《異世界に転生したので楽しく過ごすようです》第46話 ようやく王國を出るようです
俺対達の戦いから2日。
俺達は今、王國と帝國を繋ぐ関所にいる。國境は北東から南西にびている。
ちなみに、この関所はガランドの街を東に向かったところにある。
そしてこの関所から南東に向かえば帝都がある。
先はまだまだ長いな。ようやく半分って言った所か?だが、途中でミルのお父さんに會いに行くからなぁ。もっと遅くなるだろうなぁ。
そういえば、この世界にきて大1ヶ月だ。そうすると王國にいたのも1ヶ月ってことになるな。々あり過ぎて長くるわ。
「ここまで來るのにんな事あったなぁ…」
「わたしとマスターがあったのが始まりだもんねー!」
「確かにそうだったな!あの時はふたりして逃げてたんだったな!」
あれは焦った。遠くでドラゴンの鳴き聲聞いた時とかもうダメだと思ったもん。
「あの時はドラゴンが強くて逃げてたけど今ならいける気がするのー!」
「あいつみたいなドラゴンじゃなくて普通の奴ならいけるかもな」
「うん!」
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確かドラゴンと戦った時は既にレンがいたよな?えっと確かあれは初めてクエストけた時だったな。
「レンともあんまり変わらないくらい長くいるよな?」
「そうですね。ドラゴン戦の時は私の無茶を主様が聞いてくださって、どうにか冒険者を護ることが出來ました」
「それ考えると、守護者の稱號ってレンの方に上げるべきなんじゃ…」
「いえ。主様の判斷のおかげで冒険者達を助ける事が出來たのです。守護者の稱號はやはり主様のものだと思います」
「お、おぅ、そうか」
レンは初めからあんまり変わらないよなぁ。俺を買い被るところとか特に。俺、あんまりすごい奴じゃないと思うんだがなぁ。
「あたしは死にそうな所を拾われた」
「ちょ、ミル!拾われたとか言わないでくれる!?せめて助けてくれたとか言ってしいんですけど!?」
あの時は俺がたまたまミルを見つけたから助けてやったんだよ。…多分。いや絶対。
「でも餌付けされてるし…」
「そんなことしてねぇし!」
確かに!助けたあとにお腹空いてた様だったからドラゴンの食わせたけれども!それって餌付けじゃなくね!?………餌付けじゃないよね?心配になってきた…。
「あの時のドラゴンの食べてから付いて行こうと思った」
「さいですか…」
「ついでにパパの所に行くって言ったのもある」
「そっちがついで!?どっちかって言うとそっちが本題じゃね!?」
「……そうだったかも」
「忘れんなよ…」
全くミルは…。こいつはいつもボケてくるからな…。しかもそれがこいつの本心なのだ…。それ故に質が悪い…。毎回ツッコミで疲れる…。
「でももうすぐパパに會える…。楽しみ…!」
「そうだなぁ。俺も魔王と會うの楽しみだなぁ。でも魔王と仲良く出來るかね?」
「大丈夫…。あたしがどうにかする」
「頼りにしてるぜ!」
「ん」
俺さ、思うんだけど、魔王に會いに行ったらなにかに巻き込まれるよな?
