《世界がゲーム仕様になりました》質問と調べ
約一時間ちょいぶりの育館にやって參りました。
った途端に南雲と上月はフリーズしたので復帰待ちです。
さて、待ってる間にちょいと確認したい事が。
・・・あ、やっぱりか。
スキルを確認したら魔力作が増えていた。
戦闘以外でもずっと擬似強化を維持してた甲斐があったかな?
まあそれ以外にも索敵に応用出來ないかと思って広げたりして遊んでたんだけどな。
しかし遊びの果もあったのか、アクティブスキル欄に索敵も追加されていた。
さらに予想外なのは短剣スキルが増えていた事だ。
スキルが追加される條件とかが分かれば良いんだけど・・・。
「考え事?」
「え、ああ、まあ」
「・・・変な事考えてないよね?」
「ない。スキルがいくつか増えてたから、スキルについてちょっとな」
「何が増えてたの?」
端末を見せながらさっき考えてた事も話した。
だいたい話し終えた頃に南雲が復帰したので、今度はそっちに育館がどうなってるか話す。
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途中から上月も復帰したので上月にも分かるように説明した。
「どんなじかいまいち想像出來ないな」
「だろうな。百聞は一見にしかずだ。付いてきてくれ」
て訳で新しく増えた短剣スキルのチュートリアルをけに來ました。
チュートリアルをけている人が何人かいるみたいだが、気にしない。
端末が震えたので適當に空いてる場所に移してからける。
片手剣スキルの時みたいに目の前を短剣が通り過ぎた。
それを見て南雲と上月は聲にならない悲鳴を上げ、白亜は苦蟲を噛み潰したような顔をしていた。
地面に刺さった短剣を拾ってとりあえず順手で持つ。
『お久です!新しいスキルですか?そうですよね!?ところで後ろの方たちはお仲間ですか?』
ちらっと後ろを見るとシロナさんの聲は聞こえていないみたいだった。
「仲間だよ。シロナさんの聲も聞こえるようにしてくれないか?」
『ふむふむ、了解です!・・・はい、聞こえますか?』
「「え!?」」「わっ」
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大げさな反応は初見の2人から、ちょっと驚いただけの反応は白亜から。
『黒鉄さんの要求にお応えして、皆様にも私の聲が屆くようにしました。見たところチュートリアルをけていない方がいらっしゃる様子ですので、どんなじなのか見ていて下さい。それでは、短剣スキルのチュートリアルを始めます』
ちなみに『了解です!』の後からシロナさんは仕事モードにっている。
片手剣の時と同じように的が現れたので、シロナさんの指示に従って的を斬る。
順手で持っていたのを逆手に変えてもう一度。次にアーツ。
アーツも順手と逆手両方でやった。
短剣の初期アーツの名前は〈スナップ〉か。片手剣裝備してる時に混同しないようにしないとな。
最後も変わらずゴブリンとの戦闘。
『黒鉄さんはもう外に出てるみたいなので、ゴブリンの強さは外と同じです。厳しいと判斷された場合は他の武を使用しても構いません。それでは、始め』
「おいマジか」
うん、片手剣のチュートリアルの時より強い。
それでも攻撃は余裕で躱せる辺り、昨日の熊との戦闘経験が生きてるのだろう。
ただ間合いが摑みづらい。片手剣に比べるとどうしても攻撃範囲が狹くなるから當てづらい。
これは順手で構えてたら覚が狂いそうだな。
逆手に持ち替えた途端、徐々に攻撃が當たり始めた。
ただこれはこれで覚が狂いそうだ。
かなり弱ってきたのを確認してから持ち手を左手に持ち替えた。もちろん握りは逆手だ。
利き手じゃないのとさっきまでとの違いで攻撃の時にぎこちなくなってしまうが、1番しっくりくる。
段々慣れてきた頃にアーツを使って手早くトドメを刺した。
手元が安定しなくて脳みそが飛び散るように殺したのでかなりグロい景になった。
「あ〜、やっちまった」
「もう、黒鉄君!」
「ごめん。慣れない左手でやったから手元が・・・」
流石に白亜は吐いて無かったが、南雲と上月は吐いていた。
仕事モードのシロナさんは流石である。ちゃんとバケツが用意されている。
ただ何が辛いかというと、他のチュートリアルをけている奴らも俺が殺したゴブリンを見て吐いているという事だ。
そいつらにもバケツが用意されているが、四方八方から吐く聲が聞こえてくるのは気分が悪い。
周りを含めた全員から吐き気が消えたのを見計らってシロナさんが喋り出した。
『これでチュートリアルは終了です。お疲れ様でした』
「ねぇ、こいつに魔の基本講座してあげてくれないか?」
『ふぇ?・・・あ、ええ。分かりました。では黒鉄さん、案してあげて下さい。それではお待ちしてますね』
ごめん。本當にごめん。素に戻ってるとは思わなくて。
一瞬だけ素のシロナさんが垣間見えたが、無かったことにしておく。
「さて、それじゃあ俺と白亜はシロナさんのとこに行くから、お前らはそれぞれチュートリアルやって來いな。終わったら自由行って事で晩飯の時にまた合流しようか」
「お、おう。分かった。じゃあな」
「結。襲われないようにね」
「襲わねぇよ!」
「あはは。じゃあね」
ったく、人聞きの悪いこと言いやがって。
まあいいや。今それは置いといて、とりあえず白亜と一緒に図書館のり口まで行くか。
「白亜、行こう」
「ねぇ黒鉄君」
「・・・なんだ?」
気のせいかな?ちょっと不機嫌な気がする。
何というかむくれてると言うか、拗ねてると言うか・・・。
また俺なんかしたか?
