《三人の霊と俺の契約事》覚醒
城門前に三人の霊とアーサーが立ちはだかり、向かい側にはの姿をしたメフィストとペダラン。その後方にはクルセイダーズの群勢がいる。
「アーサー様、メフィストはに憑依しています。 前回のお兄様と同じく直接攻撃をなさいますと自にダメージが與えてしまいます」
シルフィーは、眼鏡を押さえながら狀況を分析する。
「悪魔の考えそうなズル賢い考えだ。 盾をとって優位に立った気でいやがる。 無駄なことだ」
メフィストの現狀を見ても鼻で笑うアーサー。 そんな余裕な姿をシルフィーは橫目でみた。
「ペダランやれ」
ペダランは、アーサーに手をかざし呪文を唱えると掌からの線が放たれた。
「エルザ」
「はい! 大地の母ガイヤよ 我にチカラを
大地の盾(アース シールド)」
ペダランの魔法は、エルザの大地の盾で回避された。
「くっーー」
ペダランがを噛み締めている最中、アーサーはアクセルをも彷彿させる能力の高さを見せる。
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エルザが回避している瞬間にペダランの目の前に一瞬にして移したのだ。
「ーーーー!」
アーサーは拳を握り力一杯ペダランの頬を毆りつけたーー
「ぐはっーーーー」
地面に毆り飛ばされもちをつきからを流しているペダラン。
アーサーは、更に切り返しメフィストに毆りかかるが、 一瞬メフィストのが速く魔法を放つーー
「闇の波ーー ダークネス」
「ーーーー!」
「急炎障壁ーー発」
アーサーの周りを炎の障壁が包み込むがしかし、その障壁からでもアーサーにダメージが殘った。
「くっ・・・」
「アーサー様・・・やはり私のチカラでは防ぎ切れない」
「人間がデカイ口を叩くからどれほどかと思えばこの程度か、 笑わせるな」
罵倒しせせら笑うような言い方をする。
「・・・まだまだ全然」
地面に膝を付き顔を上げながらメフィストを睨みつける。 その瞳は薄っすら輝いていた。
「ペダランいつまで寢ているやれ! クルセイダーズお前らもやれ、 私が出る幕では無い」
メフィストは、アーサーに背を向け退散しようとする。
「待てよーー 俺がこのままで終わるわけないだろ」
「まだ力の差が分からないのか雑魚め」
「アクセルが命がけで繋いで、キャットハンズがボロボロになりながら必死で守り抜いた國だ。簡単に俺が引き下がる訳ないだろ」
「アーサーにゃん」
「アーサーさん」
メルルとルナは、アーサーに熱い眼差しを送る。 アーサーが自分の國ではないのにこれ程までにホーエンハイムの事を思ってくれた事に凄く謝している。
「アーサー様、リサも負けません」
「エルザもなの」
「もちろん、私もですわ」
三人の霊もアーサーの側で覚悟を決める。
「行くぞ! お前たち」
ーー アーサー僕に代わりなよ、みんなを助けたいんでしょ? ーー
「代わる?」
ーー 心を無にしてごらん ーー
アーサーは、 目を閉じ心を無にしてみた。
次の瞬間ーー アーサーの意識は途切れた。
「アーサー様・・・?」
「あーさー様の瞳が・・・」
「金の瞳に」
アーサーの瞳は金に染まった。
「ずっとこの時を待っていたんでね。し暴れさせてもらうよ」
そういうと指をバキバキ鳴らすアーサー。
「まだやるのですか? 自分の力量がまだ分からないのですか?」
「じゃあ、挨拶代わりに一発れさせてもらうよ」
アーサーの瞳が輝くと、一気に魔力が開放させれる。それはずっとために溜め込んだ魔力の一部だ。 大地が震える程の膨大な魔力、メフィストやペダランは震いをする。
「ーーこの魔力は・・・」
「リサ挨拶代わりに一発れろ!」
「えっ? 私は攻撃魔法は使えーー何これ頭の中に勝手に呪文が流れ込んでくる」
リサの瞳も金に輝き出す。
「天を燃ゆる不死鳥よ 我に聖なる炎をーーエクスブロージョン」
リサが銃でも打つかのようなポーズを指で作り演唱と同時に打つ作をすると、炎と発が同時に起こり一面を焼き払った。
「えっ? えっ?コレを私が」
リサの瞳は、元に戻り何が何だか分からないでいる。
