《俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?》第八話~大きさがすべてではない~
私「はぁ~。やっと終わりましたね」
 まさかここまで避難導が激務だとは・・・・。
 教は絶対にこうなると分かっていて私達に避難導を手伝わせたに違いありません。
 其れなのに一切表を変えずに指示を出すなんて、流石開拓団屈指の名指・揮・・といったところですわね。
宗「あぁ、疲れた・・・・。マジで、死ぬぞ、これ」
雅也「そうだな。流石に、これはキツイ。それと宗、口調が、もと、に戻ってるぞ」
宗「うっ、ほ、ほんま疲れたなぁ~」
 宗は揺したりすると口調が元に戻りますが疲れても戻ってしまうようですね。何故宗はエセ関西弁で話そうとするのでしょうか?今度質問してみましょうか?
 皆さん息を切らしていますね。走っていたわけではないのですが、其れほどに皆さんお疲れなのでしょう。
 書く言う私もヘトヘトなんですがね。
皐月「終わったねー!それじゃあ皐月達も避難所にしゅっぱーつ!」
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 約一名その限りでない方が居ました・・・・
 皐月は本當に元気がいいですね。見ているだけで心がなごみます。彼ほど純粋な目をした人を私は今まで見たことがありません。
 私が普段目にするのは、濁っていて、厭らしい目を向けてくる政治家や何かしらの組織の上層部の方々でしたので、皐月のような純粋な目を見ると心が浄化されていきます。
私「本當に、落ち著く・・・・」
皐月「ん?」
私「いえ、なんでもありません」
皐月「そお?」
 思わず口に出ていたようです、気を引き締めなければ。
 其れにしても不思議そうに首を傾げる皐月も可いですね。思わず抱き締めてしまいたくなります。
 
宗「皐月ちゃんは元気やねぇ、こっちはダウン寸前やってのに」
雅也「本當にそのの何処にエネルギーが詰まってるんだ?」
 そう言って雅也さんは首を傾げます。
宗「アハハ、確かにそうやね。でも、そこがいいんよ元気っ子で尚且つ型、加えて年齢は高校生。完璧な合法ロrーー」
皐月「・・・・。」ニコッ
雅也・宗「「ひっ・・・・」」
 皐月は顔こそ笑っていますがこめかみに青筋が・・・・。
皐月「完璧な、何だって? そののってどういう意味なのかな?」ニコッ
宗「あ、いや、そ、其れはッ・・・・」
雅也「ち、違うんだ!あ、あれは、その、こ、言葉のあやと言うかなんと言うか・・・・」
宗「そ、そうそう!言葉のあやです!あや!」
雅也「だから、その、なんと言うか・・・・」
皐月「で?結局、何が言いたいのかな?」ニコッ
雅也・宗「「た、大変申し訳ございませんでしたァァァ!!」」
皐月「皐月は謝ってなんていってないよ?ただ、さっき二人は何て言おうとしたのかが聞きたいだけだよ?」
雅也・宗「「ひ、ひぃぃぃぃ!?!?」」
 い、今、私には皐月の後ろに不明王が鎮座して見えます。きっと二人にも同じものが見えているのでしょう。
 どうしましょう。今の皐月はとても私には止められそうにないのですが・・・・。 
 まぁ、自業自得と言ってしまえば其れで終わってしまうのですが。
 
 その時です、救世主が現れたのは。
教「皐月、その辺にしておいてやれ」
雅也・宗・皐月・私「「教!」」
 か、神様ァ!!神様です!遂に私達の元に神が舞い降りたのです!
皐月「でもぉ・・・・。酷いよ二人とも!」
雅也・宗「「も、申し開きも座いません・・・・」」
教「二人とも悪気があったわけではないのだろう?」
 凄まじい速度で首を縦に振る二人。正直に言ってけないですね・・・・。
 それもまぁ仕方がないのですが。今の皐月からは何かただならぬオーラをじます。
教「なら許してやれ。それに型なのは事実だし、悔しいなら努力しろ。そもそもこいつらはお前の事を馬鹿にはしてないぞ?なぁ?」
雅也「そ、そうだ。俺は別に馬鹿にしたんじゃなくて、俺より小さいのに力が俺より有ることに心していただけだ。」
宗「そ、そうなんだよ!其れにおれは今の皐月ちゃん好きだから、ね?」
私「えっ!?」
 まさか、こはるちゃんの時にも思いましたが宗はもしかして・・・・。
教「ん?宗はロリコンなのか?」
 きょ、教ストレートすぎます!もうしオブラートに包んで下さいよ!それに、そうなると皐月に遠回しに・・・・
皐月「教!!皐月はそんなに貧相ですか!?そんなに絶・壁・ですか!?いいですねぇ、教はそれはもう、バインバインのポヨンポヨンですもんねッ!皐月みたいなゴリゴリ肋骨が當たる絶壁の気持ちなんてわからないですもんねッ!?」
教「えっ、あ、いやっ・・・・その、申し訳ない」
 教が謝った!?其れに気にしてたんですか、のこと・・・・。
 ここは友人として勵まさねば!
