《転生して邪神になったのでとりま世界滅ぼします》38話 エルフの國その四

エルフ界王都『アルブヘイム』

そこは異世界でも有數の超巨大都市。直徑約150kmの外側をなぞる様に高さ50メートルを超える壁が連なっている。壁には360度全方位に大砲があり、守備の萬全さをじさせる。

「久しぶりに見たけど相変わらず迫力があるわね」

「私は王城アルブヘイムとフェニラクスをしょっちゅう行き來しているからあんまりしないわね」

「私達は3年ぶりですね」

王都の南門前に虛ろな目をしながら覇気のない會話をわしている達9人とそれを馬車の上でロリコ...もとい青年が、馬車の上で擬態化しながら土下座しているという第三者視點から見ると実にシュールな景が映っている。現在時刻は午前8時。東西南北全ての門が開放される時間だ。長蛇の様な行商人らの列の橫を豪華な馬車が通り過ぎていく。國の重要人は実に楽をしているのだが、肝心の本人達は並んでいる人々の列に加わりたいとばかりに行列を凝視している。そして検問も何事もなく、颯爽とスルーされそのまま王都にる。ここで土下座していた年────かずとは街の賑やかさに土下座勢から胡座勢になり、エルフの國の王都こと『アルブヘイム』の景を脳裏に焼き付ける。まず目にるのは多くの人々、朝日が金髪に反して実に眩しい実に眩しい雰囲気もとい眩しさを醸し出していた。そして何より迫力を出しているのはここからでも見える、シルエットなら山と見間違えてもおかしくないぐらい大きな城だ。壁の何から何までが純白で、三角の屋は全て黃金に輝き、それが本能的に否応なく純金だと認識させる。かずとはこの世界に來てからまだ、大都市というものに行ったことがない(フェ二ラクスは一般的には中都市とされている)ので周りの賑やかさに前世の東京を思い出す。東京の23區程の人口度は無くともかなりの數の人々が朝からバーゲンに並ぶおばちゃん軍団の様にんな店に殺到している。以前にリアスから「王都に出てる店は一部を除いてほとんどの店が一級品を扱っている」というのだが、きっと住宅街の人々が休日に原宿や六本木などに行く覚なのだろう。見る人一人ひとりが嬉々とした表はアクセサリーや服、男は武や靴などをそれぞれ買い漁っている景は無に懐かしくなる。しかし、そんな様子は知った事かと言わんばかりの雰囲気が馬車の中で漂っていた。無理もないだろう。これから彼らは地獄のお仕置きをけるのだから...

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らにとって王都の賑やかさは、まるで公開処刑される時に臺に連行されて行く時の民衆のざわめきと似たようにけ取る。そして一人ひとり(特にリアスは)絶して、そしてしばらくして現実逃避し始めるのだった。

「あはは、さすが王都賑やかだねぇ~」

「本當ですね、買いしたいですね...生きてたらボソッ」

(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい....)

「お嬢様方もうすぐ城に著きますのでそろそろお降りの際、お忘れないよう準備をお願いします」

『はい....』

(というかどんだけ怖いんだよ。リアスなんかマジで放心狀態だし、ルナはもう泣いてるし)

◆❖◇◇❖◆

あの後、城に著いて、すぐにリアス達が連こ────案されて行った。無論俺も何事も無かったかのようにリアスと騎士達の後ろをついているのだが、狀況がよく伝わってなかった家臣やメイドが押しかけるハプニングがあったり、張でリアスのおらしハプニングという貴重なシーンがあったりしたが、どれも騎士達の完璧な対応で危なげなく、呆気なく片付いたのだった。いくら神も恐れるチート能力を持っていたとしてとこういうスキルのは自分で學ばなければならないので要參考だ。(そんな一朝一夕でに付く技ではないのでなんとも言えないが)

ついに王妃の部屋に著いたようだ。

(あれ?普通王妃より先に王様に報告するんじゃ...)

しかし、魔王の妹であり、ここまでリアス達が恐るのだからきっと王様もに敷かれているのだろう。そして大きな音と共に扉が開かれる。

「どうぞおりください」

中にるとそこにはリアスの姉と言われてもおかしくない若いが座っていて、その脇に気を付けをしながら小刻みに震えている世話係が居た。

(というか世話係にも怖がられているんかい)

「まぁ、ダフネちゃん達じゃないの!とても大変な狀況だったけど何とか生き延びて來られたのね。今日は祝賀會をしなければなりませんね」

「は、はい。命からがら生き延びることが出來ました」

(あれ?この人そこまで怖くないんじゃないか?)

そう思っていた時期が俺にもあった。ダフネちゃん達と一通り話をして、一喜一憂したりした後にリアスとルナの方に顔を向けた。笑顔はそのまま。しかし、目が笑っていない。とても殺意とドSな目をしているのが分かってしまう。

「さて、リアス。ここ二週間ぐらい見當たら無かったのだけれとどうしたのかしら?」

「...」

「ねぇ、ルナちゃんうちの騎士からの報告によると貴方がリアスのお友達としていろいろ協力くれたみたいだね。時にルナちゃん、友達と助け合うのはとても友的に良いと思うだけど、友達が間違っていたらそれを正すのも友だと思わない?」

「あははは...」

「二人ともうつ伏せになり、おを突き出しなさい」

「「.....はい」」

王妃におを向けるような形でうつ伏せになり、上半は床にベッタリ著き、膝を立てておを高く突き上げる。そしてスカートを託しあげるよう命じられ、さらにパンツも下ろさせられる。(男のかずとが生理現象に負けたのは言うまでもない)

いつの間に取り出したのか、右手には戦闘用の鞭が握られており、バチンっという音を立てて床を叩き「ひいっ」と二人はたまらず尿を出してしまう。そんな様子を知った事かと二人のおに容赦なく鞭を振り下ろす。

バチィイインという床よりヤバい音が響き悲鳴が聞こえる。

「っひいいいいぃああああああ!!」

「いだいいいいいぃいいぃぃ!!」

一発一発が風魔法のウインドカッターが掠ったかのように二人のおを傷を付けていく。鞭を振るう姿はまさに鬼。いくら許しを乞いたとしてもその手は止まらず。余りの激痛におが下がれば、そのまま背中を叩き、カウントをしないというえげつなさは拷問と言っても差し支えないレベルだ。そのうち皮が破れ、が飛び散りそれでも尚お仕置きは続き、二人の意識が5回飛ぶまで続いた。お仕置きの際に王妃様が笑っていたのは決して気のせいではないだろう。

その後部屋に案されたリアス達の元に突然現れた俺は『100回何でも言う事をきく刑』に処されるのだった。

二週間ぶりです。遅くなってすみません。おそらく次も二週間後です。テストです。ヤベぇです。申し訳ないです(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ

し設定変更をしました。ギルドのランクと通貨なんですが、「分かりずらい」と指摘をけて改めて考えたのですが、どちらも「こんな要らなくね?」という結論に達したのでコンパクトにしました。

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