王城に行った翌日、學園の職員室でソージは擔任のリュークに學科の追加をお願いしていた。

というのは、國王から男爵の爵位をいただき卒業後は領地を納めなければいけないからだ。

「先生、學科のことで今までの他に貴族科をれたいと思います。」

「あぁ、そのことなら學園長から聞いているよ。理由はよくわからないけど」

學園では冒険者をやっている人は多いがほとんどのものが低級ランクだ。

そんな中で自分が地龍を倒したなんかいう事が広まったら、大変だ。ソージはリュークの言葉にほっとした。

クラスに戻ると既にほとんどの生徒は著席している。クラスに著いたのが始業の數分前だから當たり前だろうか。

ソージはセレスとカリンのいる席に座る。

すると、セレスから聲をかけられる。

「ソージ君、昨日は大変だったね」

「ほんとだよ。まさかバレるとは思わなかった。」

二人で話しているとカリンが割り込んできた。

「どうしたの………二人とも？」

「んーー、今は緒かな」

「そうですね。しいでいうならばこういった場所では話せない男間の隠し事です」

それを聞いたカリンはポッと顔が赤くなり他のクラスメイトたちもざわめいた。

「セレス、言い方が違うだろ。それだと誤解を招く。話せない理由はそれを言うとちょっとした有名人になるからだよ。」

「そう…だったの。後で………セレスにきく」

俺が説明し直すとカリンは落ち著き、他のクラスメイトも靜かになった。

そうこうするうちに授業が始まる。最初の授業は魔法科で、基本的な魔法から発展的な魔法をやった。

次は貴族科だった。

こちらの授業はなんというか貴族らしい仕草な振る舞い、などだったがよくわからなかった。

學園は基本的に授業があるのは午前だけで午後は生徒の自由な練習となっている。

変えることもできるが、みんな勉強熱心のようで先生に聞いたり互いに指摘しあっている。

俺とカリンとセレスはそういった事が必要ないので帰ることにしているが、今日はカリンが

「ソージ君…今日は……セレスと…殘るから」

と言われてしまった。

俺はセレスとカリンりおいて一人帰路に行くのであった。

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〈カリン・セレスside〉

誰もいない教室にカリンとセレスはいた。

「セレス…今朝のこと……教えて」

「んーー、分かったわ。大きな聲では言えないけど、ソージ君は休日に冒険者をやっているの。」

「冒険者？」

「そう、冒険者よ。先日地龍の森で異常発生があったのは知ってる？」

「うん。地龍が…出たとか」

「そう、その地龍をソージ君が一人で倒したのよ」

「一人で…倒した？」

「それでね、お父様……この國の國王がソージ君を呼び出して男爵の爵位をあげたの」

「それで、大変だったと……セレスありがと」

説明を終えて帰ろうとしたセレスだったがあることを思い出してカリン話しかけた。

「そういえばあなた、その話し方変えたら？」

「どうして？」

「生きていて大変だし商人としてやるならその話し方は損するわ」

「ソージ君も……喜ぶ？」

「ええ、喜ぶわ。あなたが幸せになった方がね。」

「ありがと…努力してみる」

「それじゃまた明日」

ずっと気にしていたことを伝えたセレスは教室を出て行く。

「話し方…かえる。頑張らないと」

カリンの話し方を変えたのは私が書きにくいからです。