《俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?》第十五話~怒ると怖い人っているよね~

ーーステータスーー

名前:笠みかさ 琥太郎こたろう

種族:人間

年齢:15

彩適正:黒、白、灰

素保有量:2000/2000+0

健康狀態:疲労[軽度]

狀態異常:なし

ーー異彩ーー

系統:ηβξλΨπψφδ

銘:【ЖφξδλμωψДЁΨ】

ー能力ー

ΨЖξωДЁЁξψξДξδξψψЁλДψμξωЁДμξδЖδφμξμωψψξδψωЁΨλωξξδμωμψψДЁλΨλЁЁДψωξμξμЖδδφδξμωψωЁДψξμЖδΡγΚδξευπГυλουλιξΧΥνλγφμδВζδογξεγφεΦξσγξδΦξΨΦυριμκξΧβφλξξδφΧΧβΧΟεφεπεχμχδξγτβηΟΧβφκοεχλφπλμξγοδφεχεγξΞθΨκΛγφεχγτψ

ーーーーーーーーーー

「────は?」

──人間は、驚き過ぎると放心する。コイツのように。

俺は自のステータスに寫し出された文字を直ぐに理解することが出來なかった。

だって読めないんだもん。

どれくらいだったか覚えてないが、結構な時間、俺は間抜けな顔をしたモニュメントと化していた。

そして、我に帰った俺は──

「はぁぁ!?どうなってんだよ!?訳わかんねぇ!読めねぇわ!ボケっ!」

めっちゃ混した。疑問符で埋め盡くされた頭で何とかバグった理由を考えるも思い付くはずもなく、唯々喚くしかなかった。

「おいおい、マジかよ・・・マジかよぉ・・・楽しみにしてたですけどぉぉ!!・・・───」

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──霊験灼れいげんあらたかなその空間に、琥太郎の悲痛な斷末魔が虛しく響いた。

◇◇◇◇◇

「おぉぅ、これは・・・バグってるのか?」

「デスヨネー・・・」

の何とも言えない気まずそうな呟きを聞いて、思わず俺は溜め息を吐く。

だって、教がこの反応よ?つまり、教も一度も見たことのない結果って事でじゃん。詰んでんじゃん。俺の開拓団への夢が學直後に詰んでんだけど?どゆこと?

「そう溜め息を吐くな。まだ希はある・・・はず」

「ははは・・・」

「異彩はよくわからんが、素保有量がそれなりに多い。これからの訓練次第ではもっと増える可能もある」

「本當ですかっ!?」

「ひゃっ!きゅ、急に大きな聲を出すな!」

「す、すいません。ついテンションが上がってしまって・・・」

「まぁ、気持ちは分かる。自分の異彩の系統さえわからないなんて結果かが出たら、なぁ・・・」

「俺になにか問題でもあったんでしょうか?開花の儀に影響を與えるような事をした覚えは無いんですけど・・・」

「私は専門家ではない。だから詳しいことはわからんが、なくとも才能は問題ないと思う。寧ろ才能は破格だろう」

「どういうことですかっ!?」

「っ!だから大きな聲を出すなっ!」

「そんなことより!どうゆうことですか?」

「琥太郎、お前、だんだん遠慮しなくなってきたな・・・まぁ、いいが。いいか?普通、彩適正が三もあるなんてのは異常だからな?」

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「そうなんですか?」

「何が『そうなんですか?』だ。そもそも、彩適正っていうのは、赤、青、黃、緑、紫、白、黒の7つから・・・ん?んん?」

「どうかしたんですか?」

(え?何?俺は知らぬ間にまた何かやらかしたのか?もしそうなら、これ以上俺のHP心を抉るのは勘弁してくれ・・・)

「・・・琥太郎、もう一度ステータスを見せてくれないか?」

「どうしてですか?」 ビクビク

──突然の要求に、おっかなびっくりしながら質問する琥太郎。

「いや、し確認したいことがあるだけだ」

「はぁ、別にいいですけど・・・」

「すまない」

──そう言ってステータスを食いるように見つめる教

「これは・・・!」

──そして目を見開いて驚愕する教

「な、何かあったんですか?」

(頼むからこれ以上は勘弁してくれ・・・!)

