《転生して邪神になったのでとりま世界滅ぼします》32話 初めてのクエストその六
「マヤ...僕達もう別れないか?」
「え...ねぇ、どうゆうことよ!?ねぇ!!クルト!」
「僕と一緒にいると君は一生苦しむことになる...僕は君を救えないし、幸せにできない...」
彼はポロポロ涙を流している
「なんで...ねぇなんで!?私はクルトが一緒にいるからお父さん達に初めて反抗したし逃げたりした!!不眠癥なのは仕方ない、そりゃ辛いよ、眠くて毎日毎日死にそうだよ!でもクルトがいるから私は幸せだったんだよ?」
「だ、だけど...」
モノでよくあるパターンだろうか、全く馬鹿すぎてまともに目が當てられない...というか馬鹿が目の前で自滅しているのが正直糞悪くてしょうがないというのがの想だ。しかしまぁ依頼主の悩みが何となく分かったような気がする、恐らく彼の親がこの彼との際を認めず駆け落ちしてきたのだがこれからのことが心配だということなのだろう。いやせっかく駆け落ちしたんだからそんなのは綺麗さっぱり忘れようよ...と思ったが、その前にわざわざここまできて糞悪い話展開を見せつけられるのは癪に障る。この狀況を打破すべく彼は冷靜な眼差しを送り、そして一時的に同時並行で考えていることをストップして真剣モードで話し始める。
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「第三者から言わせてもらうと無駄にもののシリアス展開なじになってますが実際のところただの馬鹿ですよね?」
「「えーと...その...」」
ストレートに痛いことを全く別の口調で話すに2人は何も言い返せない。
「そもそもクルトさんと言いましたっけ?あなたそもそも別れるんだったら駆け落ちする意味無いってのぐらい分かってて言ったんですか?」
「いや...その...マヤがもう持たないだろうかと」
「持たなくなる前に何とかしてもらおうとギルドに頼み込んだのでは?」
「えーとまぁそうなんだけど...俺知らなくて」
「そもそもこのタイプの不眠癥は悩みを綺麗さっぱり解決するしか方法はないんですよ、ゆえにあなたがそののことを気遣って別れたところで余計新たなショックが生まれて不眠癥が治らないどころか下手したら自殺しますよ?まぁそれが鬱の見せ所でもあり私個人がとても糞悪いお決まりの展開なんですが...」
「....すみません」
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綺麗な角度でまるで會社の部下が上司に謝罪するように年下のにお辭儀をする。
「次にマヤさんでしたよね?あなたクルトさんにギルドに頼んだこと言ってませんよね?」
「そ、それはまぁ...言い忘れていたけど...」
「はい、完全によくあるコミュニケーション不足ですね、そりゃ何もしなかったらそこの彼も大事な彼が困っているのに何も出來ないなんて許されないから自分から何でもいいからできることをしようと行するますよ...まぁその行がアホ過ぎたんですがね」
半分糞悪い展開を見せられた腹いせに毒舌に責め立てる。
「...すみません」
こちらもまた、丁寧なお辭儀を年下のに向ける。
「それと話から予想するにあなたの不眠癥の原因でもある悩みは親にこの関係を認められないからですよね?それなら解決方法は一つしかありません」
「そ、それは...そのまさか...」
彼は何となく嫌な予がしているが、その勘は消して間違っていない。
「多分そのまさかですけど、単純に親に話をつけに行けばいいじゃないですか?」
ポカーンと口を開けて呆然としている二人、それを冷靜ないや、冷ややかな眼差しでは見ている。し張が解けたのか彼が言葉を発する。
「無理無理無理!認めてくれるわけないじゃん...私の家貴族なんだよ?だってクルトくんイケメンだけどランクDの冒険者で給料低いし、それに上品とはとても言えないし...」
やめてー彼のライフはもうゼロよ〜とが言いたくなるほど青年は白目になって呆けていた。
「認められなくても話すだけでもかなり気が楽になりますよ、それに最悪の場合私が論破するので...」
