《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》人類最強の力

「人類最強の男─剣聖─!」

剣聖、その名を冠する世界最強の男は

目線を蝕獣から

気を失っている秋と原へと向かい

「この中であの子達を遠距離から

回収できる子はいる?」

クラスメイト全員へと向けて聞いた

「お、俺が出來ます」

木澄が手をあげて答えると

「俺がアイツの相手をしてるから

その間に回収してくれ巻き込まれないようにな」

言うが早いか一陣の風が吹く

蝕獣を間合いに捉え斜めに斬りかかるが

蝕獣は後ろへと下がりその刃をかわす

剣聖は強引に刀を引き戻し橫薙ぎに振るう

それを蝕獣が飛んで回避すると空を蹴り

剣聖へと攻撃を仕掛ける

迫り來る大きな手を左手の正拳で防ぎ

その隙に刀を引き戻す

蝕獣は弾かれた衝撃をそのままに半回転し

尾を振るう

ぶつかる瞬間剣聖がそのうちのを摑み

し浮き上がり尾の軌道からずれる

そして、刀を構え降り下ろす、その刃が蝕獣の左目の

し離れたところを斬りつける

蝕獣が聲をあげる

剣聖は警戒してか一度蝕獣と距離をとる

剣聖が駆け出してから初めて目に寫る剣聖の姿

その間約5秒

「回収出來たか!?」

戦いながらもこっちを気にしている

「今出來ました!」

手首からばした蔓で秋と原を巻き引き寄せ回収する

「よし、伏せておけ」

返事を聞くとクラス全員へと告げた

そして、刀を橫に構え上を捻る

「斷罪の廻ジャッジメントサークル──罰ギルティ」

橫へと振りきられた刃は円形に広がり

蝕獣の前足へと傷を刻む

キュォォォォォォォ!

蝕獣が悲鳴をあげ、その場から立ち去る

「二度と來るな化け貓め」

その背中へ吐き捨てるように言って

こちらを振り向く

「さぁ!早いところその二人を醫者に連れていこう

侵食が始まっている、手遅れになる前に」

そう言いながらポケットを探り

「さぁ、こっちへ近寄って~」

取り出した玉を地面へと叩きつけると

黒い靄が広がり渦を巻きへと変わる

「ほれ、効果はあまり長くない早くれ」

秋と原を背負った木澄と上田が最初に

黒いへと

クラスメイトもそれに続く

黒いを抜けるとそこには

「歓迎しよう、ここは壁の國」

両手を広げ誇らしげに言う

「悪を拒み、人と絆を守る國だ」

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