《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》次の力

『…き……きよ』

どこからともなく聲が聞こえる

それは、頭のなかに直接響いているような

前にも聞いたことがあるような聲だった

「久しぶりですね」

『隨分と待っておったよ』

その聲の主は──あのだった

『どうやら、知った用じゃのう』

「えぇ、大の事は

─龍の巫

あなたの事だったんですね」

話を聞いているときから何となく

察してはいた、なぜなら

「あなたに頂いた力が

龍の巫と同じ力なんてそれ意外あり得ない」

『隠していたつもりは無いのじゃ

ただ、時間が無くての、すまぬ』

「謝らなくても良いですよ

それより、今回は何か用事でも?」

『んむ?用事があるのはお主では無いのか?

妾は呼ばれたのじゃよ』

「呼ばれた?誰にですか?」

『お主の聲が聞こえての

この空間に呼ばれたのじゃ

何か思い當たる事は無いかの?』

そう言われてし遡る

し見てすぐ戻ろう」

本を探し歩いていると

何か引かれるように歩いていった場所に

井戸のようなものがあった

き通るような青がを反し當たりを

きらきらとらせる

その井戸を覗き込んでみると

吸い込まれるような覚に襲われ

「そうだ、それでここに來たんだ」

『なるほど、探求の泉か』

「探求の泉?」

『が探しているもののヒントをくれる泉じゃ

かなり遠い所にあるのじゃが、良く持ってきたの』

そう言いながら口元を隠し嬉しそうに目を細めた

『して、お主は何を探しておるのだ』

「今、持っている力のその先を」

その目には強い何かが宿っていた

『それは何故か?前も言ったが

お主の力は仲間をも傷つけるかも知れんのだぞ?』

「わかっています、だけど

もっと強くならないと皆を守れない

壁を越えることは出來ない」

『ならば、守って見せよその力で願うままに』

世界が白く染まって行く

『時間のようじゃのう

また會えるのを待っておるぞ』

「ええ、必ず助けに行きます」

────種は芽吹いた

────その芽を守り育て時に苦しめ

────やがてその芽を大樹へと

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