《ダンジョン潛って1000年、LVの限界を越えちゃいました》自稱大霊(笑)は強いし便利

ーーー7階層ーーー

「ふむ、コレはなかなかどうして便利」

現在キリガは、魔の群れにクロナを出撃させていた。キリガからしたら友達にいきなり投げられるスライム程度の恐怖だが、それでもA-ランク下位指定の巖石狂犬狼ロックハウンドの群れ、腐っても強敵である。

通常このランクの魔を倒すためにはギルドのAランク冒険者ぐらいに依頼する。冒険者のランクは

S,>A,>B,>C,>D,>E,>F

っており、Sランク冒険者は現在でも片手の指で數えられる程度の數だ。Sランクは大抵の冒険者がギルドマスターになっている。

ん?何故クロナを戦わせているかって?

では、此処に至るまでの経緯を話させて頂こう。時は々遡るーーー

[15分前]

「なぁ、そういやお前、何で石の姿になってんだ?」

キリガはずっと考えていた事について質問する。もし封印等の系統の話なら、嫌な過去を思い出してしまうのではないか?とも考えたがコイツに限ってそれはないと考えて質問に踏み切る。

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『………聞きたいのだ?』

急に聲のトーンが哀しげになる。

「いや、無理はしなくても『笑わないのだ?』おい、なんか嫌な予がするぞ!?」

『実は、憑依魔法を覚えて浮かれて何でもかんでも取り憑いていたのだ……そしてある日石に憑依してみたら‘‘魂の経路,,が見つからなくて出られなくなっちゃったのだ!えへへ~」

「いや‘‘えへへ~,,じゃ無ぇよ!!何だよ!心配して損したよ!!やっぱほら吹きだったんだな、この自稱大霊(笑)!!」

『な、何を抜かすかお前!!僕は正真正銘七柱の大霊クロナだぞ!!』

「じゃあ証拠をだせ!!大霊様なら百匹位の巖石狂犬狼ぐらい余裕だろ!?」

『上等だよ!僕の力見せてやるのだ!!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして今に至る。

自稱大霊の石クロナは、大霊を名乗るだけあり、キリガの使えない最上位の魔法をいとも容易く使いこなし、敵を圧倒している。

しかもダンジョンの破片の石という事もあり、度もかなりある。

「いや~楽ちん楽ちん」

キリガはクロナの戦いを見ながら寢そべっている。頬杖をつき大きな欠をして寢そべっている。

ダンジョンで何してるんだ、この男は。

『どうだい?これで僕のこと信用してくれたのだ?』

どうやら終わったらしい。可らしい僕っ娘の石の後ろには大量の金と死骸が広がっている。すげぇギャップだな。

「う~ん…強さは認めるけど大霊かはなぁ……」

『むう、君は鑑定を持っていないのかい?』

「いや、俺はそんなレアスキル持ってねぇよ」

そう、この世界での鑑定はかなりレアスキルになっており、王國にも數人程度しかいないと言われている。

鑑定持ちは『鑑定士』と呼ばれており各大陸、各國の教會に一人づつ配屬されている。

鑑定士を雇う場合、平均的1黒貨必要だ。

このため貧乏でも鑑定持ちが産まれたら一気に生活が楽になることもある。

まさに、『産まれた瞬間勝ち組確定』だ。

『じゃあ鑑定を與えるからそれで僕のステータスを確認してみるのだ。そしたら信じて貰えると思うのだ』

「分かった……って、え?」

『だーかーら!僕の固有エル•プリミティルの『継承』で僕の持つ鑑定をあげるから、それでステータスを確認するのだ!!』

「そんなこと出來んのか!?」

『もちのろん!いくのだ!!『継承』付與『鑑定』!!』

直後、キリガの周りに煌びやかなが纏わりつく。

人間が近づくことをも忘れてしまい、蟲も寄りつかぬ聖なるに包まれる。

「うお!?なんだこれ!?」

『継承完了したのだ!『鑑定』と唱えてみるのだ』

にわかには信じがたいが、先程の事もありキリガは唱える。

「『鑑定』」

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クロナ•エイムルナ

レベル25

種族 最高位大

生命力98000

蔵テラ150000/150000

攻撃23700

6000

俊敏50000

運15

スキル 『継承』(固有)『鑑定』『漆黒の印』

魔法 『全暗黒魔法』質憑依魔法=『テームル』

稱號 神の側近 馬鹿なる阿呆

加護 暗黒の加護

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「マジか……」

『う~、力が1/4に下がっちゃったのだ…』

「これでかよ!!」

こうして、自稱大霊は大霊へとランクアップしたのだった。

用事から帰ってきて開いて見たら沢山増えていてびっくりしました!みなさん!本っ當に謝しています!!今後とも、どうか宜しくお願いします!何かご指摘などがあればコメントで教えてやる下さい。想も待ってます!いいね、フォロー、コメントお待ちしております!!

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