《ユニーク:憑依で聖龍王になりました!》2:やっぱりね

最後に僕が降り終わる。

でかいお城が目の前に広がっていた。

首が痛くなるほど見上げても、頂上が全く見えない。

こんなお城聞いたことない。

道歩く人もドレスとワンピースの間のような服を著ていたり、鎧を著て武を持っている人も多數見られる。

まるで中世ヨーロッパのようだな。

ふと、目の前をみると門が開き、みんなお城にっていく。

ここはどこかとかはとりあえず今は置いておいて、僕は進むことにした。

どうやらここは王宮だったようだ。

王と謁見させてもらえるらしい。

真っ白な鎧を著た男が僕たちにひざまづくよう指示した。

「よくぞ、來てくれた。どうか、お前達にこの世界を救ってほしい。」

この世界はどうやら異世界と呼ばれるところみたいだ。

がたくさん増え、更に軍まで作るようになった。

このままでは人間側が負けてしまうということで、僕たちは召喚されたらしい。

異世界人はみんなスペックが高く、強い者は一人で50人分の兵士にも匹敵するらしい。

自分の能力が分かる機械があるらしく、一人一人アビリティを検査されることになった。

まず率先して僕をいじめて來た中心人 信條 建人が検査をけた。

検査をした人の目が見開かれ、固まった。

____________________

名前  信條 健人

種族  人

職業  勇者

レベル 1

  500

魔  300

魅  420

コモン     魔法

ユニーク 聖剣使い

_______________________

「で、伝説の勇者様!?」

皆に畫面で提示された。

王も固まっている。

どうやら予想通りと言うか、とんでもないチート能力を持っていたようだ。

(ちなみに「」は力、「魔」は魔力、「魅」は魅力を表しているらしい)

「おぉぉぉぉぉ!!!!」

場が湧き上がる。

王もご満悅のようである。

「これは期待ができそうだ。どんどん他の者も検査を始めてくれ。」

次々と我よ我よと人が押し寄せる。

僕を押しのけ、どんどん皆が並んでいく。

トボトボと僕は最後尾に並んだ。

みんな最低でも100は超えていて戦闘職のようだ。

終に僕の番が來た。

どうか高みはしないからどうか普通であってくれと願う。

_________________________

名前  真澄 冷斗

種族

職業  人

レベル 1

 1

魔 1

魅 1

 コモン  

 ユニーク ??

_________________________

はい??これ人間ですか?

赤ちゃんでも10は力、魔力共にあるらしい。

しかもスキル全くない。

僕は他の世界に來ても恵まれないのか。

「やっぱな、お前にはふさわしいアビリティだ。しかも職業 人ってまじうけるな。人になりたーいってやつか?」

いじめの中心人、信條がそういうと、みんなが見下し、笑い出した。

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