私「皐月、大丈夫ですよ? たとえ皐月みたいに絶・壁・でも世の中には皐月のような・・・型・が好みの・好・き・な方がいるか・も・しれないですから、ね?」
 ふっふっふっ、我ながら完璧なフォローが出來ました。
 これならお二人に対する気持ちも落ち著くは、ず?
雅也「出た・・・・」
宗「うわぁお・・・・」
教「お、おい。わざとなのか?」
私「えっ!?何でですか!?私何か変なことでも言いましたか!?」
 何でだそんな"マジで?わざとじゃないの?"みたいな顔で私をみてるんですか!?
宗「変と言うか、抉ると言うか・・・・。寧ろトドメじゃね?」
雅也「やはり自覚は無しか・・・・。恐ろしいな」
教「これを無意識にだと?ある意味才能をじるぞ?私は」
 何を言ったんですか私は!?
 そんないたたまれない顔で私を見ないでください!!
皐月「ふふっ、絶壁、絶壁、ペッタンコ♪
            私は、私は、ペッタンコ♪
            教と、違って、ペッタンコ♪
            澪と、違って、ペッタンコ♪
            麗奈、よりも、ペッタンコ♪
            ゴリゴリ、肋骨、ペッタンコ~♪」
教・雅也・宗「「何て不敏なんだッ・・・・」」
私「皐月ー!?」
 さ、皐月が、皐月が壊れた!?
 虛ろな目で自分のを被する歌を歌うなんて・・・・。
 元の皐月に戻って!?
私「さ、皐月?お願い、元にもどって!?」
皐月「? いいのんだよ?ほんとのことだもん。此れからは"絶壁ちゃん"って呼んで?」
私「戻ってきて皐月ー!?」
教「と、取り敢えず避難所へ行こう。避難所には優秀な神科醫も控えてるはずだ、急ぐぞ」
雅也「皐月、すまない・・・・」
宗「皐月ちゃん・・・・。ごめんな」
教「その、大きくてすまん・・・・」
 その後はとにかくに関する話題は一切止で向かっていたのですが、宗が口をらせ、教が皐月を宥めたところ、
皐月「詐欺顔、黙れ」
 と、宗にクリティカルヒットを浴びせ、
皐月「でか大年増は黙ってて」
 と、教のライフを削り取り・・・・
澪「と、言うことがありまして・・・・」
俺「・・・・なんと言うか、その、苦労様です」
澪「あはは・・・・。はぁ」
麗奈「元気出す」ポンポン
 麗奈が澪の肩をポンポンしてる。心なしか同の眼差しをしてるようだ。お前は寧ろ苦労させる側だろう。
宗「俺が、詐欺顔・・・・詐欺、顔・・・・」グスン
教「でか大年増・・・・でか、大年増・・・・」グスン
皐月「絶壁、絶壁、私は絶壁。ツルッツルのペッタンコ♪」
 俺にどうしろと?こはるのことだってあるってのに、こんな厄介なのを連れてこられてもなぁ・・・・。
 神科醫の人も若干引いてるじゃん。プロを引かせるとか厄介過ぎだろ・・・・。
 これからの事に頭を悩ませそうだ・・・・。                                                    
【書籍化作品】離婚屆を出す朝に…
書籍化作品です。 加筆修正した書籍のほうは、書店での購入は難しいですがネットではまだ購入できると思いますので、興味を持たれた方はそちらも手に取って頂ければ嬉しいです。 こちらのWEB版は、誤字脫字や伏線未回収の部分もあり(完成版があるので、こちらでの修正は行いません。すみません)しばらく非公開にしていましたが、少しの間だけ公開することにしました。 一か月ほどで非公開に戻すか、続編を投稿することになれば、続編連載の間は公開します。 まだ未定です。すみません。 あらすじ 離婚屆を出す朝、事故に遭った。高卒後すぐに結婚した紫奈は、8才年上のセレブな青年実業家、那人さんと勝ち組結婚を果たしたはずだった。しかし幼な妻の特権に甘え、わがまま放題だったせいで7年で破局を迎えた。しかも彼は離婚後、紫奈の親友の優華と再婚し息子の由人と共に暮らすようだ。 思えば幼い頃から、優華に何一つ勝った事がなかった。 生まれ変わったら優華のような完璧な女性になって、また那人さんと出會いたいと望む紫奈だったが……。 脳死して行き著いた霊界裁判で地獄行きを命じられる。 リベンジシステムの治験者となって地獄行きを逃れるべく、現世に戻ってリベンジしようとする紫奈だが、改めて自分の數々の自分勝手な振る舞いを思い出し……。 果たして紫奈は無事リベンジシステムを終え、地獄行きを逃れる事が出來るのか……。
