《俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?》第四話〜騒〜
琥太郎「ふぅ〜、やっとひと段落だな」
 無事でなによりだな。怪我人も出てないし、平和が一番だ
雅也「だがまだ筆記試験があるからな。油斷は出來ないぞ?」
 次は筆記か・・・面倒くせー
皐月「皐月は書くのきらいー」
宗「皐月ちゃんは苦手そうやね。澪はんは寧ろ得意そうやけど」
澪「確かに筆記は得意ですが・・・そう言う宗はどうなんです?」
宗「わいはまぁまぁやね」
琥太郎「苦手ではないと・・・。こっちは一夜漬けだぞ・・・」
 イケメンはなんでもありってのか。世の中は実に不公平だ・・・。
澪「琥太郎、一夜漬けは頭にりませんよ?」
雅也「あぁ、澪の言う通りだ」
宗「せやね」
皐月「そうだぞー!」
麗奈「ん」
琥太郎「おい、後半の二人は明らかにおかしいだろ」
皐月「むぅ〜」
麗奈「得意」
琥太郎「皐月は當然として、麗奈って勉強得意なのか?」
麗奈「ん」
宗「意外やわ」
 人は見た目じゃわからんもんだな。宗とか特に
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皐月「びっくりだよー!レイレイって勉強できるの!?」
麗奈「レイレイ?」
皐月「レイレイの渾名だよ!」
麗奈「ん♪」
 気に行ったようだ
澪「皐月、麗奈に失禮ですよ。事実でも言っていい事と言ってはいけない時があるものですよ」
麗奈「・・・」
雅也「澪はナチュラルに抉ってくるな・・・」
琥太郎「あぁ、今めっちゃ自然だった」
澪「え!?何か失禮な事を言ってしまったでしょうか?」
琥太郎「しかも自覚が無いと・・・」
雅也「タチが悪いな」
澪「一何を言ったんですか私は!?」
琥太郎「いや、気にするな。それはそれで澪のいいところだ」
雅也「正直で真っ直ぐと事を口に出來る者は中々いないからな。」
宗「なんや・・・この茶番」
 そんな事を話していた時──
麗奈「う・・・ん、、、」
琥太郎「麗奈?大丈夫か?」
麗奈「し頭痛がするだけよ」
宗「大丈夫やないやろ、それ」
雅也「そうだぞ、長引くかもしれない」
澪「何処かでお休みになられた方がよろしいのでは?」
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皐月「レイレイ大丈夫?」
琥太郎「おい、本當にやs──
 休んだ方がいいんじゃないか?と言おうとした時
 不意に後ろから大きな衝撃と轟音、そして大勢の悲鳴が聞こえた
 大勢の人間が學園へと流れ込んでくる
琥太郎「ツ!?なんだ!?」
宗「街でなんかあったんか!?」
一般人A「ま、魔!が、ドカーンって、崩れて!みんな逃げてきて・・・助けてくれ!」
澪「取り敢えず落ち著きましょう。深呼吸をしてみましょう。吸ってー、吐いてー、吸ってー、吐いてー」
一般人A「すー、はー、すー、はー」
澪「落ち著きましたか?」
一般人A「は、はい!ありがとうございます。あ、あの!ま、魔が街に出て、それで、學園なら安全だろうと思って・・・」
 魔が街に?そんな馬鹿な。普段Dゲートは開拓団が監視、及び管理してるんじゃなかったか?もし開拓団さえ知り得ないDゲートが街中に開いたなら開拓団の信用を失いかねない大問題だぞ
???「話しは聞かせて貰ったぞ。」
一同「「教!?(お母さん?)」」
教「お母さんと呼ぶなっ」がつん
麗奈「痛い。」
一般人A「は?え?お母さん?ご姉妹ではなくて?」
教「そんな事はどうでもいい!!」
一般人A「す、すいません!」
澪「教、私達はこれからどうすれば良いでしょうか?」
教「今討伐隊が編されている、もうじき討伐が開始されるだろう。お前達には避難導を手伝ってもらう。」
琥太郎「なんで街中にDゲートが開いたんですか?」
教「それは現在調査中だ。いずれ発表があるだろう。さて、そろそろ行くぞ」
宗「ほかの験生はどないするんですか?」
雅也「さっきから見かけていないが・・・」
皐月「もういっちゃったのかなー?」
教「他の験生は全員逃げた」
一同「「・・・え?」」
 え?何、じゃあただ単に逃げ遅れただけって事か?
