《努力次第で異世界最強 ~喰えば喰うほど強くなる~》5話:封印されたスキル
これからレンが最強無敵になっていくのでそれまで見守っていてください。
「ここはどこだ?」
黒竜に食われたはずの俺は明らかに黒竜の腹の中ではない空間にいた。
「この場所は…」
そう、レンはこの場所を知っていた。
いつか兵長にボコボコされて気を失った時この場所を見たことがあった。
自分でも何故今までこんな事を忘れていたのか分からないがとりあえず出口を探すために辺りを見回してみた。
『ここには出口なんかないぞ』
聲がした方向を見てみると黃金に輝く鎖にを縛られた者がそこにいた。
「お前は、誰だ?」
レンは聞いた後に、前にこの場所であった時に聞いた名前を思い出した。その時は顔もも見えない狀態だったので気づかなかったがレンは本能的にこいつがあの時の聲の主だと直した。
「ヴァン=ガルテ=ロードなのか?」
『そうだ。6億年程前に忌々しい邪神に封印された魔神である』
「何でお前はこんな所にいるんだ?」
『お前が我の封印された剣を持っているからだ』
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「封印された剣?」
『我はあの剣に封印された後んな目にあった。に呑まれた悪どい魔師に封印を解かれそうになったり、力をした神に洗脳されそうになったりもうたくさんだ』
「じゃあ何で俺の前に現れたんだ?」
この事が1番疑問に思っていたレンは意を決して聞いてみることにした。
『質問の多いやつだな。まぁいい答えてやろう。我もそろそろこの鎖に抵抗する力が無くなってきてしまってな、もうすぐ消滅してしまうところだったのだ。そこにお前が現れたから最初は乗っ取るつもりだったんだがお前の隠された力が抵抗してきて乗っ取る事ができなかったのだ。お前のスキルの名は【喰種】。初期ステータスは最弱なものの魔を喰えば喰うほどその魔のステータスやスキルを奪うことが出來る。恐らくこの力に恐れた邪神が封印しているのだろう。だが、我ならばその封印を解くことができる』
レンは唖然とした。
魔神の言っている意味が理解できない訳では無い。
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しかし、自分のスキルであるそれ・・は今は使えない狀態だという。だがこの封印が解かれたら恐らく喰えば喰うほど強くなりいずれは無敵の強さを手にすることができるだろう。
「その封印を解いたらお前はどうなるんだ?」
『我は恐らく消えてしまうだろう。だが、そんな事はどうでもいい。ただ一つだけ願いを葉えてくれさえすればな』
「願い?」
『あぁ、我の願いはただ一つ。我を封印した神共を倒す事だ!あの邪神は我ら魔人族や魔、悪魔族、人族や竜族といったあらゆる生を殲滅してこの世界だけではなくすべての世界を我がものとしようとしている。
我も抵抗したのだがこのザマだ。
そのスキルさえあればうぬはあの邪神にだって勝てる。“封印を解いた後は我を喰らえばいい”それだけで我の全ての力を得ることができるだろう』
「その邪神はこの6億年何をしているんだ?」
『フン、我と戦ったのだぞ?あやつも無事で住むはずがない。力を使いすぎて眠りにでもついているのだろう。しかし、我が消えれば我を縛るための力を回復にまわす事ができてしまう。そうなれば完全復活も近づいてしまうだろう』
「お前はそれでいいのか?」
 
『いいのだ。封印される前は好き勝手をした自覚はある。だから我が封印された事は構わぬのだ。
しかし、我の眷屬たちはそうではない。我が封印された後どうなったのかは分からぬが恐らく殺されてしまっているだろう』
「分かった」
魔神の願いを承諾したレンは封印されたスキルを解放してもらうために魔神に近づいた。
「どうやって封印を解くんだ?」
『簡単だ。我が呪文を唱えてのうぬの手と我の手を重ね合わせるだけでよい』
そう言われたレンは魔神のそばへ行き魔神のこの6億年でやせ細ってしまったであろう手に自分の手を重ねて魔神が呪文を唱えるのを待った。
『ーーーーマジック・ブレイク』
呪文を唱え終えた魔神は俺の手を話して、
『ステータスプレートを見てみるがよい』
そう言われた俺はステータスを確認してみることにした。
クロギ=レン  レベル1/100
力=5
攻=5
防=5
魔力=5
魔攻=5
魔防=5
《スキル》
【喰種】【言語理解】
《稱號》
『喰種クラウモノ』『召喚者』
ステータスプレートを確認してみると前に見た時は【??】と表示されていたところに【喰種】と表示されていた。そしてついでとばかりに《稱號》のところに『喰種クラウモノ』と表示されていた。
確認し終わったレンがもう一度魔神の方を向くとまるでレンが確認し終わるのを待っていたからのように話しかけてきた。
『もう一つ言っておくが我の封印されているあの剣はかつて我が使っていた神をも倒すことのできる神喰ゴッドイーターという伝説の剣である。あれは我の魔力に呼応し解放する事の出來る剣だ。我を喰い外に出たら『解放ガルテ』と唱えよ、そうすればあの剣は本來の形に戻るだろう』
「分かった。じゃあ俺はお前を食べればいいんだな?」
『まぁ待て。あの剣はガラス細工のようなものの中にっているだろう?』
そう言われたレンはあの剣のことを思い出してみる。
確かにあの剣は寶石のような形になっているガラス細工の中にっていた。
『あれを壊すにはからではなく外からするしかないのだ。から壊す事は神でさえも不可能だが我を喰ったお前が外から壊すのならあれも解放することができるだろう。“あれは我を縛っているこの鎖と連している。”』
「分かった。お前の言う通りにしてやるおまえを喰った後に“あのガラス細工を壊してから剣に魔力を注いで『解放ガルテ』と唱える”それでいいんだな?」
『そうだ』
魔神を喰った後、レンは気づいていないがレンのには異変が起きていた。髪のは抜け落ちて白になり薄ら紫になっている。格は長が約10センチほどびて180センチほどになっている。
魔神を食べたレンはもう一度ステータスプレートを確認してみることにした。
クロギ=レン  レベル72/???