「あははは...」
ちょっとした弾発言に空気はさらに重量を増す、彼がオドオドしていてまだ青年の方はメンタル的に回復時間が必要だ。しかしここでは話を一旦やめるということはしなかった。むしろさらに追い打ちをかける。
「それとも睡眠不足で常に悩ませれたいという特殊な癖をお持ちなのであれば仕方ありませんけど...」
「いえいえ!そんなことは斷じてありません!!」
顔を真っ赤にしながら彼はの言葉に返事をする。もしかしたらこのしSだったりするのかもしれないが置いておこう。
「実家まではどのくらいですか?」
「隣街なのでここから半日もあれば著くと思います」
「そうですかじゃあ明日の朝一番に出発しましょう」
「「ええっ!....明日ですか!?」」
「解決はなるべく早い方がいいでしょう?それに明日で私の期限が終わってしまいます」
「確かに...でもまだなにも準備してないんだが...」
「ですからこれから準備しましょう」
「「ですよねー」」
そして明日の話し合いに向けて準備を進めることになった。彼の方はお嬢様なことあって服に関しては申し分無い、問題は彼の方だ。服はとてもじゃないけど上品とは言い難い。そこで導き出される方法はただ一つ
「んじゃ買いに行きましょうか、この辺りで一番高級な服を売っているのはどこでしょうか?」
「えーと...二丁目にある洋服店が高級な服を沢山仕れてるみたいよ」
「それじゃあ今から行きますよ」
「「は、はい...」」
正直彼はにはほとんど期待していなかった。ギルドに頼んで二人ぐらい、どちらも醫療に詳しそうな方が彼の不眠癥を治そうとしたが結局三日以に治すことは出來なかった。詳しそうな大の大人が無理なことを自分より年下のが治せるわけがない。
だが、現時點で既に解決方法が見えている。悩みを聞かれたのは前の二人も聞いてきたからそれほど驚かなかったがまさか悩みを解決するという手段を用いるとは彼は思いつかなかった。いや、彼でなくとも思いつく人はあまりいないだろう。このことで頭を抱えるどころかむしろ自分達を冷ややかな眼差しで見つめ、遠回しに罵りまくっているは彼らにとって腹が立つどころか頼もしい存在だ。
噂の高級洋服店に行き、中にる。店員が服裝を見て貧乏人風が來るような店じゃないと言うような目付きでこちらを見ている。
「いや、その...今更なんですけど私が実家から取ってきた資金はもう底を盡きかけていて...こんな高い服買えるほどの財産がないんです」
「はぁ...しかたないですー今回だけ特別ー服代はー私が持ちますー」
すると二人とも目を丸くして呆気に取られている。無理もない依頼したのはこっちなのにお金を払ってもらうというのは前代未聞にかなり近い。それにモノがモノだ、こんな高価なものだったらこのクエストの報酬なんかよりもはるかに高い。
「お、お嬢ちゃん!?別になにもそこまでしなくてもいいんだよ?」
「とっとと服買いますよー」
は真っ直ぐカウンターに向かう。
「え、まっ、ちょっ待って...」
青年が呼び止める前には店員を呼ぶ、がなにか言葉を発して店員が目を丸くする。
「お客様、今なんと...おっしゃいましたか?」
「だーかーらーこの店で一番高い服を持ってきてくださいー」
店員もそうだがそれ以上にあのバカップル二人が一番フリーズ狀態に陥っている。
「お嬢ちゃん、冗談はよしなさい...うちの服はお嬢ちゃんのおこずかいじゃ買えないよ」
「いいからーもってきてくださいーしつこいですよ?」
しキレ気味に急かすと渋々店員が奧に行き、店長が飾ってある服よりはるかに豪華な赤くところどころに金が著いているいかにも高そうな服を持ってきた。
「買うっていうお嬢ちゃんは君かい?これはねぇ、王族や貴族の中でもトップクラスの貴族じゃないと買えない代だよ、お嬢ちゃんそんなの買えると思うかい?」
「だからーしつこいですー早く値段言ってくださいー」
そんな優しい忠告をスルーして買う気満々なを見てし店長は皺を寄せた。
「じゃあお嬢ちゃん黒金貨5枚でどうだ?」
テュフォンちゃんのクエストの時にも説明したが、この世界の商売は基本値段渉で値段が決まる。店長はは買うためには2つの手段しかないと思っている。
