やることはやったし、ここから旅立つことにするか。

ここっていうのは僕たちが住んでいた窟のようなものだ。

窟っていっても生活できるようにきちんと作り変えられている。

セキリュティも完璧だ。り口には、認識を阻害する魔法がかけられていて、登録した者しかそもそもり口を見つけることができない。

中は、ハードダイアモンドという金屬を材料にして作られた柱と壁で仕切られている。

そういえばエルさんが、ハードダイアモンドはわしが開発したとても頑丈な金屬なのじゃ！とか自慢げに製法とか説明してくれたんだっけな。

実際に自分でブレス吐いて……どうだすごいじゃろ？わしのブレスに唯一耐えられる金屬なのじゃ！これなら大抵の魔が來ても大丈夫なのじゃ！

とかとか言って…というか、それ以外の金屬全部リルさんのブレスで溶かせちゃうんだな。恐るべし。

まぁ、リルさんのブレスにも耐えられるんだ。何があっても大丈夫だという安心は持てるよな。

そんな事を考えつつ、僕は1番奧の部屋にある食料室に向かった。

部屋の鍵を開けるキーは魔力だから、僕の魔力を流す。

中にると袋と、これを旅立つときは持ってくのじゃと、書かれたメモが置いてあった。

メモの裏側には

パン×100

焼き芋×30

オークのステーキ×100

リンプル×30

皿×10

コップ×5

鍋×5

スプーン×5

フォーク×5

普通で頑丈な剣×10

ナイフ×10

冒険者の服上下セット×10

魔法使いのコート×5

テント×1

布×1

地図×1

オークは、高級な豚みたいなもので、リンプルは林檎みたいというか、ほぼ林檎だ。

さすがリルさんよく考えてくれているな。

必要だと思ったものは全て揃っているし、思いつかなかった便利なものまでっている。3ヶ月は余裕で過ごせるな。

袋に手を突っ込んで想像するだけでしいものが取り出せるみたいだ。更に食べは出來立てあつあつだ。空間魔法と、時間魔法が使われているんだろうな、きっと。

最後に、娘に會いに行っておくと後々役にたつだろうと地図に星印を書いておいたと、書いてあった。

本當にリルさん何から何までありがとう。