力=5 (+120000)
攻=5 (+120000)
防=5 (+120000)
魔力=5 (+120000)
魔攻=5 (+120000)
魔防=5 (+120000)
《スキル》
【喰種グール】
=派生[+魔力作EX][+強化EX]
[+全魔法適EX][+全魔法耐EX][+剣技EX][+質現化][+理攻撃耐EX]
[+再生魔法リバイブ(固有)][+自己再生EX][+天翔][+寶庫バンク]
[+気配知EX][+魔力知EX][+魔神化][+魔眼]
【言語理解EX】
《稱號》
『喰種クラウモノ』『魔神』『召喚者』
「分かってはいたがここまで強いと笑いしかこみ上げてこないな」
レンはステータスプレートを見た時乾いた笑いを浮かべた。
「ここからはどうやって出るんだ?」
ふと疑問に思って口に出した次の瞬間、レンは眠るように意識を失った。
目が覚めたレンは辺りを見回してみたが
「そういえば俺って黒竜に食べられてたんだっけ?」
黒竜の腹の中にいることを思い出したレンは一度自分の本気を確かめて見るために一瞬、ほんの一瞬力を込めた。
するとどうだろう黒竜の腹が膨張したと思った瞬間一気に破裂した。
「なんだこれ?」
レンは今度こそ本當の意味で乾いた笑いを浮かべた。
黒竜の腹の中から出たレンは魔神に言われた通りに剣を取り出してガラス細工を軽く握り潰してから教えてもらった呪文を唱えてみることにした。
「解放ガルテ」
唱えた瞬間辺り一帯をの波が飲み込んだ。
何故こうなったのかは分からないが俺の目の前には日本で見たどの優よりもしい、というより比べるのもおこがましい程のが立っていた。
を反してキラキラと輝く金髪が腰のあたりまでびておりスタイルも抜群、は…うん、素晴らしいとだけ言っておこう。
「ふむ、やはり若いは素晴らしいのう」
そのはおもむろに口をあけるとそんな事を言った。
「お、お前誰だ!?」
「お前とは先程から思っていたが元とはいえ魔神に対してお前などという呼び方をしたのはうぬが初めてじゃぞ?」
「魔神?ってことはお前ヴァン=ガルテ=ロードなのか!?」
「うむ。我はお前があの忌々しい鎖を砕いてくれたおかげで鎖に吸われていた分の魔力を吸いとって全盛期の我に戻ったのだ。」
「お前、あの時俺が喰ったはずだろう?」
確かにレンは魔神を喰ったのだ。
だからこそステータスがチートレベルまで上がったのだ。
「バカなのか?あそこはマナ・フィールドと呼ばれる我が創り出した神世界なのだからあの世界の我を喰ったところで我が死ぬはずがなかろう」
「そんなもん知るわけないだろ!ってかもっとききたいことがあんだよ!」
「なんじゃ?申してみよ」
レンは魔神に一番聞きたいことを思いっきり深呼吸をしたあと意を決して聞いてみることにした。
「お、お前だったのか?」
そう、レンは男だと思っていたからこそお前呼ばわりしていたし、男だと思っていたからこそ躊躇いもなく喰うことができたのだ。
「失禮なことを言う奴じゃな。確かにあの時の我は魔力を吸われすぎて老婆のようになっていたかもしれんが男に間違われるのは不服じゃぞ」
確かにこんなを男と間違えていたのかと思うとレンも自分でバカじゃないかと思いはじめてきたのだった。
「それでお前これからどうするんだ?」
「だからお前と呼ぶなと言っているであろう」
「じゃあなんて呼べばいいんだよ。ヴァンか?それともガルテ?」
「フン。そんな名前などとうの昔に捨てたわ。そうじゃな、特別にうぬに我の名前を決める権利をやろう。どうじゃ栄の至であろう?」
「え、えぇー」
「なんじゃ?その顔は」
に凄い目で睨まれてしまうと斷ることも出來なかった。ので、必死に名前を考えでみることにした。
こんなに考えたのは験校を決める時以來かもしれない。いや、あの時は香織が行く高校に決めてたからたいして悩んでねーな。
そんな事は置いといてレンは必死に悩んで悩んで思いついた。
「じゃあ決めた!」
そう思っての方を見てみると辺りはもう暗くなりすっかり夜も老けては寢てしまっていた。
「ウソでしょー?」
レンは自分が夜になったことにも気づかずに考えていたことに対してそんな言葉しか出てこなかった。
一応プロローグまでは追いついたのですがまだ次の話が完していないのでし時間が空いてしまうかも知れません。
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