一つは絶対的な値段渉の強さ、だがいくら強くてもこの服は原価だけでも黒金貨3、4枚の価値はある。いくら渉があっても不可能だろう。
もう一つは払うふりをして竊盜するということ。この店長は引退はしたけれど元Aランクの冒険者だ。い一人に速さで遅れを取るほどヤワじゃない。
しかし、店長が予想は全く持って當たってはいなかった。はどこからともなく巾著袋を取り出し、そこから黒金貨を5枚取り出ししっかり置く。店員や店長はもちろんあの二人もこの場にいる以外の全員が呆気に取られていた。
「なーんだ、散々脅す割にそこまで大した額じゃないですかー」
「そ、そんな!?なんでこんないがこんな大金を...」
しまったという顔をして店長は固まっている。どうせ買えないだろうと思い、本來定価白黒金貨1枚ぐらいの代の服を黒金貨5枚で提示してしまったのだ。そのまま店長は地面に膝と手を著き呆然としていた。
服をけ取り店から出ると例のバカップルが土下座をしていた。
「本當にありがとうございます!!このお金は人生を通して必ずお返し致します!それがダメなら僕達はあなたの奴隷にでもなんでもなります!」
「いやなにもそこまでしなくても...」
「ここまでしないと気が済まないんです!」
「うーん...でもクエストけたのはGP狙いでお金は使い切れないほどあるしー」
現にかずとから貰った資金は大量にあって空からばらまけるほど財産に余裕はあった。
「それでもです!あんな高い服私の両親でも買いたくても手が屆かないでしょう、私たちを救って頂いたのです、もう私たちにとっては神様です!」
「まだそこまで謝されるのは早いですよー肝心の悩みが解決したわけじゃないわけだしー」
「ですね!何もかも解決したあとまたお禮をさせてください!!」
「分かったよーでもその前にーマヤさん、クルトさん、容院で髪のを整えてその後マヤさん、クルトさんの喋り方と食べ方や姿勢などを上品に矯正してください、無理言っているのは分かってますが時間がありません。貴族の相手を見定め方はだしなみ、喋り方、給料、食べ方、世間話、家柄などを基準にしているのはほぼ確実です。これがクリア出來ればほぼ勝ったも同然です。マヤさんももちろんですが、クルトさん...プレッシャーを與えることになりますがあなたに全て掛かっていますからね」
「うん...分かってる、マヤと一緒にいられるなら何だってやってやるつもりですよ師匠!」
「私もクルトと一緒にいられるならどんな辛いことでもやって避けますよ師匠!」
いつから私はこのバカップルの師匠になったのだろうかと思いいつつ早速準備に取り掛かる。
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いやぁ〜また長くなっちゃいました(´>∀
???「あはは...私の時は1話なのになんでベルちゃんだけ3話なのかなぁー?おかしいなぁ?╬ピギッ」
作者「・・・」
((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア
_(´ཫ`* _)⌒)_
読者(この作者どんだけ自分の作品のキャラに滅っされるんだよ...)
※追(2018/03/01 )
すみません本當にすみません...ちょっと今テスト前で...その...次赤點取ると...いろいろヤバいことになりそうなのでしばらく更新出來ませんm(_ _)m今週中にまた1話出せたら奇跡ぐらいでございます
皆さんご理解と協力お願いします_\○_
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俺、深海進(しんかいすすむ)はとある理由で死んでしまう。しかし目を開けたらそこは白い空間だった。 これは鈍感ではない進がチートなスキル、ステータスをもって無雙スローライフする物語。 なお、この作品は多少卑猥な描寫がある、、、、かも?あと作者は書くのが下手なのであしからず
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