《世界がゲーム仕様になりました》サクサク行こう
ヘルプさんのあまりにも適當な説明を見た俺と雅人が頭を抱えていたら、2人がリビングに戻ってきた。
「ちょっと、どうしたの?」
「「いや、何でもない」」
「「ほんと?」」
全力で頷いた。
「ていうか、もう良いのか?」
「うん。何か足りないものあればまた來れば良いかなって」
「今度來た時にここが無事か分かんないぞ?」
「大事なは持ったから」
「加耶が良いなら良いんじゃないか?」
「そんな軽く・・・」
「いやまあ、あくまでも俺の意見だけどさ」
「私は良いの!ほら、次はあんたの家でしょ。行くよ!」
とまあ早く済むのは良い事なのに結局グダグダしながら加耶の家を後にした。
ここから雅人の家まではほとんど距離がない。
ざっと1キロほどだ。今のモンスターのない狀況なら15分あれば辿り著ける。
歩きながら俺の脳は『憤怒』のスキルのことでいっぱいだった。
獲得したものは仕方ない。けどどんなデメリットがあるか分からないから使わないのが理想だ。
そのためには雅人を怒らせなければ良いのだが、意外と怒りっぽい雅人を怒らせないのは骨が折れる。てか無理だ。
そもそも発する怒りってどんな怒りだ?
などなど、堂々巡りで答えが出ない。
おかげで段々イライラしてきて小さく、それでいて苛立たしげにため息を1つ。
その後また堂々巡りの思考の海へ。
そのループが2回目にろうとした時
「大丈夫?」
目の前20センチほどの距離に白亜の顔が。
思わずフリーズして立ち止まる。
幸いそのおかげでし距離が離れたので再起までは1秒ほどだった。
再び歩き始め、白亜の隣に並んでから返事をする。揺しながら。
「だ、大丈夫。ちょっと考え事してただけだから」
「でも怖い顔してたよ?」
「え、マジで?そんなつもり無かったんだけど」
「・・・何考えてたの?」
「考えてもしょうがない事」
「その割には真剣だったね」
「・・・まあ、ちょっとな」
「容、聞いてもいい?」
「あー俺の事じゃないから、話していいか判斷つかないかな」
「そっか」
「悪い」
「ううん、良いよ」
結論は出ない。けどやっぱり、何があっても全員守るという決意と、嫌な予だけは変わらなかった。
雅人の家に著くと、辺りはもう暗くなっていた。
やっぱり、今日はここで一夜を過ごすことになるか。
「今日はここに泊まろうと思う。大丈夫か?」
「おうよ。ただ、布団ないぞ?」
「じゃあ俺は父さんの・・・・家で寢るから」
「・・・それなら大丈夫だ」
「じゃあそれで。大丈夫そうな食材あったら晩飯もそれで済まそう」
何か言いたそうにしてる白亜は見えていたが、今は聞かれたく無かったからそそくさと雅人の家にった。
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