《Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜》諦めが悪いのはお好きですか?
「ん、何かがこっちに近づいてきているわね。ご主人、気をつけて」
「わかった」
廊下を進み続けることかれこれ1時間ほどで、やっと前回討伐時にヤン兄たちが登ったという階段部屋へと到著した。
薄暗くジメジメしたその階段は、魔族はほとんど使うことがないはずなのに通行した跡があり、やはりこの城の魔族はこの通路を使うことがあるのだということを認識する。
「うわ、相変わらず趣味悪いわね、こいつの城は」
「暴帝様、そのへんは突っ込まない方がのためかと思われます」
「いや、あんな雑魚にませる私じゃないから」
シルティスよ、油斷は命取りなのですよ? 完璧に攻略してきたルートでも、最後の一手を間違えればすべてチャラになるのだから。ましてやこの世界はセーブポイントなどないのだから慎重に行してほしい。
「……こんなに階段が長かった覚えはないんだけどなぁ」
「ああ。前は3階分くらい登っただけだったからな……今回は廊下も階段もやたらと長い」
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「それでも外観は変わってなかったんだろう? だったら使ってなかった部屋を通路にして侵されにくくした、とかそんなじだろ」
コウジとヤン兄が不安そうにしている。おいおいおい、こんなところでいつまでも止まってるとタイムアップでゲームオーバーだぜ? とにかく2人にはなるべく楽観主義で居てもらいたいのだが。
「うーん、それだと道がずっと狹いのが気になるんだよね」
「この細さだと、なにか罠が仕掛けられてても避けられないかもしれねぇからな」
無駄に気をってるよ。ヤン兄がこんなに真面目なのって見たことないかも? いやあるか? ……どうでもいいか。
前回経験者たちが不安の意を唱える中、俺たちはゆっくりと階段を上っていくのだった。
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『ふふふ、そうだ。早くこちらに來い、我がよ!』
城の最上階、玉座の間に戻ってきたバルトラは、悠長に椅子に腰掛けてエイジたちが登ってくるのをただひたすらに待っていた。
『……前に攻められた時よりも進行が遅いな。人が足りていないようだったし、仕方ないと許してやるか』
今自分が攻められていると言いつつも、実際は全くもってそんな意識など持っておらず、幽のままグラス片手に一杯やり始める。魔族の作る特殊な発酵酒特有の、鼻の奧に突き刺さるようなきつい匂いが部屋の中に充満する。
クシャナはこの匂いが得意ではないのでこの場を去ろうとしたが、バルトラに酌を命じられたため致し方なく、不本意ながら酒の匂いを間近で嗅ぐハメになってしまった。
酒の何がいいのかはまったくもって理解できないが、飲んでいる當の本人が喜んでいるので人によっては味いものなのだろう。
特に祝うべき何かがある訳ではなくむしろボコボコにやられた後なのだが、バルトラは頭の中の重要な部分がが1つか2つほど抜け落ちてている上に、酒に溺れた中毒者なので最早どうしようもない。
バルトラは飲み方こそ綺麗なものの、一日に消費する量が尋常ではない為に城の地下には大規模な酒の貯蔵庫があった。
しかし、先の戦爭でそれの大部分が勇者に破壊され帰らぬとなった酒たちを嘆いてか、人間の作った酒を一切飲まなくなったので従者たちが本來の職務を離れて作り続けたのがこの発酵種というわけだが、その間訓練を行えなかった幹部達は実力が大きく下がり、も弱になっていった。
「ミネルヴァ様……」
バルトラを見限ってどこかへと消えた元魔王側近に、帰ってきてくださいと帰還を嘆願するように心で念じたが、そんなものが屆くはずもなく。
近づいてくる圧倒的気配を持つ人間にもなんとなく、念を送ってみる。この世界の魔族はテレパシーなんてものは使えないが、その場のノリだし、そもそもクシャナは屆いてくれとも思っていなかった。
『ああ勇者様よ、どうか強な我が主を葬ってください』
クシャナは決して口にはできない本音を心の中でだけ発し、ブラックな環境の魔王城での仕事を辭めて人に化けて喫茶店でも開いて平和に暮らす妄想をする。
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