「琥太郎、お前は彩魔において、彩が何あるか知ってるか?」

「? さっきも教がいってたじゃないですか?赤、青、黃、緑、紫、白、黒の7つです」

「あぁ、その通りだ。琥太郎、お前の彩適正の數は三。これだけでも破格の才能だか、その中が更に問題だった」

「これ以上何があるんですか・・・?」

「お前の適正彩は白、黒、灰の三だ」

「はぁ、それのどこにもんだ──ん?灰?」

「そう、灰・だ。・彩・魔・・の・中・に・、・灰・・は・存・在・し・な・い・」

「っ!そ、それってつまり・・・どゆこと?」

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──思わずずっこける教。明らかに呆れている。

「お前というやつは、全く・・・」

「冗談ですって、冗談」

「コイツ・・・」

「流石に俺でもことの重大さは分かります。要は存在しない彩がどのような効力を発揮するかわからないって事ですよね?」

──説明しよう!そもそも、彩魔は赤、青、黃、緑、紫、白、黒の7つ彩からり立っているが、それぞれ、

赤:火、及びを司る。

青:水、及びを司る。

黃:土、及びを司る。

緑:風、及びを司る。

紫:毒、及びを司る。

白:、及び聖を司る。

黒:闇、及び魔を司る。

となっているが、それ意外の魔──探索サーチ、治癒ヒールなどの、どの彩にも屬さない魔もあるが、そのほとんどが攻撃力のないものになるため、カウントをしていない。

そして、何故・で識別するのか。屬でもよくね?と思うかもしれんが、その理由はそれぞれの彩適正を持った異彩持ちパレットの魔力が赤、青、黃、緑、紫、白、黒の7つ彩に別れたことによる。ぶっちゃけると、分かりやすいからだ。

と、まぁ、長ったらしく説明してきたが、要はそれぞれの彩にそれぞれ司るものがあるってこと。だから灰が何を司るかわからないからなに起こるかわかんないじゃん、ヤバくね?って話。以上!

「要約し過ぎだ。まぁ、そう言うことだ。全くどうして、お前は面倒事を持ってくるんだ?」

「そんなこと言われても・・・俺も困ってます」 ドヤッ

「開き直るんじゃない」

──呆れる教。まぁ、そうだろう。この様なステータスを持つ者など、前代未聞なのだから。

「でも俺にどうしろって言うんですか?正直に言って、一番テンパってるの俺ですよ?」

「取り敢えず學長に報告だな。そのあともう一度検査をけてもらう。それも彩魔を使った方をな」

彩魔を使った方とそうじゃない方の違いって何ですか?」

「簡単に言えば、彩魔を使った方の検査は、素の流れや異彩のより詳しい能力を調べる事が出來る」

「ん?異彩の詳細を調べれるって言うのは分かりますけど、素の流れ?って言うのは調べる意味があるんですか?」

素の流れがれていると調を崩したり病気に掛かりやすくなる」

「へぇ~。そうなんですか」

──軽く頷く琥太郎。軽すぎる気もするが、素の流れなんて言われてもちんぷんかんぷんな琥太郎に、慨深そうに頷かれても逆に軽いと思われるだろう。

「軽いな・・・まぁ、そう言うことだ。いずれにせよ、詳しい調査が必要になるな」

「因みにその検査ってどこでやるんですか?」

「【治療院】だろうな」

「治療院って確か、団員の治療や異彩の研究を専門にしてる所でしたよね?」

「そうだ」

──またまた説明しよう!まず、開拓団本部の敷地はめっちゃ広いのだ。約東京都の二倍の広さがある。驚きやろ?そんなばかでかい敷地面積を誇る開拓団が何で一つの"市"に収まってるかというと、敷地を覆うように働いている"結界"の力によって時空を歪めているため、公立高校と同程度の広さに外・界・からは見えるようになっている。だって開拓団って市民の人達ににしてる事めっちゃあるし。

そして、この結界を発させているのが、敷地を覆っているフェンスに刻まれている【彩刻印】だ。この刻印は開拓団創設時より施されており、創立が2400年の為、かれこれ500年の間、効力を維持しているのである。偉い!

