第ニ章

第30話、作法で火葬なのだ！

僕が次目覚めたのは二日後だった。僕はドアを開ける。みんな寢ていた。

「迷かけてすみません。」

僕は呟く。

外に出て涼む。コートを著ないとここはかなり寒い。し暗かったのでミニライトを発させる。プロフィールを開いてみる。特に変わったことはないが稱號がひとつ追加されていた。

頑張り屋さん  力アップ

なんだそりゃ、と思いながら僕はプロフィールを閉じる。寒くなってきたので中にる。そして布団にる。寢れず、起きていた。々な妄想をしながら皆さんが起きるのを待った。

「おはようございます！」

「……ああ！おはよう！もう大丈夫なのか？」

「はいもうバッチリです！」

「そうか。それなら良かった。飯食べようぜ！」

「はい！」

ご飯作りはセブンストさんとテンストさんの仕事らしい。掃除はスリストさんとナインストさん、食料調達はフォーストさんとシックストさん、トゥーストさんとファイブストさんはワンストさんの補佐、そしてシチホダに破かれてしまったコートを編み直してくれたのが裁係のエイストさん。ということで兄弟で仕事を分擔しているのだ。それぞれの得意分野なので仕事が早い。僕が介する余地などない。だから任せてしまっている。

「いただきます。」

「この間から気になっていたのだが、食べる前にそれをいうのはなんでなんだ？」

テンストさんが聞いてくる。

「僕の國での作法です。食べる前に＂いただきます＂をいうことによって食材に対してお禮をすることと食事に攜わってくれた人へ謝する意味が込められているんです。」

「なるほど。いい風習だな！我らも見習おうぞ！」

「そうだな！じゃあさっそく。」

「いただきます！！！！！！！！！！」

十人で一斉に言う。流石になんか日本の作法を褒められると嬉しい。日本人の心がまだ殘ってると言うことだろうか。

「食べ終わった後には＂ごちそうさま＂と言うんです。たくさんの人が関わってここにご飯が運ばれてきた。その謝を伝える言葉なんです」

「なるほどな。食べる前には"いただきます"、食べ終わったら"ごちそうさま"いい風習だ。俺たちの村に広めていこう！」

「そう言っていただけると嬉しいです。」

そんなことを言いながら朝食を済ませる。そのあとはシチホダのを見に行った。もう一週間経っているのにもかかわらずそのままの狀況だった。僕がぶった切った足はし離れたところに転がっており後は腹に大きなが開いていた。僕が見たのはやはり屬魔法中級魔法の＂ライトニング＂だろう。魔法書に載っていた。あのは屬魔法の使い手で剣も使える。相當な冒険者だと思われる。また會えるだろうか。

そんなことを考えながらシチホダをファイヤーで焼き火葬の意味を込め、その場を後にする。その後は村の人に謝されたり握手されたりで大変だった。