《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》戦いへ向けて

剣聖に待っているように言われた部屋で

「サイトーはどう思う?」

原が僕に訪ねる

「どうって?戦いのこと?」

聞き返すと

「そう、戦いのこと

向こうは大軍、こっちは10人足らず

正直、勝ち目は無いと思う」

原の聲が心なしか震えている

「恐い?」

その問いの答えは知っているのに僕は原に聞く

「ああ、恐い、今すぐ逃げ出したいくらい恐い

この戦いは人が死ぬ、俺も死ぬかもしれない

もしかしたら俺じゃない味方かもしれない 

サイトーは?恐くねぇの?」

「恐くない、だって、こっちには

強い絆があるから」

自分でも臭い臺詞だなと、想いながら聲を出す

「恐いんだったら怖くなくなるまで強くなれ

年よ、お前はまだまだ強くなれる」

「「うわぁ!」」

いつの間にか後ろに立っていた剣聖に驚く

「よし、じゃあ、行くか」

と、ニヤリと笑う

剣聖の後を歩き暗い回廊を歩く

響く靴音が不安を煽る

しばらく歩くと開けた場所に出た

中心には剣聖の刀が刺さっている

「さぁ、著いたぜ!」

剣聖が言う

「この修練場で俺と殺し會い・・・・だ!」

その刀を抜いて空に掲げた

「世界最強の男と戦えと!?俺ら死にますよ!?」

原が全力で

「大丈夫だ死にはしねぇよそのために」

そう言って僕らの後ろを指差し

「ルナを呼んである」

指の先を見ると椅子に座ったルナが手を振っていた

「アイツの治療は完璧だ

どんな傷でも直してれるから安心して怪我しろ」

え、何言ってんだろこの人

「え、何言ってんのこいつ」

原が呟く

────聲に出すのかよ

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