げふんげふん。失禮。そして、【彩刻印】にはもう一つの役割がある。

それは、結界のものを外界へ出させない、というものだ。これは敷地で魔を放し飼いにしていたり、新しいの実験をしたりしているのもそうだが、最大の理由は"Dゲート"から魔が溢れた場合に外界へ逃がさないためだ。だってヤバイじゃん?一般人が兇暴な魔に勝てると思う?挽きされるのがオチじゃん?だからこその結界なのだよ。Do you understand?

まぁ、結界の事はここまでにして、次に行こう。次に。

そして、前に琥太郎が説明してたと思うが、開拓団には幾つかの施設がある。

【メイン棟】:任務の注、福利厚生、市民等の一般客をけ付ける。

【治療院】:異彩の研究、及び団員の治療を行う。

【生研究棟】:異界の植や生の研究を行う。

【工房】:魔に対抗する為の武や、彩魔の研究、及び開発を行う。

【寮】:開拓団員の宿舎。

【學園】:開拓団員を育を行う。クラス棟・実験棟・第一演習場・第二演習場・第三者演習場・學生寮・開花の儀式場の7つの建よりり立つ。

以上の建に加え、敷地には山、谷、川、湖、森林などの大自然が広がり、魔を放している。何故魔を放しているかというと、魔の研究の為。そして、魔と人の共存を模索するためだ。まぁ、この際詳しいことは省こう。いつの間にか線しまくっていたようだ。

話を戻そう。【治療院】は先も述べた通り、異彩の研究を行っている。そして、これは【生研究棟】と【工房】にも、共通して言える事だが、まず技力が凄い。それと比例して変人も多い事で有名だ。その為、今回の琥太郎のようなイレギュラーな事態は【治療院】からしたら格好の餌なのだ。よって──

「俺、モルモットとかになりませんよね?」

「・・・」

「ちょっと!否定してくださいよ!わりと真剣なんですけど!」

「強く生きろ、琥太郎」

「まじかよぉ・・・」

──モルモット云々の話は割りと灑落になっていないのだ。

と、ここで琥太郎が腹を括った。

「よしっ!どうせるようにるんだったら目一杯抵抗してやる!もしもの時は、舌を噛みきってやる・・・!」

「お、おぉう・・・」

──鬼気迫る琥太郎の勢いに、教もドン引きである。

「取り敢えず、今悩んでも仕方ないんだ。ドンと構えておけばいい」

「簡単に言ってくれますね・・・まぁ、そうですね。今悩んでも仕方ないですよね」

「そう言うことだ。また相談に乗ってやる。それから、異彩と三持ちであることは口外するなよ」

「わかってますよ。ありがとうございます」

──こうして、結局流されてしまう琥太郎だった。

◇◇◇◇◇

──著々と"開花の儀"は進んでいき、最後の一人が出てきた所で、教が話を始めた。

「よし、全員終わったな。今日の予定は以上だ。ご苦労だったな。この後は各自自由行だ。學園を出歩くも良し、帰宅するも良しだ。ただし、學園の敷地の"境界線"より、外へは行くなよ。魔避けの結界は"境界線"より外には働かないからな」

「「はい!」」

「それでは、解散!」

──そう言うと、教は何処かへ行ってしまった。

そして、それぞれが一斉にき出す。

學園を散策する者、

帰路に著くもの、

クラスの者と語らう者、

様々な反応をするなか、一人の生徒が聲を上げる。

「皆!し聞いてくれ!」

──聲を上げた青山は生徒一人一人を見回すと、

「さっきも言ったと思うけど、僕は皆から異彩の能力を教えてもらってる。それは、これから僕達が同じ學舎まなびやで生活を共にする仲間になるからだよね。だからもう一度頼もうと思う」

(こいつ、まさか・・・!)

