《ユニーク:憑依で聖龍王になりました!》18:ついていくの!
お風呂にって、さっぱりしたところで夕食をいただいた。
パンとスープといった思ったより普通のものだ。
エルが、今日は泊まってくの!と言っていたのでお言葉に甘えてエルの家に泊まらせてもらおうと思う。
明日は町に向かって出発するから、早めに寢ないとな。
日本じゃ窓から見える月が黃金に輝いている。異世界の月は一回り地球よりも大きいんだな。
いつのまにか僕は眠りについていた。
***
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
なんか暖かいな、布団の中。湯たんぽでもれてあるのかな。
そう思って手で探ると、何かがもぞもぞいてぴょこっと出てきた。エルのアホが…
「噓だろーーー!!!!」
「寢てからベットが1つしかないことに気づいたの!レイト起こしちゃったなら謝るの!」
「いや、そういうことじゃなくてさ……ほら、エルはの子だろ。一緒のベットで男が過ごすのはあんまり良くないと思うのだけど!」
エルはきょとんとした顔をして首を傾げる。
多分無意識なんだろうけど、その仕草もなんだか可いな。
「だってレイトはエルのお兄ちゃんなの!家族で一緒に寢るのは當たり前だってママが言ってたの!レイトはエルのお兄ちゃんじゃないの?」
そんな悲しそうな目で見ないでくれたまえ。
「うーん……わかったよ。でも他の男の人とは簡単に寢ちゃダメなんだからな。本當にエルが好きだと思った人が現れるまでな。」
「じゃあ、エルはレイト好きだからどっちにしろおーけーなの!」
僕の心臓が全くおーけーじゃないんだけどね。
僕は、への免疫全くないんだって。
☆☆☆
朝の支度を終えて、ついに出発する。
「エル、お世話になった。々教えてもらったしな。ありがとう。」
「いいのいいの!エルもレイトお兄ちゃんに會えて良かったの!エルここ最近1人で寂しかったの!」
「僕もだよ。じゃあ、エル元気でな。」
そう言って僕は歩き出す。
……なんか後ろから足音が……
見送ってくれているのかな?
僕は歩き出す。
50歩歩く。まだ足音は止まない。100歩歩く。まだ足音は止まない。200歩、500歩……僕は足を止めて振り返る。
「エル、どうしたの?」
「エルも一緒に行くの!」
「僕と一緒にいたら危ないかもよ?聖龍王のこととかもあるし。いつドラゴン襲ってくるかわからないんだからな。」
「エルは強いから大丈夫なの!それに一人は寂しいの!」
エルの必殺悲しそうな目で見ないでくれ。
斷れる訳がない。
「……わかった。一緒に行こう。」
「はいなの!」
エルは満面の笑みで頷いた。
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