《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》決意表明

「塩よ」

「いいや、タレだな」

大切な話があると剣聖に連れられ

町の定食屋で夕飯を食べていた

「あんたは昔っからわからない男ね

塩によって引き立てられる、鳥の旨味

これこそが最高よ」

「姉ちゃんこそわかってねぇな

代々継ぎ足されるタレの歴史すらじる味

これこそが至高だ」

大事な話があると言われた───ハズなのに

「タレより塩よね原くん」

「男ならタレだよなぁ?」

何故か姉弟喧嘩に巻き込まれていた

てか、この二人姉弟だったのかよ

「あ、あのそれで大事な話って」

原の一言で二人は話ケンカを止め

「まず、今の秋アノ子の狀況ね

命に問題は無いけれど、次の戦いまでに

意識が戻るかはわからないわ」

「サイトーに何があったんですか?

あのときのお二人の

ただ事でないようにじました」

「アイツがやったあの技は

を龍にギリギリまで近づける技だ

がなってないと力が崩れ危ないことになる」

「それがサイトーに起きたんですか?」

「そう言うことだ」

「だけど、問題はそこじゃないのよ」

「戦いに參加出來ない…ですか」

「アイツは確かにこっちの陣営の重要な戦力だ

アイツが參加出來ないとなると

々危ないかもしねぇな」

「俺に出來ることはありますか?」

原はし食い気味に言った

原は々なが混ざっていた

剣聖と秋のぶつかり合いのときの力に嫉妬し

急に強くなった秋に憧れ

友達が意識不明になり不安になった

「殘念ながら何も無いわ」

そんな原の思いを他所に現実は殘酷だった

「これはアイツ自信の問題だからな

外野が出來ることなんてねぇよ

──ただ、強くなれ──

戦いの時にアイツが起きたときに

ゆっくり休んで良いって言えるように

戦いの後、アイツが起きた時に

余裕だったって言えるように」

剣聖の言葉が原の心をかした

「俺、もっともっと強くなります

サイトーを越えられるように」

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