね。分かります。

「ほれ。ふにふにしてやる。こっちにこい」

「わーい!」

「主様!私も!」

「おぅ。どんとこい」

「はい!」

俺は2人にふにふにを執行する。

はぁ~ん♪

ん~♪

ふにゅ~♪

ふわぁ~♪

相変わらず2人ともかわいいのぉ。

こんな狀態になるゼロとレンの様子を見ていた、ミルとジュリ。なにやらそわそわしているご様子。

「こ、これがふにふに…!」

「あなた…やっぱり…!」

ミルは目を輝かせているが、ジュリは汚を見る目で見ている。

『ジュリよ。これは俺がしたいのではなく俺はさせられてる方だ。だから俺はロリコンじゃない。』

『はっ!あなたも思考が!?』

『お前の顔を見れば大分かるわ!』

念話で話している時でも2人をふにふにするのを忘れた訳ではない。

「あ、あたしもやって!」

「おぅ、ミルも約束してたからな。いいぞ」

ただ俺の腕は2本。3人同時にはできない。さて。どうしたもんか…。

手を獲得しました。……頑張ってね(笑)》

頑張ってね(笑)じゃねぇよ!このクソ神が!お前、俺の今の狀態見て笑ってんだろ!

だが、俺は怒っていてもふにふには完璧にこなす。

まぁいい。レベル50になればいつでも呼べるんだ。毆るのはその時まで我慢だ。

さて、手を獲得した俺。どう使えば良いのか分からない。

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手〕

魔力で腕を作ることができる。

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説明ありがとうございます。

魔力で作るってことはとりあえず念じとけばできる。

……おお、腕がもう1本ある覚がする。これならミルもふにふにできるな。

「ミルも一緒にやってやるからな」

「でも腕、足りないよ?」

「大丈夫だ。問題ない」

「分かった」

ミルにふにふにを執行する。

うにぁ~♪

あぁ、ミルも可いな。……ん?おでこの上らへんになんか出っ張りがあるな。角か?

俺はその角と思われる部分をさわさわする。

「あぁ~ん。ダメぇ…」

おや?なんかミルの目がトロンとしてきたぞ?それになになら頬が赤くなって、息が荒く?

………。ふむ。これは帯だったようだな。むやみやたらとっているとやばいことになるな。自重しよう。

しかし。これを見ているだけのジュリはすごくそわそわしている。

「ジュリは…あぁ♪…こないの…はぁ♪」

「主様の…ん♪…気持ちいいですよ…あん♪」

「あぁ♪そこはダメぇ♪」

おい、やめろ!なんか本當に悪く聞こえるだろ!俺はただふにふにしてるだけだ!

「わ、私も……私もれてー!」

ジュリも結局ふにふにの餌食となりに來てしまった。だけど、そのフレーズはこの狀況ではやめてしいです。

はわわぁ~♪

……ジュリもなかなか可いですね。

それから俺は4人が骨抜きになるまでふにふにしてやった。今は4人ともベッドの上でぐでーってなっている。

……正直言うと俺の理が危うかった。今後はふにふにを封印したいところだ。

と、ここでジュリのステータスを確認する。ジュリも仲間になったのだ。仲間の報は持っていた方がいいからな。

じゃ、ステータス!

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ジュリエット・ファン・グランザム

Lv.10

HP:1000

MP:3000

【魔法】

炎魔法・水魔法・土魔法・風魔法・魔法・聖魔法・支援魔法・結界魔法・守護魔法・封印魔法・浄化魔法・生活魔法・召喚魔法・霊魔法・回復魔法・蘇生魔法

【スキル】

鑑定・念話・思考解読・看破・対話・未來予知・祝福・魔力増加・魔力増加大・無詠唱・言語理解・罠知・・料理上手・家事上手・禮儀作法

【稱號】

支援魔法の使い手

霊にされしもの

國王の娘

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おや?ジュリエット?もしかしてジュリの本名か?

「なぁ、ジュリエットって…」

「はわわわわ!その名前で呼ばないでー!」

ジュリは顔を真っ赤にしてうずくまる。

「なんでジュリエットが嫌なんだ?」

話に出てくるジュリエットと名前が一緒なんだもん。恥ずかしい…」

あぁ。そういうことか。

たまたまこっちでジュリエットって名付けられたけど、それが転生前の知識があるせいでロミオとジュリエットのジュリエットの方と一緒っていうことで恥ずかしいんだな。

『そういうことよ……』

……思考が読めるって最強じゃね?

まぁいいや。ジュリのスキルを確認しますか。

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〔思考解読〕

相手の思考を読むことができる。

〔看破〕

噓を必ず見抜ける。

〔対話〕

全ての生きと會話できる。

〔未來予知〕

起きる未來のひとつが予知できる。

〔祝福〕

支援魔法の効果が上がる。

〔罠知〕

罠を知する。

渉が上手くなる。

〔料理上手〕

料理がシェフ並に上手くなる。

〔家事上手〕

家事が執事やメイド並に上手くなる。

〔禮儀作法〕

禮儀がよくなる。

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ふむ。知らないのはこれくらいか。確かにジュリは完全に支援よりだなぁ。渉に関していえば間違いなく有利に進めれるな。

ただ、禮儀作法が付いていてあれっていうのはどうしたものか。禮儀とかないのと同じだよ?

まぁ細かいことは気にしたら負けだ。

じゃ、稱號を見てみるか。

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〔支援魔法の使い手〕

支援魔法を使いこなす者に與えられる稱號。支援魔法の効果が上がる。

霊にされしもの〕

霊にされやすい質。全ての霊を呼ぶ事ができる。

〔國王の娘〕

親が國王の娘。

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はっはっは。さすが転生者。チートだわ。

『やだ。照れるじゃない』

『褒めてねぇよ』

『だけどあなたもなかなかチートよ?初めて鑑定した時と今鑑定した時でスキルが2つ増えてるんだもの』

『あー確かにな』

俺にもスキル増えてるんだった。手は知ってるからいいとして、狀態異常耐とはどれくらい効きにくいものなのかね?

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〔狀態異常耐

狀態異常にかかりにくくなる。致死量の毒を摂取したら気分が悪くなるレベルで防ぐ。

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なかなかですね。だが、睡眠も狀態異常に含まれるのは勘弁してしいです。

そういえばミルも狀態異常耐持ってたな…。

「ミルって狀態異常耐持ってるのに寢れるのか?」

「睡眠は取ろうと思ったら取れるようになってるらしい」

「なるほど。ありがとな」

「ん」

ようするに気の持ちようってことですね。

「ねぇマスター?」

「ん?どうした?」

「一緒にねよ?」

「お。いいぞ」

『あなたロリコンって言われても仕方ないわよ?』

『ほっとけ!可いゼロに頼まれて斷れないだけなんだから!』

『それをロリコンって言うのよ…』

ジュリがちょっと何言ってるか分かりません。

ちなみにゼロは眠くならないので、一緒にベッドに橫になるだけだ。…俺は寢るけどな。

「よーしそれじゃ寢るぞー」

「おやすみー」「おやすみなさい」「おやすみ」「おやすみなさーい」

「はいおやすみー」

修學旅行みたいですね。

こうして々あった1日が終わる。

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