「さっきの、シロナって人とはどういう関係?」
「どうもこうも、ただのチュートリアルの擔當だよ」
「その割には仲良いよね」
「そうか?まあ確かに々あったけど、普通だろ」
「ふーん、普通か。普通なんだ」
どっちだ?怒ってるのか?安心したのか?
てか安心って何だよ!安心する要素がどこにあった!?
ほんと、何でなんだよ・・・。
「直接會ったの?」
「ああ、會ったよ」
「・・・・・どうだった?」
どうって何が?何を指してるんだ?シロナさんの見た目?教え方?
分からん。
「見た目は綺麗な人だった。んで、教え方がめちゃくちゃ上手い。でもアホだ」
「綺麗だったんだ・・・。ん?アホ?」
「そう。アホ」
「どういうこと?」
「実はな・・・まあ見たほうが早いかな」
ちょうどり口に著いたので口で説明する暇がなくなった。
その代わり実際に見ることができる所まで來たから、見て理解してもらおう。
さっきはれなかったが、今度は白亜を連れていることが影響してるのか、簡単にることができた。
中にると、相変わらず本棚で視界が狹まっているところに放り出された。
後ろから白亜が付いてきてるのを確認してからシロナさんがいるであろう機まで行く。
すると予想通り寢ていた。
「・・・え?」
「大丈夫だ。初めて來た時も寢てた」
「えぇ〜」
シロナさんに近づき、額に思いっきりデコピンをしてやる。
ビシッ
「〜〜〜っいった〜!!もう!何するの!?」
「寢てんじゃねーよ」
「普通に起こしてよ〜」
「ムカついたから無理」
「理不盡!」
「はいはい。ほら、仕事モードは?」
「へ?・・・はっ!失禮しました。貴の名前は?」
「えぇ〜。もう手遅れだと思うんだけど・・・」
「な、名前は?」
「白亜 結です」
「白亜さん、ですね。容姿ととても合っている名前ですね。まぁ、私の方が可いですけど」ドヤァ
あー、腹立つなー。
「自惚れんな。白亜のが可いっての。相変わらず頭の中お花畑なんだな」
「あ、今1番言ってはいけないことを2つも言いましたね!?」
「知るか。仕事しろ」
「くっ!」
「あの、魔について教えて貰えませんか?黒鉄君、教え方は上手いって言ってたので」
余計なことを言うな。話が進まないだろ。
「ほほぅ、黒鉄さんがそんな事を。へー」
「はぁ、シロナさん。スキルの発現ってのはどうやれば良いんだ?」
無理矢理話を進めることにした。
このままダラダラやっていてはいつまでたっても本題に辿り著けない気がしてきたしな。
「・・・武を使うようなスキルであればその武を使う。魔や魔法は自然と発現するか、勉強することで発現します」
「ここにある本を読めば発現するか?」
「理解度と適正に応じて発現するはずです」
「ここに來る方法は?」
「し待って下さい。・・・はい。お二人にここに出りする許可を與えておきました。端末が出りするための鍵になります」
やっぱりちゃんと仕事モードになったら流石だな。
質問にはタイムラグほとんど無しで答えてくれるし、仕事も早い。
「ありがとう。白亜のことよろしく。俺はここ見て回るから。じゃあ、頑張れよ」
「あ、うん。黒鉄君は無理しないようにね」
ぐっ!痛いところを。
「分かってる」
何だかんだ信用しているシロナさんに白亜を預けて、俺は目ぼしいものが無いか本棚を片っ端から見て回る事にした。
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