マジかよ。
教「ボサッとするな!行くぞ!」
一同「「あ、はい」」
忙しくなりそうだな・・・
ーー市街ーー
 街は騒然としていた。逃げう人々、倒壊する建、燃え上がる炎
雅也「酷いな・・・」
宗「こりゃ予想以上やで・・・」
皐月「怖いよ・・・」
澪「これは・・・」
麗奈「・・・」
教「被害が予想より拡大しているな・・・」
 その景は俺にとある記憶を強く呼び起こした
ーー回想ーー
琥太郎「お母さん!お母さん!ねぇ、死なないでよ!ねぇ!ねぇ!」
琥太郎母「ごめんね、琥太郎、一緒に、居てあげ、られなく、て。あな、た、琥太、郎を、守っ、てあげてーー」
琥太郎父「・・・わかった。絶対に守り抜く。だからせめて安らかに眠ってくれ・・・京子」
ーー現在ーー
琥太郎「ッ!!」
 一瞬顔を歪める。くそッ、こんな時に思い出すなんてな・・・克服したと思ってたんだがな
麗奈「大丈夫?」
 どうやら見られていたらしい
琥太郎「っ、あぁ、大丈夫だ」
澪「本當に大丈夫ですか?とても辛そうに見えましたけど?」
宗「さやで、無理はしない方がええで」
琥太郎「本當に何でもない、それよりもう頭痛はいいのか?麗奈」
麗奈「ん、もう収まった」
琥太郎「ならいいが・・・」
教「ならば行くぞ、やるべき事は山程ある。それと琥太郎」
琥太郎「は、はい」
教「無理はするなよ、足手まといになったら被害が拡大する」
澪「何もそこまで言わなくてもいいのでは?」
皐月「コタ兄頑張ってるよ?」
 コタ兄?誰だそれ?
教「コタ兄とは誰だ?」
皐月「んー?コタ兄はね!琥太郎の渾名だよ!」
教「あぁ、そ、そうか」
 また付けたのか渾名。これなら全員分ありそうだな。よし、このまま誤魔化そう
琥太郎「教、急ぎましょう」
教「あぁ、そうだな」
ーー街中中心部ーー
「助けてくれぇ!」
「うわぁぁぁぁぁぁあ!!」
教「お前達、早速避難導をしてもらう。避難地は學園。中央通りを真っ直ぐ進ませてくれ。絶対に単獨行はするなよ?今暴れてる魔は試験で闘ったAIとはわけが違う。生の人間はまず太刀打ち出來ないだろう。いいか?絶対に単獨行だけはするなよ?ーーー死ぬぞ。」
 
一同「「!!」」
 思わず息を飲む。今までとは纏う覇気が違う。一瞬で弛んでいた空気が引き締まるーーー
教「いいな?絶対に死ぬなよ」
一同「「はい!」」
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澪「落ち著いて下さい!ゆっくり、ゆっくりと進んで下さい!」
皐月「おちついてー、大丈夫!直ぐに倒してくれるからね!」
「早くけよ!」ドカッ
宗「ちと落ち著きぃな。お兄さんや、そないかっかしたら進むもんも進まへんで?」
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「本當に大丈夫なんですか?」
雅也「大丈夫だ、今は落ち著いて避難することだけを考えろ」
「は、はい////」
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 みんな上手く導出來ているようだな。麗奈は・・・
「ねぇ、本當に大丈夫なんですかっ!?私達はたすかるんですか!?」
麗奈「ん、大丈夫」
「本當ですね!?責任とれるんですか!?」
麗奈「・・・」
「どうなんですか!?」
麗奈「こ、琥太郎・・・」ウルウル
 何やってんだ・・・仕方ない助け舟を出すか。
琥太郎「只今討伐隊が編され、討伐に向かっています」
「どちら様で?」
琥太郎「彼と同じ験生です。開拓団の団員の指示により避難導をしています。ですのでこちらの導に従って頂けないでしょうか?」
「っ、わかったわよ。従うわよ・・・しイライラしてたみたい、ごめんなさい」
琥太郎「いえ、分かって頂けたならば」
麗奈「琥太郎」
琥太郎「ん?どうした?」
麗奈「ありがとう」ニコッ
琥太郎「っ!あ、あぁ///」
 だから反則だって・・・
「お母さぁぁぁぁん!!」
