「これは、古い昔の話

龍と人間が共生していた時の事」

あるところに龍の一族が居ました

爭うこともなく平和に暮らしていました

その龍の一族には長と呼ばれる龍がいました

數百年間に一度一族の中で最強の龍が選ばれ

あるを守っていました

ある時、その長は人間に姿を変えて

近くにあった國へと行きました

そこで龍はあると會い二人はに落ち

しばらくしたあと二人は結ばれ

子を授かりました

しかし、異種族同士のわりなど前例がなく

誰もがその出來事に戦慄しました

そして、3年が経ちがいた國が龍の一族へと

攻めてきました、その軍を率いていたのは

そのの婚約者でした

龍と結ばれたはその國の王だったのです

最初、龍は人々を攻撃することなく

ただ、防戦を続けていました

次第に戦禍はへと近づいてきました

戦が始まり4年の月日が流れた頃

人間のある男が放った矢が

の右肩へと突き刺さりました

その傷のせいでの右腕は

使えなくなってしまいました

これに怒ったのは龍の長でした

今まで攻撃をしてこなかった龍逹が

人々を攻撃し始めました

圧倒的な力の前に人々は1ヶ月持たずに

戦爭は終わりました

「と、まぁ、こんなところかしらね

お茶をれ直してくるわ」

そう言ってルナは席を立った

その場において言葉を発することが出來るものは

おろか、をかすことすらままならない

ただ、カップに紅茶が注がれる音だけが流れていた