《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》二つ目の難関
「さぁ、行こうか原ちゃん」
目を合わせてお互いにうなずくと
僕は龍へ向かって駆け出した
「……グググ」
自分への殺意をじ取ったのか
僕へ向けて臨戦制を取る龍
龍へ接近し、まず、一発叩き込んでやろうと
思ってた矢先、
龍の尾が迫ってきた
かなりの早さで走っていたため
回避には間に合わない
ならば───
「これでどうだッ!」
尾へ向かって右ストレート
虎と戦ったときよりも
力が定著しているため
虎を毆りあげた時よりも
遙かに強い力で毆り付ける、
あの虎ならば
し、浮き上がっただろう
しかし、そんな拳の勢いを打ち消し
僕は弾き飛ばされた
「がはっ!」
20メートルほど吹き飛ばされる
それでも生きているのは
異世界に來たことによる
能補正チートによるだろう
「え~、押し負けたかぁ…」
決まったと思っていた手前
押し負けてしまったため驚いたが
手応えはじていた──
そのあとに続くかのように
僕の後ろを付いてきていた
原ちゃんが、異能を解放
全力で振るわれた右手から
の爪が産み出され龍のへ迫る
しかし、それを止めようともしない
そして、の刃となり
龍へ傷を刻み込むかのように思えたが
───弾かれた
そして、當たりをくらい吹き飛ぶ原
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
べるくらいにはまだ、元気のようだ
原の無事を確認して
立ち上がり再び龍の方を向く
「さてどうするか────」
止めて────
【書籍化】誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話【コミカライズ】
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