「グガァァァ！」

淺川祐は目の前にいる俺の5倍くらいある熊を見ていた。耳障りなび聲に苛つきがます。

剣を取りだし、スキル「眼」を使う。

「悪いね殺すよ。」

瞳はフロスティブルーになり、彼を睨む。

「グオォォォォ……」

大きいび聲もしずつ小さくなる。聲が小さくなるにつれて熊は凍ってゆく。完全に聲が聞こえなくなる頃には、全が氷漬けになっていた。

ザクッ

「ふう、やっぱ凍らせたら斬りづらいな。」

そう呟き彼はスキルを解く。

やがて熊の素材を剝ぎ取った彼は、下の階層へ行くため現れた階段を降りていく。

そう、ここはあるダンジョンの64階層。

既に人間が行けた最高記録は超えていた。