「ふう、ここがギルドか。」

俺達はプルムの案でギルドに來ていた。とはいえ、プルムはることができない。一國の王が來ては大騒ぎになるからな。今は俺とルクスでここにいる。

木でできた、西部劇によく出てくるバーの扉のような扉を開けた。

中は案外綺麗だった。勝手に酒臭いんだろうなと思っていたがここの清掃員に謝らないとな。そして、俺は付のようなところへ行く。

「すみません。冒険者登録ってここですか？」

「はい。大丈夫です。ではステータスを。」

ステータスか。下手に見せたら大騒ぎになりそうだな。あまり騒ぎを起こすつもりはないし、能力使うか。瞳のをモスグレイに変える。能力は隠蔽。

発時、ある１つのことを隠蔽することができる能力だ。ステータスを平均的なものにする。また、発中れた人も同じことを隠蔽できる。

「はい、では二人ともFクラスからとなります。」

「ちょっと待ってくれ。そのクラスってなんだ？」

「クラスというのは冒険者の実力をクラス分けしたものです。クラスにより注可能なクエストが変わります。」

なるほど。まぁ元の世界のラノベで出てくるのと同じようなじか。それなら問題はない。

「ではこちらギルドカードになります。」

「これは？」

「冒険者としての分証明書となります。再発行は手間がかかりますので紛失にはご注意下さい。」

「了解。」

そして、俺は次に馬車の手配をしようと思うと。

「おい、そこの新り。」

やれやれ面倒なことになりそうだ。振り向くと大柄な男達のパーティーが立っていた。俺はぶっきらぼうに返す。

「何ですか？」

「をこっちに渡せ。」

あーはいはいお決まりですね。テンプレですね。男は鼻の下をばしている。まぁルクスは綺麗なだしこうなることも案外簡単に予想はつく。でも俺は護ってくれとルシファーに頼まれたし、そう簡単に渡すつもりもねぇ。

「あんたらにルクスを渡す？頭大丈夫か？」

馬鹿にするような素振りで煽ってやったら頭に管が浮き出てやがる。本當にこいつら単純馬鹿だったな。

「てめえら、いっちょここでこいつ締めようぜ。」

「やめなさい！ギルドでの私闘はじられて……」

「てめえには関係ねぇだろうが！」

すると、仲裁にきた付嬢を毆った。周りからは、無理だよ、あいつら終わったな、言うこと聞けばあんなことに、という聲が聞こえる。まぁでも同だ。……喧嘩する相手を間違えたな。

俺は瞳のをロイヤルパープルにする。荷から魔石を念力でり、ぶち當てる。すると、１人目が面白いように吹っ飛んだ。俺は呆然とした奴らにまたぶち當て吹っ飛ばす。

最後、俺達に聲をかけた奴には、額にぶち當てし気絶させてもらう。

その後數秒すると、水を得た魚のように驚き聲を出していたが俺達はそれを橫目に見て、ギルドから出た。