世界は、帝國が中心にいている。

そして、全ての國々は帝國と和平渉をしている。

この和平渉は、帝國への忠誠を誓うものであり絶対服従の意味もあるのだ。

逆らえば武力行使され、小さな國など一瞬で滅ぼされてしまう。

そんな帝國でも恐れているのもがある。

一つ目が、妖・霊などの魔法である。帝國による魔狩りにより妖族は壊滅し魔法は減しつつある。

二つ目が、宗教団新聖教である。世界中に信者がおり、その信者が暴を起こすのを帝國は恐れている。

三つ目が、竜魔族と呼ばれる、魔や幻獣などの生の脅威である。特に竜族は伝説の生で倒すのは困難である。

そして、今回メルル達の國 ホーエンハイムが目を付けられているのが二つ目に當たる宗教団 新聖教の一部隊にあたる薔薇十字軍である。

新聖教の信者の事をクルセイダーズ・十字軍と言い魔法や魔をり呪にも手を出している怪しい団なのだ。

その宗教団のバックに帝國の関係者がいると噂されている。

帝國の脅威になる存在の相手に自分たちの仲間がいる。裏切り行為が存在している可能があるのだ。

帝國は、その事について一切れられないでいる。何故ならそれが公になれば國民に不安を與えかねない。それと同時に帝國への不信が生まれてしまう。

そうなると、和平渉している國々が和平渉を解除し更に手を結んで他國で連攜をしてしまえばいくら帝國でも太刀打ちが困難になってしまうからだ。

新聖教のバックについている人はそのことも計算にれて活しているのだろう。

今回、ホーエンハイムに襲撃しているのも本の魔の魔力を手にれ、世界に新聖教の存在のアピールと帝國への脅しになると考えいる。

新聖教は、世界の常識を変え、自分たちの理想卿を創りあげようとしているのだ。

その為にはまずは圧倒的なチカラ、この世界で最高のチカラは竜か魔力。

現実的に手にれやすいのは魔力・・・

しいのは、魔の魔力を手にれることーー。

★ ★ ★

ホーエンハイムの國は、周りが海になっており斷崖絶壁の上にある小さな國である。

斷崖絶壁の巖山に阻まれ側面からの敵の進はほぼ不可能、正面からの進しか出來ないのである。

國のれ口には大きな壁のような扉があり一度閉じれば、國中の人間で引っ張って開けなればならない程の扉がある。

現在扉は閉まっていて何者の進も許さない狀態であり、更に大天使 マリアの加護により空中からの進も不可能である。

まさに頑丈なシェルターのような狀態で薔薇十字軍の攻撃を防いでいるのだ。

大天使 マリアの加護は、絶対防の一つでの壁を広範囲に創り悪魔族、 邪悪な魔力の者の進を防ぐ効果がある。

この効果が切れてしまえばホーエンハイムは國のり口の扉を破壊された時點で防策は無くなってしまうのだ。

ホーエンハイムの自慢は、メルル率いるキャットハンズと呼ばれる騎士団だ。

レイピアと呼ばれる細の軽量型の剣をるスピードを活かした剣が特徴の騎士団だ。

ただ、剣対剣ならば優勢に戦えるが魔法を使う相手なるとかなり分が悪い。

今、ホーエンハイムの國は現実何も出來ずに扉と加護で耐えている事しか出來ない狀態なのだ。

メルルは、今後の展開を予測し一番最悪なのは加護が剝がれ、扉を破壊されることと判斷した。援軍を呼んで戦いになれば犠牲者が増えるだけである。

ならば今の現狀を維持して長期戦に持ち込んだ方が相手は引くのではないかと予測したのだ。

今一番しい援軍は、新たに加護をり直してくれる魔法が使える人だ。

それが偶然にも居たのだ！何たる幸運！

しかも、ルナの知り合いだ。

過去に何があったかは知らないがメルルはお構いなしに適當なそれらしき言葉でわす。

メルルの思通りルナは、和解して今まさにホーエンハイムに戻るのみとなった。

メルルは、現在の國王を王座まで登りつめさせた人だ。そのは、くるしい容姿と巧みな話、そして狀況判斷能力。

今回もその全てが生きた。

喫茶店で、三人の霊たちと出會った際もそのくるしい容姿のおかげですぐに打ち解ける。

次に、ルナが三人の霊たちと過去に問題があり協力するのは難しいと判斷すれば巧みに導するような話を仕掛ける。

結果、和解し三人の霊たちとの協力に持ち込んだ。

これが、ホーエンハイム最高の騎士であり最高の指揮 メルルの戦略なのだ。

メルルは言う。

「熱いものは冷めても食べられるにゃん。何故なら一度火が通ってるからにゃん」だと。