《俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?》第十話~避難所にて~
ーーjgjtaktagjtakvjatajtjd・・・・
何かのぶ聲と何かが割れるような音が聞こえた気がする。
俺「なぁ、今何か聞こえなかったか?」
麗奈「? 聞こえた?」
気のせいか?
俺「そうか。ならいいんだ。それより、こいつらをどうするかだな」
麗奈「ん」
澪「どうしましょうか・・・・」
雅也「あぁ、早急に解決しなければならん」
そう、俺は今とある問題に直面している。それは・・・・
皐月「ペッタンコ♪ペッタンコ♪私は、私はペッタンコ♪」
宗「詐欺顔、俺は、詐欺顔・・・・」
教「でか大年増・・・・でか大年増・・・・ぐすん」
この神を病んでいる三人をどうするか、という問題だ。
というか・・・・
俺「お前らのせいだろうがっ」
澪「うっ」
雅也「うっ」
麗奈「うっ」
原因はコイツらのせいである。雅也が切っ掛けを作り、澪で止めを指す。
実に兇悪なコンボだな・・・・
俺「ていうか、麗奈がなんでくんだよ」
そう、麗奈は無関係なのだ。俺とずっと一緒に居たからな。それなのに何で一緒になっていてんだ?
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麗奈「気分?」
俺「ですよねー」(棒)
麗奈はこういう子なんだと理解しよう。じゃなきゃ疲れるだけだ。
にしても本當にどうしようか?こはるの事も有るのに余計な厄介ごとを増やしやがって・・・・
俺は二人に冷ややかな視線を送る。
澪「申し訳ありません・・・・」
雅也「済まない・・・・」
俺「はぁ、怒っても仕方ない。おーい!教、皐月、宗~。聞こえてますか?」
皐月「ペッタンコ♪ペッタンコ♪」
宗「アハハ、詐欺顔かぁ、詐欺顔・・・・」
教「・・・・年増・・・・でか大年増・・・・」
俺「駄目だこりゃ」
はぁ、こんなのどうしろってんだよ・・・・
その時、天使が目覚めた。
こはる「ん、んん、ううんん・・・・お兄ちゃん?」
俺「お、こはる、起こしちゃったか?もう大丈夫なのか?」
あんな験をしたんだ、に影響が出てるかもしれないからな。
こはる「うん!大丈夫だよ?それより、あの人達はどうしちゃったの?元気ないよ?」
俺「ん?あぁ、それはな、し自信を無くしてるんだよ」
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こんないたいけなにペッタンコだの、詐欺顔だの、年増なんて言葉は悪影響だ。この子を支えると決めた以上、教育面でも抜かる気はない。
こはる「それならこはるが勵ましてあげるね!」
俺「え?」
いやいや、いくらこはるが可くても、今のコイツらに屆くとは思えんのだが・・・・
こはるは綺麗に並んで育座りをしている三人に抱き著いた。
俺「ほぇ?」
唐突の出來事に思わず間抜けな聲が出る。そこは言葉で元気づけるんじゃないのか? まさか、行に移すとは・・・・。こはるは中々アグレッシブの様だ。
こはる「元気出して?こうやってぎゅ~ってすると元気がでるんだよ?れいなおねぇちゃんがこうしてくれたんだよ!」
俺「あ、る程。それで抱き著いたのか」
こはるが母親の死によって悲しんでいる時に、麗奈がこはるを抱きしめて勵ましたのだ。
麗奈「っ~~~///」カァァァ
あ、顔が真っ赤になってる。照れてんのか?頭をでられるのは平気なのに?
不思議な奴だな、やはり心は難しいな。
にしてもさっきから、三人が固まったままなんだが・・・・
俺「ん?」
皐月・宗・教「「て、天使だ!・・・・」」
俺「えっ!?」
何かいってんだ!?コイツら。確かにこはるは天使の様に可いが・・・・
皐月「皐月、やっと分かったよ。大事なのは大きさなんかじゃない!」
宗「そうだよ、詐欺顔がなんだ、そんなの関係ないじゃん!この顔で、助かったことも何回もあったんだ、今更詐欺顔呼ばわりされた程度でへこたれるなんて!」
教「ふっ、こんない子に気づかされるなんてな。そうじゃないか、私はもう、年増と呼ばれてもおかしくない年齢じゃないか。だってそうだ、世の中には無しい人もたくさんいるじゃないか、寧ろ誇ろう。大きいですけど何か?っとな!」
あー、駄目だ。子供にめられて自尊心が崩壊、遂にはひらきなおりやがった。
前よりも悪化してないか?コレ?