「何のためらいも無く・・・こののがどうなっても良いのか・・・ぐは」
の姿をしたメフィストはを流している。
「・・・頼む、エリシアを助けてくれ」
ペダランは、今の一撃で瀕死のダメージをけたのかその言葉を殘し倒れた。
「ふっ、知るか。自分の蒔いたタネだろ、 自分で枯らせろ」
倒れたペダランに冷ややかな目で霊達は聞いた事もない冷たい口調のアーサーに同様していた。
「ぐぅぅぅ、己れ人間がああああ」
「ーー こいよ! 雑魚」
掌を立てて、クイクイと手招きして挑発するアーサー。 顔はニヤけ完全に舐めている。
「がああああああああ」
特大の闇の波を放つーーー
「シルフィー砕しろ!」
「えっ? あっ・・・頭の中に魔法が」
シルフィーの瞳は金に輝き出す。
「大いなる大地に流れる風の民よ 我にチカラをーー アサルト グリフィン」
シルフィーから現化した風の化の大きな鷹が放たれるーー
メフィストの放った闇の波を呑み込むとそのままのごと後方の森まで吹き飛ばした。
「さっき迄の余裕はどうした? 人間がどうとか言ってなかったか? 散々ホーエンハイムの城や街、 兵士たちを殺ってくれた落とし前はこんなもんじゃねえぞ」
吹き飛んだ森の方へとゆっくり歩み寄る。
クルセイダーズの殘黨たちは余りの強さに金縛りでもあったかのように震えてけないでいる。
それを更にアーサーは、殺気立った冷ややかな目つきで睨みつけ威嚇する。
「グハッ、はあ、はあ・・・何だアイツは」
のは既にボロボロで大量のを吐き、 あちこちの骨がバキバキに折れている。
「オイ! もう終わりじゃないよな」
金の瞳が倒れているメフィストに鋭い目つきをいっそう細め睨みつける。
「クソ! このではダメだ」
メフィストは、エリシアのから抜け出し本をさらけ出した。
「ハハハハ」
アーサーは、メフィストの行を馬鹿にするかのように高笑いした。
「何がおかしい」
「自ら姿を現し、を解放してくれるなんて優しいと思ってね。 あのままだったら殺すことは出來なかったよ」
「貴様ーー!?」
「死ねよクズやろう リサ!!」
リサの瞳が再び金に輝く。
「聖なる炎の不死鳥よ 我にチカラをーー フレイム フュージョン」
大気中の空気が生暖かくなる、あたりは靜寂に包まれる、 パチパチと無數の小さな火花な弾ける。
リサが指で銃でも打つかのようなポーズを取りメフィストを狙い打つように片目をつむり構えている。
「ばん!!」
リサの聲と指で撃ち抜いたポーズをしたと同時にメフィストの足元から天にも屆くのではないかという巨大な火柱が上がった。
「ーーーーーー」
メフィストは一瞬で灰となり消え去った。
アーサーは、メフィストの最期の瞬間を見屆けることなくメフィストに取り憑かれていたの子エリシアの元に歩み寄る。
「ルナ、こっちに來てくれ」
ルナは、し張した面持ちでアーサーの側によると頭をられた。
「この子に回復魔法で治療してあげてくれ」
「はい」
回復魔法を演唱しようとした時にルナの瞳も金に輝き出す。
「えっ・・・魔力が・・・」
目を丸くして驚くルナ、これ程の魔力を得たのはアクセルと契約していた時以來なのだ。 何故、魔力がアップしたのか不思議でならない。
「天の息吹よ、 全ての生きとし生きる者の鼓よ 癒しの空間を與えよ。 ムーンライト」
ルナが魔法を演唱するとエリシアの周りが眩いが差し込む。 見る見るうちにエリシアの傷は癒え、 顔も良くなる。
そしてーー、
「ん・・・ん、 此処は?」
意識もすぐに戻ったのだ。
「この魔力は、アーサーさんあなたは一・・・」
ルナはアーサーを見上げると直ぐに瞳のの異変に気付く。
「金の瞳ーーーー」
ルナは聞いたことがあったのだその瞳の事をしかし、 ハッキリとは思い出せないでいた。
しばらくすると、 アーサーの瞳は元に戻りそのまま倒れた。 ーーその間の記憶は一切なかった。
こうして、 ホーエンハイムでの戦いは幕を閉じたのだった。
ーー ホーエンハイムは、今 ーー
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