《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》2章─束の間の平凡

目が覚めると、夜になっていた。

手を開いたり閉じたりしてみる

「やっぱり、特に変わりはないか」

辺りを見回すと

皆が寢ていたり話したりしている

「あ、サイトー起きた~」

希おはよ~ごめんね、心配かけたね」

どうやらずっと橫にいてくれたようだ

こういう會話を希とすると、とても安心する

何だか、落ち著いて和むことが出來る

「大丈夫?きつくない?」

「うん、平気だよ~」

こうかと思ったがまだかしづらい

「無理しないでね」

と、手を添えてくれる

ホントに優しいヤツだ

『おい!サイトーが起きたぞ!』

皆がこっちを見て、駆け寄ってくる

『あの力はなに!?』

『どうやって戻るの!?』

『これからどうするの!?』

矢継ぎ早に質問が飛んでくる

「あ、あの、あれは、ぼ、僕も──」

と、自慢のコミュ障を披していると

「はい、そこまで、このままだと、

またサイトーが倒れちゃうよ~」

助け船を出してくれた

希~ありがとぅ~怖かったよぅ~」

思わず泣き付く

し歩こう」

落ち著かせるために提案してくれる

森の方へ歩いていくと水の音を聞いた

「川があるんだね」

「そうだね~落ち著くね~」

何だか、久しぶりに落ち著いた気がする

「そう言えば何であのときにやれるって思ったの?」

と、希が聞いてくる

恐らく虎アレに石を投げた時だろう

「あれはね、投げたときに今までより早く

投げられたし虎アレにぶつかったとき

砕けたでしょ?アレで確実に今までより力が

上がってるって確信したんだ」

「でも、當たったときに砕けなくて

実際に力が上がってなかったら

どうするつもりだったの?」

「それはね、しっかり考えてあるよ

日頃から伊達に妄s…シミュレーションしてないって」

「そっか~だから、いつも授業中楽しそうなんだね

僕もたまにやるけどそこまで考えに自信は

持てないなぁー、やっぱり毎日妄想してると違うね」

「ばっ…別に毎日はしてねぇし」

 

楽しそうに歩く僕たち、

この後、何が起こるかも知らずに

はい、どうも、Akiです

今回から本當に2章になります

まだまだ拙いところもあると思いますが

頑張って行くので

 ご期待ください

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