めんどくさいことじゃなかったらいいんだけど…。
「皆もんな出會い方をしているのね。私とこの人の出會いも々あったわ」
「お前はあの時の事を々で済ませてしまうのか…」
その々には重要な事が沢山あるだろ…。
「確か、あの時はいきなり主様が結婚するってことになってましたね」
「あの結婚には俺の意思は反映されていなかった…」
「あら?そうだったかしら?」
「そうだったよ!」
あれで俺は諦めというのを學んだからな…。
『そうだったの?てっきりあなたはそういう人だと思ってわ』
『うぉ!いきなり念話してくんな!』
『最近あんまり念話してかったから懐かしいでしょう?』
『まぁ確かに…』
思考を読んでくるとかチートだと思ってたなぁ。というか今も思ってるけど。
「確か、ジュリ様と主様は転生者って言うものでしたよね?」
「あれ?俺そんなこと話したっけ?」
「あ、それは私が言ったのよ。別に、皆にばれたところでなにもないし」
「まぁ確かにな」
ジュリとふたりっきりになった時に、あなた日本って知ってる?、って聞かれた時はびっくりしたわ。
まさかジュリも転生者だったとは思わなかったもん。
「そういえば私と同時期位にリンも仲間になったわね」
「そ、そうでしたね」
「あの時はオレっ子だったのに今はもうほとんど素になっちゃったしね?」
「うっ…」
確かに最初はオレっ子で素が出た時に喜んでた気がするわ。
「リンは初めは照れてたからしょうがないわよね?」
「ジュ、ジュリちゃん…!からかわないで…!」
「照れてたってなんだ?」
「うっ…。な、なんでもない…です…」
照れてたとはどういう事なのかね?ニュアンスからすると照れてたからオレっ子をしてたってことなんだが?
むぅ。よく分からん。
「そ、そんなことより…!わたしと初めてあったのはゴブリンの大軍を倒す時でしたよね!」
「あー確かに。いきなりジュリが、この槍喋ってるわよ?、とか言い出してびっくりしたもん」
「あの時は偶然よ?リンが喋らなかったらスルーしてたわ」
「…良かった…。喋って良かった…」
「リンをからかうのはそれくらいにしといてやれよ?もうそろそろリンが泣いちゃうよ?」
ほら、リンの目には涙が見えるぞ?もうちょっと優しくてやろうな?
「ミャー?」
「お、シロ起きたか」
「そういえばシロ様は盜賊から助けたんでしたね」
「それでどうしてか分からんが俺が気にられるという…」
「私多分だけど分かるわよ?」
「え?ほんとか?教えてくれない?」
俺ずっと気になってたんだよね。なんで盜賊に捕まって人を怖がっていいはずなのに俺をすぐに気にったのか。
「あなたシロが出てきた時頭をでたわよね?」
「ん?まぁ怖がらせないように優しくでたな」
「それのせいよ」
「え?なんで?でたぐらいで気にられちゃったの?」
「あなた忘れたの?ふにふにというのを」
「はっ!ま、まさか…!」
「そう。そのまさかよ」
なん…だと…。俺のでがふにふにと同じ効力を持つだと…。
とりあえず俺は頭の上にいるシロをでてみる。
「ニャーォ♪」
あぁ。確かにいつもと違う鳴き聲がする。雰囲気は確かにふにふにしてる時の皆と同じだ。
「ねえジュリちゃん。ふにふにってなに?」
「リンは知らないんだったわね。ふにふにって言うのはあの人のマッサージ的なものよ。とても気持ちいいのよ?天國かって言うくらいかしらね?」
「そ、そんなにきもちいいの…?わたしもやってほしいなぁ…」
「今度落ち著いた時にやってあげるからそれまで待ってくれ…」
「う、うん!!」
はぁ。またあれをするのか…。その時、俺は大丈夫なのだろうか…。
「まぁそのためにも、そろそろ帝國にるか」
「そうね」
「まずは魔王に會いに行くか。武道會はあと1ヶ月後だって言ってたしな」
「ん…!」
ミルは嬉しそうに笑っている。
まぁお父さんに久しぶりに會えるんだ。嬉しくないわけないか。
「楽しいこといっぱいあるかなー?」
「あると思いますよ?何せ主様ですから」
「レンちゃんの言う通りだと思う…」
「お前らは俺をなんだと思ってるんだ…」
「マスターはマスターだよ?」
「そうですね」
「う、うん」
それはいいことなのか…。よく分からん。だがまぁいいか。どうせ俺は俺だ。
「よし!じゃあ帝國に國だ!」
「「「「「おー!」」」」」
「ミャー!」
こうして沢山の出來事があった王國から、新たに何かが起こる予のする帝國にった。
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