《三人の霊と俺の契約事》彼たちの夢④
そこにいた誰もがその異様な雰囲気と兇々しいオーラに気付いていた。
サタンから放つ異様なオーラのせいなのか先程まで恐怖が和らいだ學生達もまた金縛りにあったかの様にけなくなってしまった。
そんな中でもルナとミリアは大丈夫だよと言い聞かせるかの様にみんなの前に立ち、勵ます。
「私たちが付いてる! 絶対にみんなを助ける。だからみんなは助けを呼んで來てね」
ルナは笑顔でみんなに呼びかけた。それは學校生活では一度もみんなには見せた事のない表だった。
「ミリアいくよ! 全力でサポートお願いね」
「分かったわ。後ろは任せて」
二人は目を閉じ大きく深呼吸すると一気に魔力を解放した。
二人の周りを魔力のオーラが包み込む。
「これは素晴らしい。是非頂きたい魔力デスね。生け捕りにして魔界に持ち帰っても良いですネ。そうですね、二人のどちらか一人でも生け捕りに出來れば良しとしましょうカ」
おもちゃを與えられた子供のようにはしゃぐサタン。
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「天に輝くの化よ、我にチカラを與えたまえ・・・我が名はルナ、月の霊の名の元にーー」
全を包んでいたオーラがルナの右手の集まるーーそして悪魔族に向かって一気に魔力を解放する。
「朽ち果てろ!!ーーーシャイニング レイ」
天より無數のの流星が降り注ぎ悪魔族に突き刺さるーーもはや回避不可能に近い狀態だ。
「今のうちにみんなは逃げてーー」
ミリアは千載一遇のチャンスを逃すまいとみんなに避難するように促す。
言われるがままに他の學生達は心配そうにミリアとルナを見つめながら素早くその場を立ち去った。
「みんな避難したわ。どう? 倒したの」
砂ぼこりが舞い上がり敵の姿が見えず生存確認が出來ないでいるが、あの兇々しいオーラはまだじられる。
「殘念ね・・・アイツと2ほど倒し損ねたみたい」
「流石にタフね、ルナの魔法をまともにけてまだ生きてるなんて・・・」
砂ぼこりが晴れ、その中からニヤニヤと口元を緩めたサタンが姿を現した。
「まずまずデスね。しはやれるみたいデスが所詮はお子様の魔法デス」
サタンは平然とし何もなかったように振る舞っている。
「噓でしょ・・・無傷なんて・・・」
ルナはありえないといった表で驚きを隠せないでいた。
「ルナ、とりあえずその他の悪魔族を倒しそのあとにアイツの事を何とかしましょう」
その言葉にルナは笑顔で頷き二人でパチンと手を合わせた。
一人では多分同様して何も考えられなかったかもしれないけど、ミリアが隣にいる事を今すごく頼もしく思う。
「お前らやってしまえ! そうだな・・・先ずは、後ろの震えてけなくなってる奴を狙え」
後ろでけなくなってる奴?
まさかーーーー?!
ルナとミリアは慌てて振り返ると背後に小さく震えて蹲っている霊がいた。
「エルザ、あなた何でまだここに」
エルザはあまりの恐怖にが震えけなくなっていて逃げ遅れてしまったのだ。
更にそこにーーーー、
「エルザあ、何処なの?」
最悪のことにリサとシルフィーもエルザを探しに戻ってきてしまった。
「ーー くっ。あのバカたち何で・・・」
ルナは足枷を付けられた気分だった。
「ルナ、私が何とかみんなを守るから貴はアイツだけに集中して」
困するルナにフォローをれてしでも敵に集中してほしいと願うミリアの気遣いだ。
「ーーあのバカたちは任せたわ」
込み上げる怒りを抑えながらミリアを信じ託したルナだった。
「お前ら、みんな生け捕りにしろ」
一斉に悪魔族はミリアの方に向かって襲いかかるーー。
「生け捕り、イケドリ、魔力食わせろ」
「ひぁははははははははああああ」
「大地の母よ、我は大地の子その聲に答えよ。大地の盾ーー 発!!」
薄茶の不思議な空間を自分の前に作り出し敵の攻撃を防いでいる。
「あなた達何やってる? 早く逃げなさい」
「うん。ゴメンねミリア。すぐにエルザを連れて行くから」
リサは申し訳なさそうに聲のトーンを下げて靜かに言った。
「こわくて・・・こわくて・・・うごけなくなっちゃったなの」
リサに安心してホッとしたのか泣きながら抱きつくエルザ。
「何をやってるんデス。そんな防魔法とっとと砕いてしまいなサイ」
痺れを切らし苛立ち始めたサタンはだんだんと表に怒りがあらわになっていた。
「余所見をしてるんじゃない!お前の相手は私だ!! エタニティー バースト」
ルナの両掌から凄まじいの閃がサタンを襲う。
「ーー やったか・・・ん?」
周りの雰囲気が微妙におかしい事に気づく。
サタンは魔法の直撃をけ多なりともダメージをくらったにも関わらず高々に笑っているーー 何で?
「クックック。オマエら良くやったのデス」
私を見て笑ってない・・・背後・・・
リサ、エルザ、シルフィーが泣きんでいるーー 。
何泣いてるのよーー 三バカ。
ホント、ウザいのよ。
ねえ、ミリアは?
ミリアは何処なの?
ミリア・・・
返事してよ
みりあ・・・・・・
ーー 悪魔族にミリアは連れ去られた ーー
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