──案の定琥太郎嫌な予は的中することとなる。

笠君、國原君、水上君、地さん、七瀬さん、麗奈さん。どうか、異彩の"銘な"を教えてくれないかな?」

──そう言って頭を下げる青山。

「テメェッ・・・!」

──思わず言葉が荒くなる琥太郎。それもそうだろう。なんせ、青山はわざとクラスの生徒達を巻き込むことで、琥太郎達が斷りにくい狀況を作り上げたのだから。

(やってくれたな、この野郎。てか、麗奈達もやっぱ斷ってたか。・・・ん?待てよ?今、青山は麗・奈・さんって言ったのか?青山は麗奈に気があるのか?それに、名前で呼んだってことはなくとも麗奈が異彩の"銘"を教えるのを斷る理由はないはずだ)

──青山と麗奈の関係が気になっていた琥太郎は次の言葉で混することになる。

「気安く名前で呼ばないで」

「えっ?」

──麗奈の言葉に対して聲を上げたのは、青山か、はたまた琥太郎か。

「す、すまない、よく聞こえなかったよ。もう一度言ってくれないかな?」

──惹き吊った笑みを浮かべながら何とか言葉を紡ぐ青山。其所へ麗奈が容赦なく言葉を叩き付ける。

「だから、気安く名前で呼ばないで。私は友達でもない人に名前で呼ばれたくない。それに、馴れ馴れしい」

(あれ?名前呼びなのは青山が勝手に呼んでるだけなのか?・・・よかった。にしても、麗奈のやつ、容赦無いなぁ)

──麗奈は一切の表かさず、冷ややかな目を青山に向けながら言葉を浴びせる。流石に堪えたのか、青山は口をパクパクさせながら震えている。すると、

「な、なんですって!輝樹君がこう言ってるのにその言いは何よっ!」

「そうよ!輝樹君に失禮じゃない!」

「マジちょうしのってるっしょ!ふざけんなし!」

──約一名の違う子が紛れていたが、クラスにったときから輝樹の傍にいる子の取り巻き(これより、青山ガールズとする)が騒ぎ出す。

「関係ない貴方達にどうこう言われる筋合いはない。引っ込んでて」

(いつもにも増してよく喋るなぁ、聲にも怒気が混じってるし、顔なんて怒ってるのを隠そうともしてない。相當頭に來てるんだろうな)

──琥太郎の予想通り、相當頭に來てるのか若干震えている。しかしそれを怖がっているものと勘違いした青山ガールズは調子に乗って更に言葉を浴びせる。

「ふんっ、どうせ輝樹君に話しかけて貰えて調子にのってるんだろう?輝樹君がいくらカッコいいからって図に乗るな!」

し顔が良いからってちょずいてんじゃねぇぞ?あたしらに喧嘩売ったらどうなるか分かってんの?」

「輝樹君意外の男子にも売っちゃって、あーやだやだ。どうせ他の男子も貴方の顔が目當てなんでしょ?」

──最後の子の発言が特に頭に來たのだろう。

麗奈の手元が一瞬霞む。瞬間、何が風を切る音がした。

そして、トトトンッ、と何が刺さる音が三連続。

「「えっ・・・?」」

──戸う青山ガールズ。それもそうだろう。何故なら、彼達の頬には、一筋の赤い線が刻まれていたのだから。そこから頬を伝う、赤い。鉄の匂いを鼻腔へ運ぶそのれた彼達は次の瞬間、

「「ひゃっ・・・」」

──腰を抜かした。そして、麗奈は

「貴方達に喧嘩を売ったら、どうなるの?」

──まるで路傍の石を見るような底冷えする眼差しで、彼達に歩み寄る麗奈。

「ねぇ、貴方達に喧嘩を売ったらどうなるの?」

「「ひ、・・・・ぁ、うぁ・・・・」」

──再度質問を繰り返す麗奈。まるでの籠っていない聲が余計に恐怖を煽ったのか、彼達の制服がアンモニアの匂いと共に濡れていく。

「青山」

「ひっ・・・な、何かな?」

 

──これまでの景をただ呆然と見ていた青山に麗奈が唐突に話しかける。

「私や、琥太郎達は異彩の"銘"を教えたくないって言ったの。別に私は貴方達と仲良くなりたい訳じゃない。琥太郎達がいてくれたらそれで良いの。だから私は友達を馬鹿にする人を絶対に許さないから」

「あ、あぁ。わかった・・・」

──有無を言わせぬ麗奈の気迫にただ肯定することしかできない青山。

「皆、行こ」

「「あ、はい・・・」」

──琥太郎達はクラスメイト達から呆然とされながら、その場を後にした。

麗奈は怒ると怖い。その事がよく分かる結果となった。

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