《転生して邪神になったのでとりま世界滅ぼします》35話 エルフの都その一

私ことリアス・ベストリアナは今SAN値がとってもピンチです。何故かと言うとこの楽しい生活の中で不意に世界の終わりに匹敵する絶が現れたからです。

「我々は王國特別騎士団第六番隊である!リアス・ベストリアナ第一王様とそのご友人方に王城までご同行願う」

「えっ...は?...えぇーと?...んとー...その...」

この時私は何が起きたのか理解出來ませんでした。というか自然と現実逃避していました。數十人の剣を攜えた騎士達に私たちは囲まれ、気付いたら馬車の中に居ました。

「ちょっとどうしてくれるのよ!!」

「だから早めに帰っておけと...」

(あれ?私責められてる、なんで?どうして揺れてるの?)

私にはさっぱり分かりません、王國のお忍びの騎士たちに家出中の私が見つかって馬車に乗せられているなんてこと有り得ません。きっとこれからクエストに向かうんでしょう、きっとそうです。

「ちょっと何勝手に悟ってるのよ!あ・な・た・の・せ・い・で、リアム叔母さんにシバかれるのよ!?こんなの炎龍に襲われた時の方がよっぽどマシよ!!」

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皆さんは一なにを言っているんでしょう、私のお母さまがシバく?なんで?家出したから?でもバレてないはず...。あれでもなんで馬車の両側の降り口騎士がいるんだろう?もしかしてお母さまが送ってきた騎士に捕まった?あれれおっかしいなぁ、そう考えると全て繋がる...。

「あれぇーねぇ、ルナ〜もしかして私たちって捕まっちゃった?」

「もしかしなくても捕まってるわよ」

「ねぇ...冗談だよね?」

「冗談じゃなかったら?」

「「...」」

ルナとの間に重い空気が流れて私は段々の今の狀況が理解出來てきました。というか「やっと現実に戻ってきた」というのが正しいのですが...。きっと今の私はドンドン顔が青ざめていっているのでしょう、自分でもの気が引いてるのが分かります。(きっと王城に著いたらみんなでお母さまのお仕置きもう考えるのは辭めましょう。そうしましょう....)

「あれ?そいえばルナはなんでここにいるの?」

「ちょっと、それは酷くない!?」

目の前の親友は顔を膨らませているが、別の私はそういうつもりで言ったのではない

「じゃなくて、ルナは私たちを捕まえるのに協力したのになんで連行されてるのかってこと」

「それなんだよ!!本當にアイツら私のこと騙しやがって!騎士道の言葉が聞いて呆れるわ!」

どうやらルナが出掛けている最中にこの騎士団に出くわして、「もし言ってくれたらお主は罪に問わぬどころか賞金は弾むぞ」と言われ、いい様に利用されたという訳だそうだ。全く自分が言えたことじゃないが、親友の馬鹿さ加減でよくギルドの支部長をやってられるなとつくづく思う。

「そいえばかずとは?見當たらないけど...」

「それなんだけど....」

《...》

何も知らない私以外、怒りと不安が篭った深刻な表になり、元から重い空気が更に重くなり、私はかずとのになにかあったのかと心配した。

「え?なにどうしたの?...」

沈黙の末にダフネちゃんが代表でポケットから紙を出して私に渡す。

(えーと、なになに かずとめ...許さんぞ我!!)

私の手紙を読んだあと私の表は怒りと嫉妬に満ちていた。その容とは以下のものだ。

〘みんなヘ

この手紙を読んでる頃みんなは俺がいないことは既に気が付いているだろう、何故いないかと言うと、騎士達が來た時に気配遮斷スキルを使って隠れ、そのままやり過ごしたんだ。理由は何となく察してると思うが単純にリアスのお母さん達この國のお偉いさんとしかも、かなり重要な問題で関わるとめんどくさいというのが一番の理由でたった一つの理由だ。

一週間後に王城にお忍びで行くからその時に狀況を教えてくれると助かる、そして恨まないでくれ、仕方がなかったんだ...。それでは王都で會おう

                                 かずとより〙

「薄者には敗が必要だよね、あははは...楽しみだなぁ!あははは...グスン」

そこには母親からの生き地獄とも言えるお仕置きを忘れようと他の人に対してのお仕置きを考えていた結果、お仕置き繋がりで思い出してしまい涙する憐れなの姿があった。それは決して私ではないと信じたい...。

「こうなったらもう腹を括るしかないわ!みんな今のうちになんとかお仕置きが減るような言い訳を考えよう!!」

ということで始まった『第一回家出言い訳討論會』ですが、なかなかいい案が思い浮かびません。

「うーん...」

「まずはとりあえず今までなにをしていたか振り返ってみよう」

「まず、奴隷商人から助けて、そしてダンジョンに潛って、炎龍を討伐してそれだ!!」

そうです!これがありました!流石に1ヶ月近く家出しているとはいえ、伝説の屬龍を討伐したのですからむしろ差し引きしてもお釣りが出るぐらいです。

「いや、それは逆効果だと思うわよ」

ルナが私の心を読んだのか、直ぐに返答をしてきました。しかし、これだけの功績の何が問題なのでしょうか。

「倒した倒さなかった関係なしに、そもそも『國の王様がダンジョンに潛り、炎龍と対峙した』なんてお仕置き以前に大パニックよ」

そうでした。これが普通の冒険者ならまだしも國の王となると話は別だ。もちろん沢山の人から褒められるでしょうが、「王一人も管理出來ないのか」とお母さまが罵られてしまったら、私のお仕置きも倍に増えるどころじゃ済みません。さらに「それにどっちにしろ家出したことには変わらないんだよねぇ」というルナの追撃で私の考えた打開策は音を立てて崩れ去って行きました。

「でもさぁ、ルナは置いといて私たちはたまたま魔界でかずとがリアスのことを助けたあとに出會ったから、ぶっちゃけ『まさか家出してるなんて思っても居ませんでした』ってやれば済むと思うんだよ」

「....たしかにそうすればこの7人はお仕置きをけずに済むかもしれませんね」

「よし、そうしよう!」

「だねだね!」

「解決なのです!」

「「ちょっと待って!!」」

いつの間にかルナと私のことを見捨てて自分たちだけ助かろうとしてる悪魔達をなんとかストップさせようとする。ですがその言い訳が無くとも、この娘たちも一応、私の家出を黙認していて、本來お仕置きを免れないのだが、魔族のそれも幹部でただでさえ親を失ったばかりですからお母さまもそう安安とお仕置きは出來ないでしょう。(ちなみにここにいるメンバーは全員1回以上はお母さまの地獄の叩きの刑をけたことがあります)ですが、それとこれは別、私が助からなければ意味が無いのです。そしてぐだくだのまま『第一回家出言い訳討論會』は何の果もなく終わったのでした。

どうもお久しぶりですm(*_ _)m

毎度投稿が遅れて申し訳ございません。ええ今回の言い訳は、つい最近のアップデートでノベルバの仕様が大きく変わってしまって機能を理解したりバクを治したりするのにかなり時間がかかってしまったことです。作者視點から見たメリットは「複數の作品を同時に書きやすくなった」と「読者視點の文書でバクで変なフォントになったりしなくなった」というのが大きいですかね(?)デメリットは「間違えて書き途中に『新しいエピソードを追加』とやってしまった時にいちいち作品設定まで行かなければならない」というのが一番ムカつきましたね。

それと明後日中間試験なのでちょっとヤバかったりします(泣)

次の投稿は大二週間後ぐらいに出せればいいかなと思っておりますので楽しみにしていてください!!

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