《クラス全員で異世界転移!?~廚二病が率いる異世界ライフ~》No.84ジューゴロー

「では、行かせて頂きますよっと」

そういいながら刀の鍔を親指で押し上げ

右手が刀にれた剎那

ジューゴローの姿が消えた

秋が後ろへ飛び退くと目の前に

刀を切り上げたジューゴローが現れる

あまりの剣速に土煙が風と共に上がる

風に乗り大きく後ろに後退し追撃に備えると

「いやぁ~、今のを避けるかぁ

まだまだ若いのにやるねぇ

次はもうし早く行くから覚悟しなすって」

剣を顔の辺りまで持ち上げ

地面と水平に構え腰を落とすと

再び、その姿が消えた

(正面ッ!)

再び視界にったのは秋のすぐ目の前

ジューゴローが刀を振るより早く

拳を突きだそうとするが

構えた直後に

「ハズレだ」

背後からジューゴローの聲がした 

──死んだ

とっさに秋はそう思った

敵に背後を取られるなど戦いにおいて

最も避けねばならない

しかし、いとも容易く取られてしまった

「ま、運がなかったってことで」

そう言って刀を降り下ろされる

鈍い音と共に痛みが──來ない

恐る恐る後ろを振り返ると

「だから引っ込んでろって言ったんだ」

剣聖がその長い刀

ジューゴローの刀をけ止めていた

「おやおや~、これは斷罪者さんじゃねぇですか~

こんなところで會えるとは、運が良かった」

ジューゴローが大きく後退しながらそう言う

「運が良かった?笑わせるな

俺がいるのを知って來たんだろう?

そうでなければ『Noナンバーズ84』のお前が

帝國ごときにに使われる訳がない」

「どうでしょうかねぇ

まぁ、折角ここで會えたわけですから

手合わせ願いますよ」

そして始まる強者同志の戦い

「こいつは俺が相手をしている、お前は頭を叩け

だが、気を付けろ、油斷すれば死ぬぞ?」

「気を抜いてるのはあなたじゃないですかねぇ

よそ見しないでちゃんと相手して下さいよぉ」

剣聖が話している間にもジューゴローは

その手を休めようとはしない

「行け!俺はコイツで手一杯だ!」

「はい!」

剣聖に言われるまま

秋は次の敵を見據える 

「ディゴード=アルバンス…次はお前だ」

「ガキが…俺に勝てると思っているのか」

そう言って乗っていた牛車から飛び降りてくる

「良いだろう、ここまで來た褒

俺が直接相手をしてやる──お前ら手を出すなよ」

そばに控えていた自分の従者に命じ

「帝國に歯向かうネズミめ、捻り潰してくれるわ」

────戦いは次の局面へ

ここまで読んでくださりありがとうございます

更新が遅くなってしまい本當にごめんなさい!

完全に私用なのですが験勉強が

大変なことになっていまして

また、しばらくの間更新できません

しかし、必ず続きを書きますので

応援の方よろしくお願いします

そして、更新していない間にも

フォロワーが250人を突破しました!

ありがとうございます

ぜひ、これからもこの作品を

そして、二作目である

『右目を無くした年ののお話』

をよろしくお願いします!

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