こはる「そうだよ!みんな元気出して!」
麗奈「ん、その通り」
俺「頼む麗奈、これ以上拍車を掛けるな・・・・」
もうやだ・・・・。
澪「あ、あの?琥太郎?前より悪化してませんか?」
雅也「そ、そうだ。大丈夫なのか?」
俺「お前らのせいだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
澪・雅也「「す、すいませぇぇぇぇぇぇぇぇん!?!?」」
こはる「?」
ーー「その場は最早収集が著かなくなった地獄」と、空気と化していた神科醫は後に証言したという。
~30分後~
俺「もう、なんか疲れたよ・・・・」
はぁ、何故俺がこんな苦労をしなければならないのだろうか。
あの後開き直った三人を必死に止めるという、非常に辛い重労働をする嵌めになった。
そしてーー
皐月「ごめんなさい・・・・///」
宗「すいませんでした・・・・///」
教「すまなかった・・・・///」
目が冷めた三人はこうしてさっきまでの自分達を思い出しながら恥ずかしそうに頭を下げているのである。
そりゃあね、さっきまでの事をかんがえたらね(笑)
開き直った三人はこはるを天使と崇め、俺達に向かって、
「ペッタンコですが、なにか?文句あんのか!貧はステータスじゃボケェェェェェ!!」
「あぁ、詐欺顔だとも。だからなんだってんだ!仕方ねぇだろこんちくしょーがぁぁぉぁぁ!!」
「年増だ年増だぁ?あぁ、そうだもともそうだとも。!がでかいだぁ?無いよりましだろぉがぁ!!」
と、切れ切ってきたんだから。
俺「いぃえぇ? 別にいぃ?たまにはいいんじゃないですかねぇ?」イライラ
三人「「す、すいません・・・・」」
麗奈「ん、許さない」イライラ
三人「「うっ・・・・」」
俺「お前は何もしてないだろ?」
三人を止める時も何もしてなかったからな。コイツにとやかく言う権利は無い。・・・・と、言いたいところだが・・・・
麗奈「ん、でも煩かった」
そう、コイツは三人を止めてる間、耳を塞いで口と目をギュッとしてたからな。
可かったから見逃してやろう。可いは正義だ。
澪「琥太郎さん、その辺にしてあげ・・・・」
俺「あ?」
澪「ひゃう、う、うううぅぅぅ・・・・」
怯えたように頷き、拗ねてるのか、壁に指でもじもじしてる。
雅也「おい、流石に今のは・・・・」
俺「なんだ?あ?」
雅也「いえ、何でもないです・・・・」
シュンとし、すごすごと壁儀に移する。お前は親に怒られた子供か!
こはるは「ねぇねぇ、お兄ちゃん」クイッ、クイッ
こはるが服の袖を引っ張る。可い。
俺「ん?どうした?」
こはる「お兄ちゃん、みんなを許してあげて?」
こはるはなんて優しいんだい。お前さんは天使かい?
だがな、こはるよ。コイツらはな?自分達がどれ程周りに迷を掛けているか教えなければならないんだよ?
俺「こはる、しかしな・・・・」
こはる「お願い!ね?」ウワメヅカイ
こはる、どこでそんなテクニックを覚えたんだい?
そんな事されたら、、、許すしかないでしょうが!
俺「くっ、お前ら!」
三人+澪・雅也「「は、はい!」」
俺「命拾いしたな・・・・。次は無いぞ?」
三人+澪・雅也「「ひ、ひぃぃぃぃ」」
ふん!こはるに謝するんだな!
・・・・なんか、小悪黨みたいだな。
 ーーやっと、事件(?)が一段落した時、俺達の部屋に開拓団員がってきた。
団員「失禮します、 伝令。市街地に出現したワイバーンは學生団員が討伐したかと思われた後、超新生に覚醒後、學生団員では処理は不可能と判斷し、本・部・より派遣されたA級団員により討伐されました」
 超新生?なんだ、それ?それに學生団員では処理不可能ってどういうことだ?本部よりって言葉も気になるな。
教「そうか。ご苦労、引き続き任務へ當たれ」
団員「いいえ、まだご報告が」
 ん?まだ何かあるのか?
教「なんだ?」
団員「は、団長が皆様をお呼びです」
 団長、だと?団長ってのは読んで字のごとく開拓団のトップの事だ。
教「団長が?それに、皆様を、だと?」
団員「はい、避難導を行った學生に話を聞きたいとの事です。それでは、失禮します」
教「あ、あぁ、ご苦労だった」
 言うだけ言って出ていったな・・・・。
俺「教、聞きたいことが・・・・、教?」
教「ど、ど、ど」
俺「ど?」
教「どうしよう!?だ、団長がお、およ、お呼びだって!服裝はこのままでいいのだろうか!?やはりドレスコードにも気を付けた方がいいのか!?」
俺「教!?」
 急にどうした!?団長って一どんな人なんだ!?
麗奈「お母さん慌てすぎ」 
教「慌てずにいられるか!団長だぞ?60年前の大侵攻スタンピードにおいて、単獨で500匹の魔の討伐し、団長のいた部隊は合計1300匹の魔討伐數をだした大英雄だぞ!?」
 説明チックの慌てかた苦労様です。
教「あと、お母さん言うな!」
澪「私も聞いたことがあります。確か戦神ヴァルキリーと呼ばれていたとか」
宗「また、仰々しい名前やなぁ」
 あ、口調戻ってる。
俺「まぁ、呼ばれてるんですし行きましょう?」
こはる「こはるも連れてって!」
俺「こはる?」
こはる「こはるに出來ること聞きたい!」
俺「いや、流石に其れわなぉ」
教「いや、大丈夫だろう」
俺「教!?」
 いいのかよ!?
教「団長は寛大なお方だ、その程度で起こりはしないだろう。それに、団長は子供好きで有名だからな」
 焦ったり、信頼したり忙しいなこの人。
俺「だ、そうだ」
こはる「やった!」
 まぁ、怒られても俺が庇うけどな!
さて、それじゃあ行きますかね?
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