《世界がゲーム仕様になりました》魔って・・・
基本講座をけに來ました。
場所が、図書館のようになっています。
「さっきまで、育館に居たよな・・・?」
そう、そうなのだ。基本講座をけるための場所に著いて、片手剣スキルの時と同じように端末に選択肢が現れたのでけるを選択したら、これだ。
そりゃ、混する。あまりにも急すぎて頭がついて行ってない。
なおも棒立ちしてたら例のごとく聲が・・・聞こえてこないな。聞こえると思ってたんだが。
どうしたものか・・・どうしたらいいか分からないんだが・・・。
いつまでも立ち盡くして居ても狀況は変わらないので奧に進んでみる。
本棚の間を抜けると開けた空間が広がっており、機や椅子が現れた。
その機にうつ伏せになり寢てる人が1人。
「・・・・・あ、あの・・・」
凄く恐る恐る聲を掛ける。
人見知りで若干人間不信ってるやつにこれはキツイわ!
「・・・んぇ?・・・はっ!どうかなさいましたか?」
いやいやいや、遅いから。取り繕っても遅いから。
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何いいじの雰囲気で微笑みながら問いかけてんですか?全っ然誤魔化せてないからね!?
「・・・片手剣のチュートリアルの時の人ですよね?魔の基本講座けに來たんですけど・・・」
全てを抑え込み、目的を伝えてみた。
「・・・あっ!さっきの!もう、遅いですよ?寢ちゃったじゃないですかー!」
「知るか!俺のせいじゃねぇだろ!」
我慢しきれずに突っ込んでしまった。
この際敬語もやめよう。もはや使う価値を見出せない。
「とにかく!何でもいいから早く基本講座始めてくれよ・・・」
「分かりました。では、始めさせていただきます」
「雰囲気が・・・」
「仕事モードです。気にしないで下さい。さて、魔についての知識はどの程度ありますか?」
「ヘルプで魔法の劣化版って書いてあったのを読んだ程度だけど?」
「はぁ、やはりそのようになっていますか・・・。では、そんな考えは今すぐ捨てて下さい。正しい魔法と魔の違いは・・・」
こんなじでついさっきとは比べにならないほど真面目に、そしてこれまでけて來たどんな授業よりも難しい容をどんな授業より分かりやすく教えてくれた。
正直舐めていた。どうせその辺にいる偉そうにしているバカな教師どもと一緒だと思っていた。
ちょっとしてる。
「・・・とまあこれが基本です。分からない所はありますか?それと、分かりにくかった所があれば教えて下さい」
「いや、無い。冗談抜きで本當にない。あんたすげぇな。分かりにくい所すら皆無だったよ」
「それは良かったです。どうですか?本気を出せばこんなもんです!凄いでしょ?わたし」
「それがなけりゃ素直に凄いって言ったんだけどな・・・」
「てことは凄いってことですよね?よし、それで十分!」
どうやらこの人は頭の中がお花畑なご様子だ。ただまあそのおでなのか分からないが、この人とは気軽に話せる。
さて、改めて復習しよう。
まず、魔法と魔の違いは、劣化版がどうのなんてものじゃなく、魔法は容易に使用できるが応用が利かない決まりきった事しか出來ない。それに比べ、魔は使用は難しく、コツや知識が必要だが、応用が利き、理解さえできれば魔法より便利で使い勝手がいい。ただし、魔法に比べ魔は出力、威力や効果が劣る。これが劣化版と呼ばれる所以なんだそうだ。
魔を使うにはいくつか方法があり、呪文や起式を使う方法。ルーン文字と呼ばれる文字を使って使う方法。魔陣、或いは魔法陣と呼ばれる陣を使って魔を使う方法。この陣はルーン文字や魔言語と呼ばれる文字を使って描いていかなければならないそうだ。魔を使う方法はこの3つ以外にもあるらしいが主流はこの3つなんだそうだ。
ちなみに、呪文や起式は魔導書に登録した陣を呼び出すためのキッカケのようなもの、とのことだ。
要するに、すぐに使いたければルーン文字を使うルーン魔を使うのが手っ取り早いらしい。
ただ、起速度が他の2つに比べて遅いのであまり実戦向きではない。
陣にも欠點があり、紙などに陣を書いて魔を使う。使い捨てで。
魔導書に登録していれば使い捨てではなくなり、何度でも使用可能だ。その分、登録した魔に応用を利かせようと思ったら描き直して違う魔として登録するしかない。魔に慣れてくれば、改変前の超基本的な陣から応用を加えて発出來るようになるんだそうだ。
まとめよう。がない場合はルーン魔。陣が書けるなら使い捨ての陣を使う魔。魔導書があるなら登録して使う。慣れれば基本的な陣のみ登録して使う時に応用を利かせる。こんなじか。
となると、當面の目標はルーン魔を使えるようになるのと同時進行で陣を組んでいく、だな。
魔導書は貴重なので貰えるようなものではないそうだ。しければ自分で探して手にれるしかない。
「よし、ルーン文字の一覧とかってある?できれば魔言語もいくつか。教科書みたいなのでも良いんだけど・・・」
「ありますよー。ルーン文字の一覧表と、魔言語の本、それと魔に関することが々書いてある本」
ちらっと覗いたが、教科書なんて易しいものじゃなかった。分かりやすく、かつ詳しく書いてある。実用書やプログラミング言語の教本のようなものだった。
これは、非常に助かるな。
「ありがとう。それじゃ、俺は帰るよ。えーっと」
「シロナです。改めてよろしくお願いします」
「シロナさんね。よろしく。じゃあまた」
「はい!また」
図書館のような空間から出るための出口、つまりってきた所へ向かいながら
「魔って・・・最高じゃん!面白くなってきた」
思わず呟きながら図書館を後にした。
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