《世界がゲーム仕様になりました》これが実戦

まずはゴブリンの裝備を確認する。

右手にナイフを持っていて防に関しては紙裝甲どころか上半そのものだ。流石に下は履いています。

かなり警戒してるのが分かる。同じようにこっちも警戒してるが、このままでは拉致があかない。

となれば、攻めるか。

真っ直ぐ走り出し、勢いを緩めず真っ直ぐ斬り下ろす。

あまりにも単調で分かりやすい攻撃だったので、簡単に後ろに飛んで避けられた。まあ、予想通りなんだけど。

これでやられる相手だったらチュートリアルの相手としては不十分すぎるからな。ていうか的と変わりない。

てな訳で振り下ろした狀態から一歩踏み込み、斬り上げる。

今度はナイフで軌道を逸らされた。案外用なんだな。いや、俺の攻撃が弱いだけか。

まあそんな事言ってる場合じゃないよな。変に逸らされたから態勢思いっきり崩れちゃったし。

それを見逃してくれるわけもなく、ナイフを顔面目掛けて突き出してきた。

頭を右に曲げて回避するも、し間に合わず左頬を切られてしまった。

「いってぇ!やっぱ、ケガすると痛いんだな」

思わぬタイミングでいい報がった。

それはともかくとして、ゴブリンの腕はびきっている。それはつまり、すぐに戻すことは出來ないと言うことだ。

左足を前に踏み込んでいたのでその左足を軸に、時計回りに約90度ほど回転する。

が左に流れていたのでこの方向に回りました。

回ったおで崩れていた態勢を整えられたので、びきった腕、正確には二の腕辺りを目掛けて剣を振り下ろした。

腕を戻そうとしていたが、もう遅い。戻した分を差し引いて、肘から下は斬り落とした。

痛みに耐え切れず蹲ったゴブリンのクビ目掛けて、剣を振り下ろす。

首を斬り落としたので即死したようだ。

それにしてもグロい。腕を斬り落とした時から気付いてはいたが、が・・・。

あ、やべ。気持ち悪い、吐きそう。

「あの、バケツかなんかあります?」

『ありますよ。どうぞ存分に吐いて下さい』

「お言葉に甘えて、ヴェー!」

あぁ、テレビでよくあるキラキラしたモザイクがしい。

分かってる。分かってるよ。そんなもんが無いことくらい。でもしいって思うくらいは許してしい。

よし、一発思い切り吐いたらスッキリした。

これから嫌という程アレを見ていく事になるんだ。慣れないとな。

慣れるのか?まあ、なるようになるか。

『落ち著かれたようなので次に進ませて貰いますね。ケガをされたようなのでこちらから回復魔法で治します。じっとしてて下さい。〈ヒール〉』

頬から痛みが消え、ってみたらが付かず、端末を鏡代わりにして確認する。

「すげぇ、本當に治った・・・」

『これでチュートリアルは終わりです。まだ他にもスキルがあると思うので、次のチュートリアルで會いましょう。あ、そうだ!魔導銃のチュートリアルをける前に、魔の基本講座をけに來て下さい。では、お疲れ様でした』

何か、最後の最後で言うのもあれだけど、最初に比べてかなり砕けた口調になってたな。

おまけにアドバイスまできっちりしてくれるサービス付きだし。

ていうか、魔の基本講座なんてあったのかよ!!事実上魔のチュートリアルじゃねぇか!ないと思ってたよ。

何はともあれ、片手剣のチュートリアルは無事に終わったんだ。今はそれで良しとしよう!

「次は、アドバイス通り魔の基本講座をけに行くか」

のチュートリアルはけない事にしよう。ていうか要らないだろ。あれ、そもそもあったっけ?

・・・あ、無いわ。自由にやれって事だな。

よし、著いた。

目の前には、短剣のチュートリアル場所がある。何故持ってないスキルのところにいるのかというと

「やっぱけられないみたいだな」

まあけられれば儲けものってぐらいのつもりだったから全然良いんだけど。

とりあえずまた報が増えた。使えるか使えないかと言われれば使わない報だけど。

さて、今度こそ基本講座けに行きますか!

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