《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》

「さよならだ、龍の民」

剣聖がその右手を空へと掲げ振り下ろすその剎那

「そこまでにしなさいな」

「ルナさん!」

剣聖がばした右手を持っている杖で止めている

「邪魔すんな大賢者」

剣聖がドスを利かせた聲でルナへと言う

「あら~?弟の暴走を止めるのは

お姉ちゃんの務めだと思っていたのだけど?」

「だけど、コイツは!」

剣聖が聲を荒らげる

「この子はあなたが思うような子じゃ無いわ」

ニコリと笑いながら杖を下ろす

そして、秋に向き直って

「ごめんなさいね、うちの弟が」

「い、いえ」

「お詫びもしたいからぜひ、図書館へ來て」

そう言って連れてこられたのは図書館の最上階

「どうぞ、ここに座って」

椅子を差し出されそこに座る

「さて、あなたには迷掛けたわね」

そう言いながらお茶を淹れたのだろう

部屋に紅茶の良い香りが広がる

「えぇ、まぁ、良くわからない理由だったので」

「チッ、それで、何でコイツを連れてきたんだ?」

「まぁ、順番に話すわまずは私とこの人の関係ね」

そう言って剣聖を指差す

確かさっき弟だとか───

「私の弟よ」

───デスヨネ

「そこは別に良いのよ、あなたには

龍の民について話を聞く権利がある」

「おい!良いのか!それはあの人が!」

「良いのよ、だって彼がそうなんだもの」

「あのー?なんの話ですか?」

そう言うと剣聖が椅子へと寄りかかり

ルナが深呼吸した

し、長くなるわ──と、前置きし

「これは、古い昔の話、

まだ龍と人間が共生していた時の事」

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