 小學校4年生くらいのの子な泣いている
琥太郎「どうしたの?お母さんとはぐれちゃったの?」
「ひぐっ・・・うっ、うん・・・」
澪「どうされました?」
宗「どないしたん?」
雅也「迷子か?」
琥太郎「あぁ、母親とはぐれたらしい」
皐月「ねぇねぇ、お名前はなんて言うのかな?皐月はね?皐月って言うんだよ?」
こはる「こはる・・・」
皐月「こはるちゃんって言うの?かわいいなまえだね!よろしく、こはるちゃん♪」
こはる「うん!」
琥太郎「凄いな、皐月。麗奈も見習ってほしいな。」
麗奈「むむむ」
澪「こはるちゃん、私は澪と言います。よろしくおねがいしますね?」
こはる「うん!」
宗「わいは宗って言うんや。気軽に呼んでな、こはるちゃん」
こはる「わかったしゅうお兄ちゃん!」
宗「も、もう一回言ってくれへんか?」
こはる「?いいよ!宗お兄ちゃん!」
宗「ありがとうな。よし、お兄ちゃんがんばるでぇ」
雅也「雅也だよろしくなこはる」
こはる「まさやこわい」
雅也「・・・。」
強く生きろ。雅也
琥太郎「俺は琥太郎だ、よろしくな、こはるちゃん」
こはる「うん!」
麗奈「麗奈」
こはる「?」
琥太郎「今のは麗奈だ、無口だけど悪いやつじゃないから仲良くしてやってくれ。」
こはる「わかった!よろしくねれいなお姉ちゃん!」
麗奈「ん」
琥太郎「さて、自己紹介も終わったことだし、早速こはるちゃんの母親を探すか」
 一どこに行ったんだ?
【書籍発売中】砂漠の國の雨降らし姫〜前世で処刑された魔法使いは農家の娘になりました〜【コミカライズ】
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※書籍版全五巻発売中(完結しました) シリーズ累計15萬部ありがとうございます! ※コミカライズの原作はMノベルス様から発売されている書籍版となっております。WEB版とは展開が違いますのでお間違えないように。 ※コミカライズ、マンガがうがう様、がうがうモンスター様、ニコニコ靜畫で配信開始いたしました。 ※コミカライズ第3巻モンスターコミックス様より発売中です。 ※本編・外伝完結しました。 ※WEB版と書籍版はけっこう內容が違いますのでよろしくお願いします。 同じ年で一緒に育って、一緒に冒険者になった、戀人で幼馴染であるアルフィーネからのパワハラがつらい。 絶世の美女であり、剣聖の稱號を持つ彼女は剣の女神と言われるほどの有名人であり、その功績が認められ王國から騎士として認められ貴族になったできる女であった。 一方、俺はそのできる女アルフィーネの付屬物として扱われ、彼女から浴びせられる罵詈雑言、パワハラ発言の數々で冒険者として、男として、人としての尊厳を失い、戀人とは名ばかりの世話係の地位に甘んじて日々を過ごしていた。 けれど、そんな日々も変化が訪れる。 王國の騎士として忙しくなったアルフィーネが冒険に出られなくなることが多くなり、俺は一人で依頼を受けることが増え、失っていた尊厳を取り戻していったのだ。 それでやっと自分の置かれている狀況が異常であると自覚できた。 そして、俺は自分を取り戻すため、パワハラを繰り返す彼女を捨てる決意をした。 それまでにもらった裝備一式のほか、冒険者になった時にお互いに贈った剣を彼女に突き返すと別れを告げ、足早にその場を立ち去った 俺の人生これからは辺境で名も容姿も変え自由気ままに生きよう。 そう決意した途端、何もかも上手くいくようになり、気づけば俺は周囲の人々から賞賛を浴びて、辺境一の大冒険者になっていた。 しかも、辺境伯の令嬢で冒険者をしていた女の人からの求婚もされる始末。 ※カクヨム様、ハーメルン様にも転載してます。 ※舊題 剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で出直すことにした。
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