《異世界に転生したので楽しく過ごすようです》第35話 次の街に向かうようです

お祭りで楽しんで宿でぐっすり眠った日の次の朝。

「ふわぁ~ぁ。おはよ」

「マスターおはよー!」

「ゼロか。ジュリとミルはまだ寢てるから分かるんだがリンとレンはどこだ?」

「ふたりならお買いに行ったよー」

お買い?何を買いに行ったんだ?

「ゼロは何を買いに行くか聞いてないのか?」

「聞いてないけど、マスターにご飯作ってあげるって言ったよー?」

えっと?それは聞かない方が良かったたんじゃないですかね?

「ただいま戻りました」

「ただいまぁ」

レンとリンが帰ってきたようだ。

「おかえりー!」

「ふたりともおかえり」

「主様もう起きていらっしゃったのですか」

「まぁな」

「今からオレ達が簡単な朝食を作ってやるから待っとけよ!」

リンさんや。お前さん帰ってきた時は素を出してはいなかったかね?そのままずっと素を出したままでも良かったんだよ?

「ご飯作るのー!」

「…ご…はん…?」

ご飯という単語に釣られて起きたミル。さすが大食い大會の優勝者。食べることに関しては気を抜きませんね。

「それじゃ主様。すぐ出來るとは思いますが、々お待ちください」

「おう。了解」

レンがリンを連れて調理を始めた。

何が出來るんかね?まぁここから見てるだけだとパンがいっぱいあるようにしか見えんのだが。

そのパン達に何かを黙々としていくリンとレン。

數分で調理が終わったようで、レンが先に戻ってきた。

「ほんとにすぐだったな」

「私達がすることはあまりありませんから」

「レンちゃん!もってきたよ!」

「それじゃジュリ様を起こして朝食を食べましょう」

俺達はまだ寢てるジュリを起こしてみんな揃って朝食を取る。

レンとリンが作ってくれたのはどうやらサンドウィッチだった。おやら卵やら野菜やら々なったサンドウィッチがあった。

普通にうまい。朝食で食べても全然重くじないのはいいよな。

皆も味しそうに食べている。レンとリンは満足そうだ。

「あ、みんなにもう一回行っておくが今日はまた帝國に向けて出発するから準備しておけよー」

「はーい!」「はい」「ん」「わかったわ」「おう!」

まぁこいつらならこんなこと言わなくても大丈夫なんだろうけどな。

そして朝食を食べ終わって、ここを出発する準備を始める。

「そういえば、あの領主はどうなっているのかしらね?」 

準備をしている時にジュリがそんな事を呟いた。

まぁ確かにあの領主がどうなったのか気にはなるな。

「多分死んだ…!」

「ミル、お前ほんとギッシュのこと嫌いだよな」

「あいつはゴブリンと一緒…!むしろあいつがゴブリン…!」

「それは言い過ぎだろ?……えっ?言い過ぎでしょ?」

首を橫に振る5人。そっかー。ギッシュはゴブリンだったかー。ならああなるのもしょうがないよな!

………ってちがーう!危うく俺も脳筋の道に足を踏みれる所だったぜ…。

「でもまぁギッシュがどうなったのかは気になるし、街を出る前に聞いてみるかー」

俺達は出発の準備を終わらせて、宿を出る。

そのまま俺達はグレプルさんの所に向う。何だかんだ言ってグレプルさんにはお世話になったからな。挨拶をするのも禮儀というものだ。

「グレプルさん。こんにちは」

「おやあんた達その格好は、もう行っちまうのかい?」

「ええ、まぁ。早いに越したことはないので」

「そうかい…。殘念だねぇ」

「あのひとつ聞きたいことがあるんですけど」

「なんだい?」

「ギッシュはどうなったのですか?」

多分グレプルさんなら何か知ってるだろ。

「どうやらギッシュは命以外の全てのものを沒収されたみたいだね。沒収される時に泣き喚いたらしいよ」

命が取られなかっただけいいと思わないギッシュは今後も同じ過ちを繰り返すのだろうな。

ただ、5人のは不服のご様子。

「ちっ…!死刑じゃなかったか…!」

「こらこら、ミル。そんなこと言っちゃダメだろ?」

「はっ…!つい本音が出てしまった…!」

「お前絶対わざとだろ!」

全くミルのやつ…。もうどうしようもないわ…。

「お前さんたちにはこの街を救ってもらったからね。街のみんなからのプレゼントがあるんだよ」

「「「「「「プレゼント??」」」」」」

「街のみんながあんた達にって言ってもってきたお金50萬Gと、この街の名工が作った最高の刀を1本をプレゼントするよ。け取りな」

「ありがとうございます」

予期せぬいい事が起きた 。刀も武がなかったからちょうどよかった。さすがに人化したレンとリンを見たあとに進んで使おうとは思えないからな。

「それじゃ俺達はもう出発します」

「元気でいるんだよ!」

グレプルさんと別れて帝國行きの馬車を探す。

ここに來た時に止めた所に行くとちょうど帝國行きの馬車が見つかったので、お金を払いそれに乗り込む。

「次はどんなところなのかなー?」

「楽しみだな」

「うん!」

こうしてアルロースの街を後にした。

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