《mob年は異世界で無雙する⁉︎(仮)》學園編〜異才の気配

あまり関係ないですが名前をシュラ丸というものに変えました。

「ん?セレス、今なんて言った?」

「なんてって、奴隷ですよ」

奴隷ってアレか?昔のローマとかにいた足枷をつけた。えっ!この世界にいたの?

まぁ文明レベルが中世ヨーロッパならいるかもしれないか。

どんな扱いかわからないため一応聞いておくか。

「セレス、奴隷ってどんなの?」

「えーと、大きく分けて二つですね。まずは普通奴隷です。ここには沒落した貴族や親が亡くなってしまった子供が位置付けられます。

次に犯罪奴隷です。これは名前通り、殺人などの法にれたものが位置付けられます」

「どんな扱いなんだ?」

「基本的には奴隷で有れども命に関わることや的な暴力はダメです。」

「全的にどのくらいの値段なんだ?」

「狀態のいいものは金貨百枚で安いものは金貨一枚ほどでしょう」

る程な、この世界の通貨が日本の考え方でいうと、銅貨=百円、銀貨=千円、金貨=一萬、でその上に貴族や商人の扱う白金貨が一億円だから、高いもので百萬円で安いものなら一萬円か。

「安いところなら俺でも買えるかな」

「そうですね。まだお晝も過ぎていないので食べるついでに奴隷館に行きましょう」

セレスの提案に賛した俺たちは街の奴隷館にむかう途中で晝ごはんを食べることになった。

するとゼストが珍しく「俺のよく行く店に行かないか?」などと言ってきた。

ゼストについていくと〈小鳥のさえずり亭〉と言う店に著いた。

中にると優しそうなおばちゃんが忙しそうに接客をしている。そんなおばちゃんにゼストは聲をかける。

「こんにちはおばちゃん!」

「なんだい、ゼストかい。今日は隨分と大人數じゃないかい」

「そうなんだ。友達と街に來ててさ。」

「そうかい。ほら、あんたたちも遠慮なく座って」

俺たちは促されるままに席に座る。

「ソージ!ここのキッシュが最高なんだよ」

「ゼストがそんなに言うのなら俺もキッシュを頼もうかな。」

「なら私も一緒で」

「そうだね。なら私たちも一緒でいいよねセレス」

「はい。そんなに言うのなら食べてみたいです」

俺がキッシュを頼むとそれに続いてカリン、モカ、セレスが言ってくる。

それを聞いたおばちゃんは

「キッシュ五人前ね。ひとり三銅貨、お代わり自由だからね。」

と言って廚房の方へと駆けていく。

料理が出るまで他ないお喋りをしていると再びおばちゃんが駆けてくる。

「はーい、お待ち同様。」

俺たちの前には直徑三十センチの円を五つに切ったように分けられたキッシュが出てきた。

中にはたっぷりとジャガイモがっていて濃厚なのにパサついていなかった。

殘さず食べ終わった俺たちはおばちゃんにお禮を言って店を出て行く。

再びセレスに案をしてもらい奴隷館を向かう。どんなのがいるか気になったソージは先に気配察知を使い調べることにした。

説明にあったような貴族や魔法が使えそうな奴がいたがそれ以上に異質な力を放つ存在に気づくソージであった。

今週は忙しいので2話ほど出せるように頑張ります。

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