《異世界転移〜チートすぎました!〜》第7話(過去編2)

「.........八雲  禪くん!至急職員室に來てください!」

はあ?なんだよ先生意味わからん

____めんどくせえ

___________

「しつれ〜いしま〜す」

「來たね!早くこっちへ」

あ?教頭?なんだよそんなに相かいて......

「校長先生、八雲くんをお連れしました」

「“八雲くんだけ”れ」

あ?おれだけ?ていうかこの聲...どっかで......?

「失禮します」

「やあ、よく來たね......そして久しぶり【八雲流古武道】長男禪くん」 

「やはりあなたでしたか【桜葉流剣】現當主 桜葉  青龍 (さくらば  せいりゅう)殿 」

桜葉  青龍.........

この方は江戸時代から続く剣家、【桜葉流剣】の師範代であり當主だ

「それで私に何かようですか?」

「まあ......うん......とっても言いにくい。そしてとても悲しく重要な話しだ」

そこで禪は察した。青龍の顔がとても悲しくそれでありとても真面目な顔だったことに...

「.........それで何かあったんですか?」

「君には......よ......く聞いてしい......っ、ごめんね」

何故か言葉に詰まる青龍......

そして禪は気づいてしまった......あの桜葉現當主、威厳があり武會では有名で聡明なあの方の頬に1粒の雫が流れたことを.........

そうそれが良くないことだということも含めたものだと理解をしていた

「はい。分かりました......多分良くないことなんでしょう......それが何であってもけ止めます」

「君のお父さんとお母さんが......」

「親父と母さんがどうかしたのですか?......」

「.........

                    

               

                                                                      殺された.........」

禪はそれを理解するまで數秒もかからなかった

「親父と母さんが殺され............た?いや、有り得ない絶対にそんなことは有り得ない!あってたまるか!どうせこんなのドッキリなんですよね?俺が今日が誕生日だと知ってのドッキリみたいなものなんですよね!

答えろよ!」

「...落ち著くんだ......」

「これが落ち著いてられるか!母さんと親父が殺されるなんて噓信じるわけがないだろう!曲がりなりにも親父は【八雲流古武道】の現當主で俺よりも強くて、母さんなんかは今は無くなってしまったとはいえ神と呼ばれていた人なんだぞ!そんな人達がそう易々と殺されるはずがない!八雲流の古武道は過去にたった1度しか負けたことがない!その現最強が殺されるなんて......殺されるなんて......あるはずが無い!噓も大概にしていただきたい!」

「落ち......つけ」

「それなのにあなたは俺を混させてどうしたい!俺の家を潰したいのか!それとも...『落ち著けと言っているのが聞こえないのか!“八雲  禪“!!!!!!!!!!お前はそんなにやわな奴ではないだろう!誰がお前を育てた誰がお前を産んだ!誰がお前をした!どれだけの者がお前を大事にしてきたと思っている!それを......それをお前は......現実から......逃げてんじゃねえ!』......っ!」

そこで禪は目にした......今にも潰れそうなくらいぐしゃぐしゃな顔ととどまることの無い涙を流している青龍を

桜葉  青龍と八雲  翡翠 は友人であった............

出會いは高校2年生、お互い武系の家として生まれた者同士意気投合して今世代まで競い合って來た......

つまりは青龍にとって翡翠は友であり仲間であり似た者同士であり............ライバルだったのだ。その唯一無二のライバルが死んだと聞いた......いても立ってもいられないだろう悲しいのは普通だろう。それを我慢してまで八雲に伝えたそして八雲は壊れかけた......これが怒ってなどいられるか......否斷じてない!

その時青龍と禪は同じことを考えていた

“悲しいのは自分だけではない” ...............と

____________________

次回に続きます

急展開ですね.........自分で書いてるはずなのですがしてしまって書いてる間何故か涙が止まりませんでした

それでは次回お會いしましょう

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