8 186クリフエッジシリーズ第二部:「重巡航艦サフォーク5:孤獨の戦闘指揮所(CIC)」
第1回HJネット小説大賞1次通過、第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞作品の続編‼️ 宇宙暦四五一二年十月。銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王國では戦爭の足音が聞こえ始めていた。 トリビューン星系の小惑星帯でゾンファ共和國の通商破壊艦を破壊したスループ艦ブルーベル34號は本拠地キャメロット星系に帰還した。 士官候補生クリフォード・C・コリングウッドは作戦の提案、その後の敵拠點への潛入破壊作戦で功績を上げ、彼のあだ名、“崖っぷち(クリフエッジ)”はマスコミを賑わすことになる。 時の人となったクリフォードは少尉に任官後、僅か九ヶ月で中尉に昇進し、重巡航艦サフォーク5の戦術士官となった。 彼の乗り込む重巡航艦は哨戒艦隊の旗艦として、ゾンファ共和國との緩衝地帯ターマガント宙域に飛び立つ。 しかし、サフォーク5には敵の謀略の手が伸びていた…… そして、クリフォードは戦闘指揮所に孤立し、再び崖っぷちに立たされることになる。 ――― 登場人物: アルビオン王國 ・クリフォード・C・コリングウッド:重巡サフォーク5戦術士官、中尉、20歳 ・サロメ・モーガン:同艦長、大佐、38歳 ・グリフィス・アリンガム:同副長、少佐、32歳 ・スーザン・キンケイド:同情報士、少佐、29歳 ・ケリー・クロスビー:同掌砲手、一等兵曹、31歳 ・デボラ・キャンベル:同操舵員、二等兵曹、26歳 ・デーヴィッド・サドラー:同機関科兵曹、三等兵曹、29歳 ・ジャクリーン・ウォルターズ:同通信科兵曹、三等兵曹、26歳 ・マチルダ・ティレット:同航法科兵曹、三等兵曹、25歳 ・ジャック・レイヴァース:同索敵員、上等兵、21歳 ・イレーネ・ニコルソン:アルビオン軍軽巡ファルマス艦長、中佐、34歳 ・サミュエル・ラングフォード:同情報士官、少尉、22歳 ・エマニュエル・コパーウィート:キャメロット第一艦隊司令官、大將、53歳 ・ヴィヴィアン・ノースブルック:伯爵家令嬢、17歳 ・ウーサー・ノースブルック:連邦下院議員、伯爵家の當主、47歳 ゾンファ共和國 ・フェイ・ツーロン:偵察戦隊司令・重巡ビアン艦長、大佐、42歳 ・リー・シアンヤン:軽巡ティアンオ艦長、中佐、38歳 ・ホアン・ウェンデン:軽巡ヤンズ艦長、中佐、37歳 ・マオ・インチウ:軽巡バイホ艦長、中佐、35歳 ・フー・シャオガン:ジュンツェン方面軍司令長官、上將、55歳 ・チェン・トンシュン:軍事委員、50歳
8 155ちょっと怒っただけなんですが、、、殺気だけで異世界蹂躙
子供の頃から怒るとなぜか周りにいる人たちが怖がりそして 気絶した。 主人公、宮城ハヤトはその能力を絶対に使わぬよう怒らないようにしていた。異世界に転移するまでは、、、 「なんで俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだよ!このクソボケがーー!!!どいつもこいつもムカつく奴は俺のスペシャルなドロップキックをプレゼントしてやるぜ!?」 最強系ブチ切れ主人公のストレス発散異世界物語です。 ギャグ要素も入れていくので気軽に読んでください。 処女作なので読者の方々には生暖かい目で見守っていただけたら幸いです。5日に1回更新予定です。
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