《異世界は現実だ!》屋見學して空飛ぶ靴なのだ!

第一章

第14話

この武屋はトミル王國の中で一番大きな武屋らしい。武が所狹しと並んでいて冒険者らしき人も何人かいる。

僕のお目當ては杖や魔導、魔導書などだ。やはり魔法使いぽくなりたいのだ。案の定、杖はあった。魔導と魔導書もケースの中に保管されていた。杖は比較的安い方(安いとはいっても銀貨百枚が最低ラインだが)だった。魔導書、魔導は高い。金貨がいるようだ。まあ今はそんな額持ってない。どっかにゲート張ってお金貯まったらまた來ればいいのだ。と思い店を出ようとした時ある商品が目に止まった。店の奧に埃をかぶってケースにれられている靴、多分魔導だ。お店の人を呼んできて話しを聞いた。

「これ売りなんですか?」

「ああ、そうだ。だがなこれは扱うのが難しいんだよ。作ったものがなかなか曲者でなー。扱える適合者がもう五十年以上見つからないんだ。」

「何の特が付いているんですか?」

「空を飛べるんだよ。この靴を履くと空を飛べる。」

「え?履くだけでですか?」

「いいや、そんな簡単なもんじゃない。まず魔力を持っていて魔法で生活魔法"フライ"が使えること。そしてこの靴に好まれること。その條件が合えば使える。フライの魔法は魔力をものすごく使ってしまう。それに魔力を使った割に飛行時間が短いし、スピードもそんなに出ない。だがこの靴が使えれば魔力は半分くらいで済み、飛行時間も四倍ぐらい長くなるし、飛ぶスピードも三倍ぐらい速くなるんだ。だからこの靴ができた時には試してみたいというマジックキャスターがたくさんいた。だが誰一人使えるものはいなかった。今ではいつ捨てられてもおかしくない、不良品だよ。」

「うーん。……この靴どのくらいで買えますか?」

「いや無料だよ。もう不良品扱いだしな。捨てるのも時間の問題だ。使えたら無料にしてやる。」

「試してみてもいいでしょうか?」

「いいよ。」

僕はその靴を試すことにした。覚でしかないがなんとなくこの靴が僕を呼んでいるのをじたからだ。

「じゃあ履いてみて、靴に魔力を流し込んで反応があれば功、なければ失敗だ。」

そうして僕は靴に魔力を流し込んだ。魔力が出て行く覚がする。そして

「「浮いた!!」」

僕の聲と店員の聲が重なった。店を出た通りで実験したので周りの人も驚いていた。そしてもうしだけ魔力を流すと飛べた。店員は驚きの表で全くかなかった。

「浮きましたよ!店員さん!これもらっていいですか?」

そしてしばらく飛んでいると店員は我に帰り

「ああ、いいとも。僕は奇跡を見た。その靴お前さんにあげるよ!偉大なる冒険者よ!!」

僕はそれを貰い、飛びながら店を後にした。

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